時々、思いついたら、飯南高校の敷地の中にあるハナノキを見に行きます。赤い葉っぱがとても見事なんです。
でも、今年は何でも遅いから、私たち夫婦がやってきたのに、ハナノキさんの紅葉はまだのようでした。そうか、残念でした。いくつか葉っぱは落ちていて、キレイな赤色になってたりするんだけど、全体としてはまだなんです。
自分たちの都合に合わせて自然は一番ステキなところを見せてくれる、そういう甘いことはありません。いつも、一番いい時を見逃し、聞き逃し、そのすごかった様子を想像するしかありません。
でも、そんなに寒くなくて、光もあふれていて、シルエットはきれいでした。これこそ秋の光です。
そうだ。光と影を追いかけてみようと、モノクロにしてみました。
木の影が芝生の上に広がっていました。葉っぱはある程度掃除されているんでしょう。あと少ししたら、真っ赤な木になるし、それからしばらくしたら、たくさんの落ち葉も落ちてきます。
みっともない私だって、影だったら、何だかカッコイイカメラマンに見えてしまいます。いや、影でもみっともない姿になっているのかな。
きれいな紅葉はまだだったけれど、とにかく私たちは今年も、ここの紅葉を見にやってきた。これからあと何年見られるのか、それはわからないけど、せいぜい見て、感じていきましょう。
木は長い命を持っていますが、突然嵐で倒れたり、人間の都合で切り倒されたり、永遠というわけではないみたいです。
私たちと同じように、いつかは朽ちる時もある。ただ、確実に人間たちより長く生きていくでしょう。だから、せいぜい秋の挨拶には行こうと思います。
★ ここからは、2022年の秋です。
孫の近くなのでよく行くのですが、この木の見頃は短いですね。
近くのサザンカの大木は見てこられましたか?
少し花が咲き始めたところですが、
霜にあたったのか傷んだ花が気になりました。
どちらも2週間ほど先だと思います