甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

クマ、キタ、カゼ、ナシ

2017年04月26日 22時12分21秒 | 私たちの社会・世界
 水曜日になりましたので、体調もかなりもどってきました。だから、妻の制止もふりきって、またお酒を飲んでしまいました。昨日ヘロヘロなのに、たまたま見つけたオリオンの限定ビール。これを飲もうと心に決めていたみたいで、なかなか止められなかった。

 まあ、帰ってくるときから、禁酒を破る気持ちがいっぱいだったようです。

 でも、自宅には風邪で倒れた子どもがいました。熱が38度くらい出たようです。ということは、私も熱があったのかもしれませんね。日曜から月曜にかけての夜は、氷枕を2つ使いましたからね。それくらい熱があったのかもしれない。

 本人としては、調子の悪い、史上最悪の初夏までの花粉症だと思っていましたが、うちの子に移ったということですから、花粉症ではなくて、風邪だったのかもしれない。そうとは知らなかったうちの家族は、うっかりガードするのを忘れて、夫が持ち込んだ風邪菌にみんなやられそうです。

 そうか、風邪だったのか。でも、自覚はありませんでした。どこで拾ったかもわからないくらい、知らない間の風邪でした。

 何も家族に迷惑をかけようと思って、持ち込んだのではありません。ただのウッカリです。責任はすべて私にありますが、私はこれからしばらく家族の皆さんに罪滅ぼしをしなくてはいけませんね。本当に私という人間は、家族に迷惑をかけてばかりです。

 でも、家族を困らせようとしたのではない。ただのボケでした。

1 うちの子に風邪を引かせて梨の花

 帰宅の時に、クルマの中で考えましたが、季語のつもりで入れてる「梨の花」がダジャレみたいで、うまくないですね。どうしたら申し訳ない気持ちが出せるのかなあ。

2 子の風邪に責任感じて梨の花

 これだと申し訳なさはありますが、ただの反省文で、俳句にはなりません。「梨の花」もかわいそうです。

3 梨の花 子どもは風邪とメールあり

 少しだけそれらしくなってきました。まだ、突き抜けていません。

4 梨の花 熱の報告開く夜

 こうなると、「梨の花」ではなくて、「八重桜」でも、「シャクナゲや」でもいいかもしれない。梨の花にこだわっているのは、この花はあっという間に消えてしまうからなんです。

 「ああ、キレイ」「いっぱい咲いてる」と見えたのは先週くらいまでで、今はもうありません。この喪失感がいいかなと思ったんです。でも、うまく雰囲気出せてないですね。



 帰宅したら、姿も見せずひっそりとしている子どもと、自分も移るのではないかと心配している妻と、ひたすら申し訳ない気持ちの私と、そういう家族になっていました。

 テレビでは、韓国とアメリカの合同演習のニュース。ものすごい映像で、まるで戦争を国境付近でやっているみたいでした。これくらいの力を見せたら、北朝鮮は交渉の場に出てくるだろう。その時は中国よろしく、というトランプさんの意志なのだと解説しています。

 何もNHKがトランプさんの代弁をしなくてもいいのに、NHKさんはもう意識・無意識かどうかわからないけれど、日米同盟に則った情報を流しています。そして、聴取者に、ここまでメッセージを伝えているのだから、当然それに乗ってくるのが筋だ、みたいな方向に導こうとしているようです。

 でも、それはどうかな。

 ことばのない力だけの威嚇を、メッセージと受け止めさせるには、もう少しデリカシーが必要な気がします。

 空母カール・ビンソンというのは、たくさんのお付きの部下たちを従える艦隊です。現代の黒船です。だったら、そこにはペリーさんという指揮官を配置しなくてはならない。

 船は見せるが、人は見せない。すべてのカードはホワイトハウスにはあるのだろうが、ヒョンヤンは頭を下げて許しを請うしか道はないなんて、それはあまりにバカにしている。

 江戸時代のアメリカでもしなかったことを、現代のトランプさんはしようとしている。そして、本人は自宅でお金まみれになりながら、どんな金儲けをしよう、どんなツイートをしよう、そんなお遊びみたいなことをしている。

 ここまでバカにされている北朝鮮としては、それこそ「窮鼠猫をかむ」くらいのことをしでかしてもおかしくない。苦しいアリがライオンにはむかう、くらいのことでしかないのかもしれないけれど、それくらいの反応もあり得ると思われます。

 このまま無反応であれば、シリアみたいに、ミサイル基地を空爆してやろう、そういうカードだってもう持っているんでしょう。いつでも繰り出す用意はある。

 そうなれば、北朝鮮も、国が滅んだとしても、それくらいの意地を見せてやろうとするかもしれないな。何をするかわからない国に、瀬戸際の威嚇にはさらにすごい威嚇で対応してやろうなんて、大人のすることではありませんね。でも、今のアメリカは、このスタイルでやっている。

 アジアのつまらない国が滅びようが、そんなことは関係ない。ついでにとばっちりで中国が混乱するのも見てみたいと思っているかもしれない。そうすれば、さらに中国も軟化して、アメリカ様に頭を下げるだろう。近所の日本みたいにしろ! というトランプさんのお考えかな。

 みんなそんなことを求めていないのに、次から次とみんなで危ない橋を渡ろうとしている。みんなが転落を求めているみたいに。日本国は高みの見物か? いや、戦争景気をねらっているのか?

 そうではないと思うけど、みんなでダメな方向に向かっている。みんなそうなりたくないと言いつつ、崖の近くに、どれだけこわいものが見られるのか、ついつい好奇心やら射幸心やらで、集まっているのかもしれない。ああ、どうしよう。



 高山市の住宅街で、メスのクマが家の中に入り込んで、女性2人にケガをさせ、他にも何人かかみついたり、襲いかかった男の人には蹴られたり、あちらこちらであばれて、とうとう上がり込んだ家の中で射殺されたというニュースもありました。

 冬眠から目覚めたばかりの母クマだったということです。小グマがいたという話もあるみたいだけど、母グマは、子どもを探していたのではないか、そのさなかに、たまたま人に出会い、クマらしい不器用な挨拶しかできず、迷い込んだ家の中で、どうしていいのかわからないまま、殺されてしまった。

 もう少し落ち着いていたら、クマを麻酔銃で撃つとか、別の方法もあったと思われますが、何人か被害者が出ているし、家の中に上がり込んでいるということで、もう射殺やむなしになったのでしょう。

 これも、みんながそうなって欲しくないのに、クマには森にいて欲しい。人を傷つけないで欲しい。クマも人とは関わりたくないと思っている。でも、たまたま子どもを探して人里まで出てきただけだった。たまたま少しそこで混乱してしまった。それでも人はクマを殺したことでしょう。こちらに余裕はない。野獣を街中に抱えることは人にはできない相談なのです。人は野獣を排除するように仕向けられてきている。

 そうか、街中に迷い込んだ時点でクマの死は決定していた。

 そうか、だったら、北朝鮮は絶対に迷わないのか? 母グマみたいに、ついついどこかで何かを探してしまうことってないのか? ヒトもクマも、そんなに大きな違いはないのではないか?

 失敗すること、それはヒトの社会でもあるような気がする。

 北朝鮮の政治体制でも、迷い込んでとんでもないことをしでかすことはある。それで、すぐにだったらアメリカとしてのカードを切るしかないと、ドライに決めてしまっていいのか。

 引きこもりのトランプさんでは現場で役に立たない。現代にもペリーさんが必要です。カール・ビンソンにペリーさんは乗っているのか。ああ、何か心配だ。


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