母と去年、神戸の湊川神社へ出かけてから、南朝ゆかりの神社に行くことに決めました。別に南朝ファンではないですし、どちらかというと、足利尊氏の方が好きなんですよ。だから、昔、もう三十年くらい前、ひとりで栃木県の足利市へ行ったことがあったんです。足利学校を訪ね、ばんな寺にも行きました。
足利びいきのくせに、楠木正成さんも好きで、もう千早城・赤坂城において鎌倉軍数万を手玉に取ったというだけでも、すごいなあと思ったりします。そうしたゲリラ戦は得意だったんですね。そうじゃない戦いでは、楠木正成さんはあまり輝いていないですから、そうしたところで戦っても、持ち味は出せなかったんですね。それが義経さんに似ています。
速攻とゲリラ戦と少数部隊ならすごい戦いができるのに、何万と指揮すると、ごくフツーの戦いしかできなくて、他の武将に埋没してしまうなんて、いかにも正成さんらしいです。
だから、何度も湊川神社を訪ねています。とうとう母まで連れて行ったんですから、たいしたものです。それで、そこで参拝ブックみたいなのを買って、各地の神社で朱印をいただくといいそうです。というわけで、津市には、結城宗広さんに関係のある、結城神社というのがあって、そこは梅の名所でもあるし、久しぶりに行ってみようと思ったんでしたが、道をまちがえてしまった。
それで、御殿場海岸に出てしまいました。
日が長くなったとはいうものの、もう夕暮れが近づいていて、海岸にはだれもいませんでした。やはりまだ2月ですからね、寒い海岸べりを散歩しようという人も少なかった。
北側のヨットハーバーも、ぼんやりしていて、よく見えないのです。風はないけれど、なんだかさびしい感じです。
たまたま2人の若者がすれちがいましたが、この2人以外はだーれもいませんでした。前はカップルとか、犬の散歩の人とか、たくさんいたような気がしたんですが、季節がちがうのでしょうか。
昔、まるで「炎のランナー」の海岸のようだと思えた砂浜は、人っ子1人おらず、静かに夜になろうとしていました。
あきらめて帰るとき、シンミリしたラブホテルを見つけました。だれかと一緒なら、ぜひわびしい雰囲気を味わいに行くのですが、残念ながら私1人しかいないので、外から写真を撮っただけでした。
それで、またも街道を見つけました。雰囲気的には、どこもかしこも古い津市だけど、こんな町中にほっこり街道が残っていたなんて、もうビックリです。
海側にある津市営球場から、どんどん海側の町中を進むと、お寺と神社が並んだところがあって、そこから南へと伊勢街道が続いています。こんな海側に街道があったらしいのです。国道23号線は、これからどんどん海に近づいてくるので、街道とどこかで交差するはずですが、津の市街地の南部分に、古い街道筋が残っています。
少し行くと、今も現役のヤマニ酢という会社が、こちらで製造・販売・通販もしているようでした。もう少し明るい時間に、あれこれ見えたら良かったんですが、あいにく暗くなってきて、写真はこの辺で終わりで、私の結城神社をめざした歩きは、空振りのまま、海岸と古い街道を見つけただけで終わりました。
伊勢街道の八幡町というのがこのあたりの名前だそうで、こんどはここを目標に来てもいいくらいでした。なかなか、宝物は、すぐ私たちのそばにあるのだとつくづく思います。それを私たちは気づいてないんですね。
いやはや、何をしに来たんでしょうね。今度、ヤマニ酢を買おうと思います。工場見学でもあれば、行きたいと思います。なかなかステキでした。知らないことがいっぱいあるものです。
足利びいきのくせに、楠木正成さんも好きで、もう千早城・赤坂城において鎌倉軍数万を手玉に取ったというだけでも、すごいなあと思ったりします。そうしたゲリラ戦は得意だったんですね。そうじゃない戦いでは、楠木正成さんはあまり輝いていないですから、そうしたところで戦っても、持ち味は出せなかったんですね。それが義経さんに似ています。
速攻とゲリラ戦と少数部隊ならすごい戦いができるのに、何万と指揮すると、ごくフツーの戦いしかできなくて、他の武将に埋没してしまうなんて、いかにも正成さんらしいです。
だから、何度も湊川神社を訪ねています。とうとう母まで連れて行ったんですから、たいしたものです。それで、そこで参拝ブックみたいなのを買って、各地の神社で朱印をいただくといいそうです。というわけで、津市には、結城宗広さんに関係のある、結城神社というのがあって、そこは梅の名所でもあるし、久しぶりに行ってみようと思ったんでしたが、道をまちがえてしまった。
それで、御殿場海岸に出てしまいました。
日が長くなったとはいうものの、もう夕暮れが近づいていて、海岸にはだれもいませんでした。やはりまだ2月ですからね、寒い海岸べりを散歩しようという人も少なかった。
北側のヨットハーバーも、ぼんやりしていて、よく見えないのです。風はないけれど、なんだかさびしい感じです。
たまたま2人の若者がすれちがいましたが、この2人以外はだーれもいませんでした。前はカップルとか、犬の散歩の人とか、たくさんいたような気がしたんですが、季節がちがうのでしょうか。
昔、まるで「炎のランナー」の海岸のようだと思えた砂浜は、人っ子1人おらず、静かに夜になろうとしていました。
あきらめて帰るとき、シンミリしたラブホテルを見つけました。だれかと一緒なら、ぜひわびしい雰囲気を味わいに行くのですが、残念ながら私1人しかいないので、外から写真を撮っただけでした。
それで、またも街道を見つけました。雰囲気的には、どこもかしこも古い津市だけど、こんな町中にほっこり街道が残っていたなんて、もうビックリです。
海側にある津市営球場から、どんどん海側の町中を進むと、お寺と神社が並んだところがあって、そこから南へと伊勢街道が続いています。こんな海側に街道があったらしいのです。国道23号線は、これからどんどん海に近づいてくるので、街道とどこかで交差するはずですが、津の市街地の南部分に、古い街道筋が残っています。
少し行くと、今も現役のヤマニ酢という会社が、こちらで製造・販売・通販もしているようでした。もう少し明るい時間に、あれこれ見えたら良かったんですが、あいにく暗くなってきて、写真はこの辺で終わりで、私の結城神社をめざした歩きは、空振りのまま、海岸と古い街道を見つけただけで終わりました。
伊勢街道の八幡町というのがこのあたりの名前だそうで、こんどはここを目標に来てもいいくらいでした。なかなか、宝物は、すぐ私たちのそばにあるのだとつくづく思います。それを私たちは気づいてないんですね。
いやはや、何をしに来たんでしょうね。今度、ヤマニ酢を買おうと思います。工場見学でもあれば、行きたいと思います。なかなかステキでした。知らないことがいっぱいあるものです。