甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

永遠に輝く 閉校の碑

2018年04月15日 08時17分09秒 | 三重・熊野さんぽ

 学校の敷地にあった閉校の碑を見つけました。2010年とありましたっけ。その碑の近くには卒業生の碑みたいなのがあるように木の看板にはありましたが、それはあまりに辛くて卒業生たちが移動させたのかもしれません。

 かくして日本の学校はどんどんしぼんでいきます。拡大するのは権力者にうまく取り入った私立の学校だけかもしれない。でも、それもうたかたのようなもので、施設が古くなったり、権力者が失脚するとか、経営者たちの悪事が暴かれたら、簡単に私立の学校も滅びていくことでしょう。

 公立の学校は粛々と数が減り、通学方法がバス利用にさせられ、自分の力で学校へ行くという楽しみを奪われ、効率化だけが進んでいきます。世知辛い世の中なので、ムダは省略されていきます。

 そもそも人間そのものが、地球にとってはムダな存在であるということは問題にされず、人間社会の繁栄こそが地球の可能性を広げるような勘違いをみんな気づかないまま共有しているようです。

 改めて人間という存在はいったい何なのか? 私たちは地球に何をもたらしたか? そういうことを考えておきたいです。私たちはたまたまここに住ませてもらっている仮の生き物であり、いつか地球が怒りだしたら、簡単に吹き飛ばされてしまう存在だと思っていたいです。

 ああそれなのに、私たちは「永遠」みたいな、あてにならないことをあてにしている。



 そうだ、マンボウ! もっと謙虚に生きなきゃダメだ、マンボウ。

 変なキャラが出てきましたね。ここはマンボウの町でした。



 そこにたまたま私はひとりで来ていました。鉄道の写真も撮らず、みかんも買わず、ブラブラしていた。



 法面の工事をしていました。あぶない斜面に鉄筋をはりめぐらし、その上からコンクリートをふりかけるわけですね。これである程度斜面の崩落を防げるわけですね。斜面の事故があったばかりなので、大雨が降らなくても、簡単に何かのきっかけで日本各地の斜面は崩れるというのを知ったばかりです。

 ほらね、どこに私たちの安心はあるのです。すべて仮のものばかりでしょ。だからこそ、私たちは永遠を求めてしまうし、一瞬のしあわせが永遠だと思えるのでしょう。

 私たちはあぶないところに住んでいるんです。私の家もズブズブの田んぼのあとに立っています。大丈夫だろうか。まあ百年住むわけではないし、いつか壊れるときのために立てたようなものなのかな。いや、これでもありだかいものだと感謝して住んでいようと思います。仮の住まいとはいえ、それはそれはありがたい。



 藤の花はあちらこちらで見頃です。こんなに早かったとは知らなかったけど、何もかもが早い今年らしい感じです。

 もうちょっとくらいキレイでも何ともないですよ。キレイなものを見つけても、それをひとりで見てるだけではつまらない。ここに奥さんがいてくれて、「これは……ね」とか言ってくれたり、写真を撮ったりしないと意味がありません。

 まあ、仕方がない。たまたま久しぶりに来ました。雨が降ると言われていたのに、ものすごい紫外線で、顔にマスクのひものところだけの焼け残りができました。ずっと外に出ていたわけではないのに、紫外線はすごいらしい。


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