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昨日、二時に起きてから、ちっとも眠れなくなりました。それで四時過ぎまで日記を書いておりました。
それから、フトンにもどって、寝たのか寝ていないのか、とにかく六時に起きて、七時に家を出て、今、八時前ですけど、駅前の休憩所みたいなところでとりあえず打ってみました。
風が冷たくて、吹きさらしで、落ち着いてやっている場合ではない気がします。
しばらく打ち込んだら、写真をアップして、あと30分あたりを歩き回らないことには、凍えてしまいます。
そうだ。とりあえず、指宿に着いてから書いた原稿を貼り付けてみます。
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★ 指宿通信 第1稿 2018.12.29 21:06pm
母手作りの手料理を食べて、お風呂に入りました。ストーブは母に消すように指示されて消しました。でも、まだ少し暖かいので、少しだけ書いておきます。
18:58pmに指宿駅に着きました。そこからコンビニに行き、缶ビールといわし揚げとカットパイナップルとヨーグルトを買って、そのまま母の待つ指宿の家まで来ました。あたりはとても暗くて、昔カゴシマを訪れた時の闇があちらこちらにありました。昔ほどの真っ暗闇じゃないけど、そこそこ暗くて、何だか懐かしい感じがしました。めったに通らないけれど、クルマがやってきたら(たぶん、遠くで走ってただけで、私の歩いた道ではクルマに出くわしませんでした)ふっと現代にもどれました。
とはいうものの、ここはカゴシマの指宿です。一応駅から歩いて行けるところにはあるけれど、ものすごく静かで、ものすごく誰もいない感じがします。通り過ぎる家々からも明りは見えてきません。すべてが闇の中にあって、自分の生きる空間を五感を研ぎ澄まして探さなくてはならない。
角っこのところが少しだけにぎやかでした。子どもたちの声、それを引率する何人もの大人たちの声、お父さんやお母さん、児童会なんだろうか。これまた闇の中から声が聞こえるだけで、姿かたちは見えません。カチカチという拍子木をたたく音がするので、どうやらみんなで歳末の火の用心を訴えている活動のようです。大阪の実家でも、自治会の人たちがやってたりしますが、もう少し遅くて21時くらいではなかったかな。まあ、子どもたちがいるので、19時前後ということらしい。
向こうから私がどんなふうに見えているのか、少し心配だし、こちらは黄色のダウンを着ていて、少しは目立つかもしれない。でも、声も出さずに黙々と近づいてくるから、大人たちも心配かもしれない。私は、もう数十メートルというところでニタニタしていたから、ちっちゃいオッサンが笑いながら近づいてるぞ、くらいには見えたかな。
「コンバンワ」と声を掛け合って、すれ違うことができました。そこで「ご苦労様です」と子どもたちに声でもかけられたら、すごく大人なのに、それはできませんでした。ザンネンでした。
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かくして、母の待つ家に着きました。玄関だけぼんやり明かりはついていましたが、あとはやはりよそと同じで真っ暗でした。久しぶりに会った母は、それはいつもの大阪の母で、昔ならもう少し地元のいろんな方たちとふれあって、もう少しカゴシマのオバハンになってるんですけど、あまり人ともふれあうチャンスがないのか、大阪モードでした。
冷蔵庫はカラッポだし、野菜が少し、お肉が少し、こちらに来て10日くらい経つというのに、お買い物には一回だけ行ったそうです。その時に連れてってもらった親戚の人がレジで支払いマシーンを相手にボタンをポンポン押す姿を見て、二度と買い物には行かないと思ったそうです。それくらい母の機械嫌いを刺激する面倒くささだったようです。
明日、私は自分だけの予定を考えていましたが、もうやめにして、母と買い物したり、掃除したりすることにします。さしあたって庭のキンカンの収穫をして、三重県にいる奥さんに送りたいと思います。他には何か送るもの、あるかな……。
という第1通信でした。
こちらで降りた人は、高校生みたいな人と、私と二人くらい。山川から快速で駆けつけた大きなリュックのみなさんは、開聞岳登山の人だったんですね。風も冷たいし、空は曇っているけれど、みんな山に登ると決めてきたから、突入するんだろうな。
静かな駅かと思ったら、駅前の土産物屋さんの変な洋楽(南国風?)、ん? 今度は「太陽にほえろ」になった。この選曲、雰囲気をメチャクチャにしている。まあ、ここをめざした私がアホウというべきか、それとも、そういう業者の方を厭うべきか、いや、それもじんせいというものか。
とても寒いです。風を避けなくては! 写真もアップしなくては!
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1枚だけアップしました。あと15分歩き回りますね!