甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

Meets Asia,Now

2024年02月04日 08時53分38秒 | スポーツいろいろ

 昨日あたりから、ラヴィ・シャンカールの二枚組CDを引っ張り出して聞いています。

 その冒頭は、モーニング・ラブという曲で、いくつもの長大な曲から一節取り出したようなものらしいのです。この曲に出会ったのは何十年も前で、当時の私には、初めてちゃんと聞くシタールの演奏でした。どこを聞いていいのかわからないけれど、その流麗な音の空間に身を浸しているのは何とも楽しかったのを思い出します。

 たぶん、ビートルズの「ノーウェジアン・ウッド(ノルウェイの森)」でシタールって、こんなものというのは知ってたとは思います。でも、初めてシタールがメインの曲で、長い弦から取り出される響きは魅力的で、カセットテープに入れて何度か聞いたと思います。

 でも、そこからインド音楽を追求しようとしても、チャンスがなくて、何となく好きだけど、自分から探しに行くことはしませんでした。youtubeでもあれば、インド音楽の大家になれたかな? まあ、なれなかったですね。飽きっぽい私ですから、他の好きなものを探していたでしょう。

 当時はFM雑誌があって、そこに出ていたジャケットはとても魅力的だった。仏さまみたいな存在と音楽は簡単にはつながらなかったけれど、インド世界にはそういう音楽と神様・仏様みたいなのがたくさんあって、私には簡単に手が届かないけど、あるんだなと思っていました。

 それから何年かのち、インドやチベットの宗教的な遺跡を旅するのを得意とする方に出会うのですが、その方からもその世界の広さは聞かせてもらうものの、実際に行ってみようという気にはならなかった。

 高校の同級生で、去年の夏にインドであれこれと食べ歩きしてそれを一つ一つ教えてくれた友人がいますけど、彼ならしっかりその世界をつかんでいることでしょうか。いや、簡単なことではないですね。ただそこへ行く気持ちがあるかどうか、だろうな。私は、残念ながら行けていない。


 昨夜、22時過ぎまで、アジアカップのvsイラン戦を見ていました。前半の早い段階できれいに崩して、華麗に得点して、あれ、このままいけるのか? 後半が楽しみと思っていたら、後半の早い段階で同点にされ、あとはずっと攻められっぱなしでした。

 選手交代をしたり、守備陣から前に組み立てて攻めて行こうとしても、全くボールはつながらず、簡単にはね返されてずっと攻められて、後半の終了のところで相手にPKを与えてしまい、そのまま負けてしまいました。

 前半の感じでは、後半はもっといろいろと崩せるだろう、いい形もできるだろうと私でさえ思っていました。ところが、実際はすべてその逆で、選手のところにボールが落ち着かず、せっかく相手からボールを奪っても、すぐに取り返され、ずっと守勢に回ってしまいました。

 これが中東でサッカーをする、ということでした。アウェーはずっと続いていた。ヨーロッパなら、半々というか、ニュートラルに試合ができるのに、中東だと圧倒的にアウェーなのでした。

 どんなにいい形があろうとも、空気は簡単に変わる。それは頭ではわかっているけれど、実際にやってみると、不思議に縛られていくんでしょうか。何だか自由ではなくなってしまうし、普段では犯さないようなファールをしてしまう。そんなこんなで足も動かず、チームも凝り固まって、負けてしまいました。

 仕方がない。そういうこともあるんでしょう。これからもというか、日本はアジアと関わっていくしかないし、そこでいかにして自分らしさを出すか、相手の力をうまくやり過ごし、自分たちらしさを出して試合を成立させるか。納得のいくものを作れるか。これはずっと問われていくでしょう。

 大国の中国のように、嵐のように押し寄せて、自分たちの流儀ですべてを取り仕切り、相手の反論も許さず、利益だけを持ち去るようなことをしてはいけない。アジアの中の日本とは何か。その中でいかにしてやっていくか。

 私たちは問われているんだと思いました。サッカーの試合を見て、そんなことを考えたのかな?

 いや、後付けですね。勝ったら勝ったでうれしかったはずというか、まあ、次はどこかを気にして、次も勝つだろうなんて余裕を出していたことでしょう。世の中はそんなに甘いものではなくて、しっかり自分を見ていかなきゃいけないんですね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。