昨日、今日と午前中にNHK-BSでワールドシリーズを見ました。最初の2試合はレンジャースの本拠地のテキサスのアーリントンであるようです。
毎回、試合のオープニングセレモニーが行われ、昨日はブッシュ息子元大統領、今日はOBの永久欠番選手の始球式など、それなりにおさえるべきところをおさえた試合前で、試合そのものは、ここまで勝ち上がってきた両チームのカラーが出て、ここまでは互角の戦いという感じになっています。
打撃戦とホームランで勝ち進んできたレンジャースは、昨日、1回に簡単に2得点して、ああ、このまま1試合目はレンジャースのものか、しかもレンジャースのピッチャーはポストシーズンは負けなしの3勝のイバルディが投げていました。ああ、つまらない、と庭仕事を始めてしまいました。
あれこれと冬支度の庭仕事をして、家の中に入ってみて、テレビをつけてみたら、なんと5-3で、ナショナルリーグを制したダイヤモンドバックスがリードしていました。抑え込まれてたこのチームは、中盤で相手投手を攻略して、今の野球のパターンである継投でこのまま逃げ切ろうとしていて、とうとう9回のうらまで来ていました。こういう時には、チームの抑え役(クローザーと呼ばれ、責任とプレッシャーのある仕事です)が出ます。たいていは豪速球と絶妙なコントロールと負けない魂を持った人が登板します。
ダイアモンドバックスも、その人を投入しました。ところが、簡単に四球を出してしまう。ランナー1人出ます。リードは2点。そして、次のバッターは中心選手のシーガーという人で、四球後の初球を狙いすましたようにライトスタンドに運んでしまいます。そして、延長戦になりますが、すべてが後手に回ったダイヤモンドバックスは、サヨナラホームランで敗れてしまう。
そして、今日、昨日の今日ですから、レンジャースが雰囲気がいいに決まってますし、ダイヤモンドバックスは必死です。初回の攻防はどちらともいかないで、どちらが勝つかわからないけれど、私は例によって庭仕事を始め、再びテレビをつけてみたら、ダイヤモンドバックスの大量リードで試合はそのまま終わってしまいます。
これで1勝1敗、ホームに帰るダイヤモンドバックスは、思い切りやれるのか、それはどうだかわかりませんけど、有利であるには違いありません。
けれども、今まで耐えに耐えてたレンジャースの投手陣が、敵地アリゾナでどれだけ踏ん張れるか、ここ2試合は結果としては打ち込まれているので、試合の流れを変えるには投手陣しかないようです。
まだまだ勝利の女神がどちらにつくのか、まるでわからない気配があるようで、これから見るのが楽しみになってきました。とはいうものの、どちらが勝っても私には関係なくて、それが少し淋しいけど、何だか興味があります。
日本の野球は、昨夜、オリックスの山本由伸投手を阪神打線があれよあれよと攻略して、こちらはオリックスチームに大打撃を与えました。ただの1試合ではなくて、もう阪神がものすごく精神的には優位に立てました。今日、もし阪神がオリックスのピッチャーを打ち崩すとしたら、このまま阪神が4連勝ということにもなるでしょうし、オリックス投手陣が阪神をおさえたとしたら、シリーズの行方はわからなくなります。
正念場なんですね。夜も野球を見るかな。4時間くらいテレビを見なくてはならなくて、とてもそんなことはできないから、適当に中抜けするしかないですね。あまりに野球というのは時間がかかりすぎます。大阪から新幹線なら熊本・鹿児島にも行けてしまうでしょう。それくらいの時間をテレビにささげることはできないな。最初と最後だけチラッと見るというカタチしかないですね。