甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

The Beach Boys "Getcha Back"  No.2

2021年02月15日 21時21分40秒 | わがまま音楽

 昨日に続いて、ビーチボーイスのこと、書いておきます。

 といっても、私がこのCD(1998版)、ビーチボーイズのベストを買ったのは、たぶん、今世紀の始まりかなと思って調べたんですけど、正確なメモは残っていませんでした。わかったことは、2011年以降に買ったということでした。

 そうだったのか、てっきり、「パルプ・フィクション」(1994)をBSで見て、「そうだ、サーフサウンドだ! だったら、ビーチボーイズだ!」と調子に乗って買ったんだと思ってました。

 でも、そうではなかった。ということは、FMとかで「Sumahama」というのを聞いて、この一曲に惚れて買ったんだろうか。最近はそういうこともあったから、そんな感じだったんですか? 私のすることですから、よくわからないです。本当に困ったことだ。


I'm gettin' tired layin' around here at night
Thinkin 'bout some other guy holdin' you tight
He may have money and a brand new car
May even treat you like a movie star
Ain't no matter what he ever do for you
一晩中ここで悶々としてるのに疲れたんだ
どこかの誰かがキミを抱きしめてると思うと……
ヤツは金持ちで、新車も持ってるかもしれないし、
キミを映画スターみたいに扱ってくれるだろうが
ヤツがキミにどんなことをしようとも

He can never love you like I can do
So if I leave her and you leave him
Can we ever get it back again
ボク以上にキミを愛することなどできるもんか
だから、もしボクが彼女を捨て、キミがヤツを捨てれば
ボクらは再び愛を取り戻せるだろうか。


 ちょっと待ってください。
こんな破滅的なこと、歌っていいんだろうか。略奪愛をめざしているの?

 いや、違いますね。
すべてが終わった人たちの歌なんじゃないのかな。
すべてはもう、一通りの落ち着くところに落ち着いてしまった。

 でも、「もし」ということを考えてしまう。それで、頭の中の空想が広がって、好きだった彼女と自分とのイメージの中の恋愛を楽しむ。そういう空想カムバックをしてるんでしょう。

 すべては諦めているけど、もし違う展開になってたら、どうだったかな。幸せだったかなと、オッチャンたちの空想・妄想を歌にしただけじゃないのかな。本気じゃないんですよ。

 でも、そう考えたら、何だか今もフワフワできてしまう、そんな大人の遊びなんじゃないかな。

 まさか、本気で略奪しようなんて、思ってないと思うな。

 そして、自分たちの若い時代を取り戻したい。そんなこと考えてたのかもしれません。かわいらしいオッサンたちです。そして、少しずつメンバーはいなくなっていったんですから。


 1998年のベストが最後の輝きだった。そして、みんないなくなった。やがては私もいなくなるし、うちのCDたちも二束三文で売られてくでしょう。何かシャクですね。だから、そのうち古本屋を開いて、あるものないものすべて売り払おうとは思うけれど、そんないつまでも本やCDがあるわけはないし、少しずつ処分していくしかないのかな。

 いや、そんなたいそうなことではなくて、古本屋の一角に自分の売り場スペースを借りて、少しずつ減らしていくというのが現実的かな。

 まだまだ私の自分の道探しは続いていくわけですね。まあ、それもそれでいいかな。

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