甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

ヌートバーの胴上げ

2023年03月25日 10時09分46秒 | スポーツいろいろ
 これはサンスポからの借りものです。どうも、申し訳ありません。
画像はいろいろありましたが、これにさせてもらいました。

 3月22日・水曜日は、お休みだったのでずっと8時から12時半くらいまでテレビは見させてもらいました。途中、用事をすることもあったけれど、ほとんどかぶりつきで見ておりました。

 前日のメキシコ戦はずっと相手ペースで試合が行われていました。日本の両輪の佐々木郎希・山本由伸のふたりをつぎ込んでも、なかなか試合は勝てそうな展開にはなりませんでした。1点差までつめよって、9回裏はメキシコはとうとう抑えのピッチャーがいなくなったのか、決め手のない人が登板して、大谷くんの二塁打、吉田君の四球、村上選手の二塁打で3人で1人もアウトにならず逆転してしまいました。まるで魅入られたようにメキシコはやられてしまいました。そういう流れが生まれていました。

 昨日は、先手は取られたものの、すぐに同点になり(またも村上選手)、そこからは小刻みに得点して3-1でした。大物を倒すには、先手を取っているのが有利で、アメリカのメジャーリーガーたちも、いつかは逆転するぞと思いつつ、なかなかそのきっかけがつかめないでいた。

 8回表に満を持して登板のダルビッシュ選手が、相手の「絶対にホームランを打ってやる」というものすごい集中力にやられてソロホームランを打たれてしまう。でも、1点のリードで9回の大谷くんにつなげた。大谷くんはレフトのブルペンとベンチを何度か往復していました。大変そうだけど、彼としてもやらなきゃ、という気持ちがあったんでしょう。

 9回表、大谷くんは登板します。向こうのラストバッターが塁に出て、うるさいトップバッターは、併殺打! これであと1人というところになり、そこに同じチームの前後を打つ仲間のトラウト選手を迎える。これで打てれば大したものだし、抑えても大したもの、どっちにしても全力で立ち向かい、今回の大会の中心であった大谷くんは、三振を奪い、チームは優勝したんでした。



 まさに大谷くんのための大会でもあったようです。それだけではなくて、村上選手も、郎希くんも、しぶとく光ったジャイアンツの岡本選手も、みんなそれぞれに活躍したのだけれど、終わってみたら、「ショーヘイがあんなに頑張ってるのだから、負けても仕方がないよ」とアメリカの選手たちも納得の負けだったのかもしれない。その点メキシコの選手たちは容赦なかったから、危なかったと思います。

 しばらくしたら、セレモニーがあって、日本式の胴上げになります。お客はだいぶ帰ってしまったけれど、とりあえず日本の皆さんにこれをやるところを見せなきゃいけなかった。お決まりの儀式ではありました。

 栗山監督が7回くらい宙を舞いました。続いて、胴上げを仕切っていた実質のキャプテンというか精神的な柱のダルビッシュ選手が3回、大谷くんも3回の胴上げ。これで終わりかな(村上君はまだ若いしね!)と思ったら、今回ずっとチームに元気を与えてくれたヌートバー選手を胴上げすることになった。みんなの感謝の気持ちだったんでしょう。でも、彼は体をゆだねることができなくて、少しぎこちなくなったけれど、3回ほどされていました。

 私は、この儀式的な胴上げにヌートバー選手も、全く慣れないものではあるけど、でも、みんなとともにあろうという気持ち、とにかくみんなの気持ちの流れを大切にしようというところに感動してしまいました。

 決勝戦では打点1があったものの、今までの活躍できなかったヌートバー選手を、みんなが「それだけじゃないんだよ、今までがずっとあったから、ボクたちはここにいるんだよ」という感謝の気持ちと、「でなきゃメキシコに負けてたと思うけれど、彼がいたから勝ち上がれた」というのが体現できていました。選手たちみんながいろんな意味を込めて胴上げしていました。一つになった瞬間でしたね。



 そのあと、ヌートバー選手のお母さんであるクミコさんが、栗山監督に挨拶に行き、そこでお互い挨拶している様子を見ていたら、「うちの子がどうもお世話になりました。ありがとうございました。」という母親と、子どもさんを預かって何かやってる指導者の人が、「いえいえ、お宅の息子さんのおかげで私たちは目標を達成することができました。」と、ほめ合ってるみたいでした。まるで日本のどこかの町の、ありふれた風景みたいで、アメリカの球場内でやるシーンではないような気がして、うれしかったんでした。


 もう、選手たちは次の目標に向かっているはずです。真剣勝負ではあったけれど、お祭り的でもありました。今日からが彼らの本当の仕事場であり、これはまだまだずっと長く続くものでした。

 私たちは、お祭りのワンシーンを見せてもらいました。ヌートバー選手のカーディナルスは、私の宿敵でもあります。あんまり活躍してもらうと、私のアトランタ・ブレーブスが沈没してしまうんですけど、まあ、大丈夫。また、野球を楽しみに見ていきたいと思います。

 日本の野球はもちろん見ません。長くて、テレビはこちらではドラゴンズしかやってなくて、そんなのちっともおもしろくないしね。準決勝のTBS系列では球場の音声だけという放送があって、これがホントに静かで試合としても楽しかった。解説はもう要らないね。

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