甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

岩手の風景 盛岡、一ノ関、東北本線

2017年03月26日 10時24分59秒 | Black&White Gallery
 大船渡線は、東北本線の一ノ関から気仙沼まで走っています。盛・大船渡まで行くんだろうか。その辺をちゃんと確かめられなかったけれど、気仙沼行きはいっぱいのお客さんでした。なんといってもここにはピカチュウ列車というのが走っているそうです。私は見ることができませんでしたが、何だか楽しそうです。

 うちの奥さんは高校の時、この大船渡線で通学したということです。今みたいにグリーンのラインが走ったディーゼルではなかったそうです。そりゃ、国鉄ですからね。無骨な列車・客車だったようです。それがまあ、味なんですけどね。



 盛岡と一ノ関の間を、18きっぷで北上し、南下しました。途中の北上というところでお泊まりもしました。いっそのこと一ノ関で2泊することも可能だったし、盛岡に泊まることも可能だったのに、どういうわけか北上市に泊まった。

 そんなに北上観光はできませんでしたし、それなら花巻にでも泊まればよかったのに、北上市に泊まった。まあ縁みたいなものですね。あちらこちらに細々とした縁をまき散らしたかったのかな。



 北上から宇都宮まで、普通列車で南下する目的もありました。もう電車に乗ることが大目的で、途中の観光は一切無しです。一ノ関、小牛田、仙台、福島、郡山、矢吹、黒磯と7回乗り換えなきゃいけなくて、それなりに電車に乗ったという満腹感はあったと思われます。ただ本読んで、居眠りして、お客さんたちを観察して、時間は過ぎていきました。ずっと東北本線はお客さんがいっぱいでした。もっとガラガラのローカル線というイメージで乗ってましたが、そうではなかった。

 本当なら、だれかとおしゃべりとかできたらよかったのに、残念ながらだれとも話をしませんでした。だから、北上で朝、ホテルの人と少し事務的な会話をして、それからずっと夜まで、誰とも話をしなかった。そうか、だから、この日は、何だかモヤモヤした気分だったのかな。やはり人間って、つまらない挨拶ややりとりがないと、ダメなんだと思います。

 一ノ関の金太郎機関車は、私を見送ってくれました。あちらこちらで金太郎に出会いましたが、みんな頑張っていました。普通列車よりも早く、機関車たちは貨物を引っ張っていった。



 盛岡では、お昼過ぎのフォーラムまで少し時間を持てあましました。雨も降りそうで、何だか落ち着かなかった。ここでもじゃあじゃあ麺を食べるときだけ、お店のバイトさんと話をして、自慢げに「三重から来ました」と言ってみたら、わりとスルーされてしまって、きっと三重県のイメージが湧かなかったんだろうな。「大阪から……」だったら、それなりに反応してくれたと思うのです。でも、三重県って、イメージないんだろうな。それはザンネンです。



 岩手大学近くの高松の池というところに行き、ここは昔来たことがあるなあ。この上の県立博物館にも一度だけ来たことがある。そんな感じでした。ふと町の方を見ると、教会らしき建物が小高い丘の上にあって、時間はあることだし、ここまで行ってみようと歩いてみました。
 
 途中、たくさんの着飾った子どもさんと保護者の皆さんとすれちがいます。トンチンカンな私は、入学式? と思ったんですけど、それはない。まだ3月なのです。そして、だんだん現場に近づいて、そうか、幼稚園の卒園式が土曜日に行われていたのだと知ります。

 私たち夫婦にも、そんな日がありました。私も参加した記憶があります。それなりに感動しましたっけ。それなのに、入学式には仕事の関係で参加できなかった。今思うと、あの時、仕事を休んで参加したらよかったなと思います。融通の利かない私でした。今ならできるんだけど、当時の私にはできなかった。こんな時って、1回しかないのに、どうしてそのチャンスを逃したんだろう。バカみたい。

 教会は、ハリストス教会という、函館にある教会と系列は同じみたいです。岩手・青森・秋田という北東北の中心教会だそうです。立派なイコンもあるそうですけど、観光できないし、失礼だし、誰もいなかったから、外から見ただけです。まあ、それだけでも旅している感覚はあったんですけどね。



 そんなこんなで、岩手大学のフォーラムは、おもしろかったはずなのに、どこかで意識が飛んだ時間がありました。情けないことです。何のためにここまで来たんでしょう。



 だから、その埋め合わせと言うべきか、元を取らなきゃという焦りか、あれこれ調べてみたりしていますが、なかなかその原稿は書いてないです。

 また、書きます。もっと読みます。

 というわけで、電車の写真ですね。





 一ノ関駅、何時間過ごしたことか、またいつか、ここに来られることを期待します。さあ、雨の日曜日の午後、買い物して、サンパツして、本読んで、明日からに備えたいと思います。


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