甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

古い絵はがき コレクション

2015年03月23日 05時02分14秒 | 空を見上げて

 父方の伯母の、絵はがきコレクションを見せてもらったことがありました。それもたった1度だけでしたが、そこから、私の絵はがき収集が始まりました。お手頃な趣味だったわけですね。

 小学校の高学年から中学にかけて、やたら絵はがきを集めました。だから、うちには奈良と京都の絵はがきのセットがいっぱいあります。今も手元にあって、どうしたらいいんだろうと思いつつ、どうにもならなくて、本棚に立てて並べています。文庫本サイズかな。もう少し大きいから新書くらいの高さかな。



古い絵はがき コレクション



 いつか処分しなきゃ行けないわけだから、だれかに出したらいいわけですが、なかなかハガキを書くのがムズカシイです。それに、出したのはいいけれど、そもそも内容はないわけですから、もらった方は、「何だこのハガキ、どうして私に?」とびっくりしてしまう。

 だから、どんどん絵はがきは着実に増えていきますが、出すのはサッパリです。

 万博の絵はがきは、コレクションすることを目的に買ったわけですから、手元にあるのが当たり前だけれど、これも私という存在がいなくなれば、だれも万博なんか興味ないし、つまらない古ぼけた写真になるんでしょうね。

 仕方のないことなのですね。



 オーストラリア館は、三重県の四日市市が引き取ってくれたというのを、中1くらいの時に知り、いつか四日市を訪れたら、見に行こうと思っていました。

 チャンスはなかなか訪れず、70年代末、急行春日というのに乗って、名古屋から奈良まで関西線に乗ったときに、海側に頭だけ見えて、ただそれだけのほんの一瞬で、「あっ、オーストラリア館だ」と感動したものでした。とはいえ、万博当時、オーストラリア館には入っておらず、万博関連なら何でもうれしい人間になっていたんですね。

 そうでした。小6になる春だったか、万博会場ではパビリオンの取り壊しが行われている、という話を聞いて、名残惜しいやら悔しいやらで、みんなで会場まで行き、中に入れないのに、外側から「ああ、ここで万博が行われ、たくさんの人々がやってきたのに」と、「つはものどもが夢のあと」感覚を味わったことがありました。

 会場のまわりを歩いたのはいいけれど、帰りが遅くなって、近所の団地に公衆電話を見つけて、それぞれが家に電話をして、ションボリと阪急電車で帰ってきました。

 十代にして懐旧派になっていたなんて! 何ということなんでしょう。だから、今も当然懐古趣味で、古くなったものを見聞きし、懐かしんでいます。当時は全く見向きもしなかったものを、今さらながらに拾って、それでいい気になっているなんて! と思うけど、それが私という者なんだと思います。


 スフィンクスもいいですね。でも、このコレクションには、ピラミッドみたいなのはこれ1枚で、あとはずっと砂漠ばっかりです。







1 花粉症 黄砂混じりの 風吹きて PM2.5 にて悪化する


2 エジプトの 砂漠をキャラバン 隊はゆく 家族は遠く 行く手は彼方


3 絵はがきを 出してみたいと 思っても いざと出すとなれば とたんに尻込み


ああ、なかなか上手に書けないです。



 突然ですが、大好きなセキレイちゃんを貼り付けました!



★ うちの奥さんが、この砂漠の3人の男の人は、キャラバン隊じゃなくて、東方の三賢人をイメージしているんじゃないの? と教えてくれました。まさか、80年前の日本で、キリスト教的な3人の賢者がエジプトの砂漠を越えてやってきた、というのを絵はがきにしているとしたら、それはなかなかおもしろいですね。

 ただのアラブの人たちが遠目に見えていると思ってた人影も、なんだかありがたく見えるから不思議です。

 事実じゃなくてもいいから、そういう背景をしょっている絵はがきなんだよと思うと、ロマンが広がりますね。なかなかいいなあ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。