甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

台風21号のあとで

2017年10月23日 19時24分33秒 | 空を見上げて

 昨夜は、というか今日未明です。午前2時から3時あたり、雨はそれほどでもなかったけれど、風がすごくなりました。

 昨夜は、雨は夕方頃からずっとすごい状態で、避難警告が何度もケータイに流れていました。十数回ケータイは鳴り続けていたようです。

 私は、もう諦めて、ケータイを消してしまい、何も準備しないで寝てしまいました。

 どうして避難も、台風への備えもせずに寝ることができたんだろう。もう、どうでもいいやという投げやりな気分になっていたんですね。

 たぶん、昨夜の20時ころには、どうでもいい気分が広がっていたようです。家族とも少し話をしただけで、22時過ぎにはふて寝をしていました。そして、風が吹いていたので、何度も目が覚めたけれど、ずっと「もういいんだ」と思って寝ていました。

 朝が来ると、風はあるみたいだけど、雨は弱まっていました。台風は東京の八王子にいるということでした。

 「あら、あっという間に、あんなところへ行ったんだな」と、あまり感慨もなく、薄暗いジメッとした部屋の中で起き出しました。

 どんなにうっとうしい現実があったとしても、とりあえず私たちは、目の前のことをしなくてはならなくて、ゴハンを食べたり、トイレに行って、お仕事に出かけました。

 奥さんは、「早く帰ってくるの?」と訊きます。確信はないけれど、なんとなくそんな気分だったし、病院に行かなくてはならなかったので、「ウン」と答えたのだったかな……。



 空は晴れている部分と、雲が重なっている部分と、風がそれらをかきまぜて、何となく落ち着きません。太陽は少し出ていますが、すぐにかき消されたりしていた。



 クルマを止めて、虹を撮りました。これが限界でしたけど、虹のシッポを何度もつかまえそうになりました。すぐ助手席側の窓カラスの下にシッポがあるように見えました。

 まさか、そんなことはないだろうけど、そう見えて、今日はやたらと天の神様が私に、

 「さあ、ほら、しあわせをつかみなさい。ここにありますよ。あなたのクルマの左手にすぐそこにある。クルマを止めなさい」と誘っているようでした。

 あれは危なかったですね。もしクルマを止めたら、後ろからダンプに追突されるか、それとも暴走してため池に転落するか、何か魅入られている時間だったのだと思われます。

 虹の写真を一度クルマを止めてから、それからあとの私は狙われていた。でも、それからあとはクルマを止めないで、虹の見える谷を出ることができました。クルマもほとんど走っていませんでした。何か、恐ろしいことが起こりそうだったのかもしれないです。

 よくぞあの時間をクリアーできましたね。ラジオのFMで、ショスタコービッチのジャズ組曲が流れてましたっけ。あれがよかったのかな。まるでクレージーキャッツの映画のサントラみたいでした。あれで助かったのかもしれないな。



 帰りは、暴れる川を眺め、不安定な雲をみつめ、とりあえず家族の待つ家に帰ってきました。それから、念のために病院に行きました。そのうち、胃カメラとかをしないといけないかな。そりゃ、オッチャンですし、毎日お酒飲んでますし、胃もくたびれてくるのかな。



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