甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

「ハダカで出ていき!」……母の妄想劇場

2023年12月15日 20時47分56秒 | わたしたち、家族
(余市のニッカの工場見学ができなくて、仕方がないから、余市の海岸まで歩いてみました。10月で、それなりに寒いけど、サーファーのみなさんがたくさんいました。頑張ってるなあ、という感じでした!)


 今朝早く出て行って、夕方帰って来たオオサカ日帰りの旅でした。360kmほどを半日かけて往復してきました。オッチャンなのに、何だかハードでしたね。

 実家には三時間ほどいて、お昼を食べてすぐ帰ってきました。お昼はスーパーで買っただし巻卵焼きと高野豆腐の煮たもの、うちからはアジの干物を持って行ったので、それも食べて、そのまま実家にいるんだったら、お酒でも飲んで昼寝でもしたのに、帰らねばならなくて、混雑する市街を抜けて、やっと帰りついたところでした。

 高速道路などを走るのは、何だか味気なくて、あまり好きではないんですけど、今回もあまり楽しい気分にはなれませんでしたね。何度も走ってますからね、油断してスピード違反でつかまるのがイヤなので、トロトロと走っていました。20度くらいの陽気だったですし、明日からの寒気が信じられないくらい、気温はよかったのですが、残念ながら見える車窓は、新鮮味がありませんでした。


 お昼ごはんを食べて、持って行ったお菓子でお茶など飲んで、母と私たち夫婦でおしゃべりとも、なんとも言えない他愛ない話をしていました。

 たまたま私の北海道ひとり旅の話になり、母の妄想スイッチが入ったんでしょうか。

 「あんた、これ(小指)と北海道行ったとして、もしそうなってたら、家も財産も(そんなのないけど)全部あんた(妻)が取って、この子(私)は、ハダカで出ていき! オオサカにも来たらアカン。もう、ハダカで出ていき!」

 何だか「ハダカで出ていき!」というのは、お金から何から、すべてを捨てて、体一つで家から追放する、ということでしたが、そのフレーズが気に入ったのか、何回も繰り返しています。

 私も、何だか、あり得ないけど、妄想に乗っかるのが楽しくて、母のマネをしてみたりして! そして、「これ(奥さん以外の彼女?)」と旅する自分を空想しようとしてみたけれど、それは全くイメージできないし、甲斐性もないし(お金持ち、いろいろと差配できる、そんな意味があると思ってましたけど、「甲斐性」という言葉には、お金的な意味はないんですね。知らなかったです)、ただおもしろい空想譚だな、というところでした。



 母は、「ああ、久しぶりにわろた(笑った)」とニコニコしていました。こんなつまらない話で笑えるなんて、そんなのでしか笑えないなんて、何だか母の日々が想像できてしまった。

 実家に来るのも、何だか久しぶりでしたね。反省です。また、母に罪のない妄想だったらしてもらおう。家族関係がギクシャクするようなのはダメだけど、私がネタなら、どんな妄想されても大丈夫かな。いや、母の妄想を越える人間になりたいけど、それは無理ですね。突発的にどこかへ旅に行くだけです。ああ、もちろん、ひとり分しか小遣いないもんな!
 

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