ワールドカップのことをもう少し書きます。
他のことも書きたかったけれど、もう酔っぱらってるし、フラフラだから、サッカーのことです。
この二日ばかり、ホットウィスキーを飲んでいます。体も寒くなって、帰ってきて、元気もなくなっているのに、ホットウィスキーをちびちび飲んでいたら、何となく元気になってきます。二日酔いもしないし、割とよく眠れるし、なかなかいい感じです。
でも、すぐに飽きてしまうかなあ。たぶん、そうかもしれません。
とにかく、サッカーでした。といっても、私は専門でもないし、ただのテレビで見ているだけのオッサンです。ワールドカップは、1990年の大会くらいしかみたことがなかったかもしれません。まだ三十年ほどしか見ていないから、何とも言えないけれど、今回の日本は、何だか戦い方ができていましたよ。これがブラジルやフランスと対戦して、どれだけの戦いができるか、それはわからないけれど、かなりいいところまできた感じがしました。
得点するスタイルが身についたというのか、得点する形はみつかった気がしました。相変らずパスは通らないし、まわりが見えていないし、体はまだまだ小さいしするのだけれど、そんなことは百も承知でした。
いろいろなハンデはある。でも、それ以上に応援するサポーターがいたり、現地スタッフもかなりいいところまで来たのではないかと思います。選手たちをみんなで支えてる形はできつつある。後は、自分たちが身につけたスタイルをどんどん発揮すればいいのだけれど、また選手たちはそれぞれの所属するチームに分かれ、自分たちのサッカーを探していくはずです。
今回は割と準備できたのではないか、チームとしてもしっかりまとまっていたのではないか、個々の力が弱いなんて、いつも言われることだけれど、それはそれなりにカバーできてきたと思います。
確かに、今回の試合でも、もっとどん欲にゴールを狙ったり、平気でクールに審判をごまかしたり、南米風、北欧風、フランス風、いろんなサッカーがあったのだと思われます。でも、アジアで予選を戦ったメンバーも、みんなそれぞれに結果も出せてたではないですか。
決勝トーナメントに進んだ韓国・オーストラリア・日本以外にも、サウジアラビア、イランなどもそれなりに戦っていました。いいようにやられていたわけではなかった。
あとは、それぞれのチームの持ち味をもって作り上げなくてはいけない。多少の平均身長の差とか、普段のリーグの違いとか、そういうのはあまり関係なくなる気がします。どれだけ自分たちのサッカーを作り上げられたか、ということです。
年がら年中同じチームで対外試合をしていると、代表メンバーがくたびれることでしょう。普段は、海外や国内のリーグそれぞれで自らを鍛え、チームの一員として動く。そして、代表チームに呼ばれたら、改めて自分たちの出せる技・持ち味を研究して、それを実際の場で試していき、熟成させていくしかないのだと思われます。
特別な方法はありません。無駄なことをしていてはいけない。今のサッカーは、全員で守り、全員で攻撃する。傑出した存在がいるチームも、いないチームも、いるメンバーの中で、どれだけ献身的でタフな動きができるかどうか、そういうことで動いて行くんでしょうか。
私は、今大会では、フランスがものすごく強いと思っています。個々の力と全体のバランスがいい感じです。それなのに、イングランドには負けるということだってあるんだから、ここからは胸突き八丁です。いや、日本のトーナメントも紙一重だったと思います。悲観することはないのかな、という気になっています。