テレビの見過ぎで、疲れたので、抜き書きだけします。
池内紀先生の本から借りてきました。こころがテーマです。
人の「こころ」のふしぎさ、奇妙さ。当人にも予測のつかない部分がある。それは自分のものであって、同時に自分のものではない。意のままになるのは、ある程度までであって、それから先はわからない。
いや、まったくわからないというのでもない。ひそかな漠然とした予感があった。とりとめもなく、漠然としており、それだけなおのことイラだたしい感情のわがかまり。
何かが起こる、そんな気がしてならない。そして予感どおりにそれが起こる。あとになってわかるのだが、はじめから自分はちゃんとそのことを承知していたのではあるまいか?
池内 紀『遊園地の木馬』(1987 みすず書房)
実は、私たちはこころのどこかで何かを求めていて、それは簡単に何か、というのはわからないのだけれど、それでモヤモヤしたり、何がやりたいのかわからなくて優柔不断だったり、どっちつかずだったり、怒りっぽかったりする。
時間が過ぎて、こころが求めていたものが少しずつ分かってきて、ああ、こういうことだったのかと今さらながら知る。
そういうことって、あるのかなと思って、借りてきました。
最初からわかってたら、モヤモヤしなくていいんだけど、それを求めるのは無理です。モヤモヤはどうしてもしなくてはいけないことなのでした。
21時から2時間も、BSで太陽の塔復活ということでやってました。
また、見に行こうと思います。なんてったって、私は万博っ子なんですから!