
奈良のお寺は、京都みたいにコチョコチョお金を取るようなことはしません。だいたいのところはフリーで、ときどきお金のいるところが出てきますが、そういうところはたいていパスすればいいんです。
京都だって、清水寺や京都御所みたいに、フリースペースがあるところもありますが、南禅寺だってそうかな。そういうお寺もありますが、たいていは小さく仕切って、その中に入るには一つ一つ門をくぐらねばならなくて、その度に金が必要になりますね。

奈良は、わりと自由なスペースがあるような気がします。東大寺も興福寺も、平城宮跡も、春日大社も、大きなところはこれくらいで、薬師寺も唐招提寺も、中に入れば自由に歩けるところがたくさんあるようです。斑鳩の里の法隆寺なんか、ものすごくたくさん見るところがあるのに、ついこの間まですべて千円で行けてしまいました。それではあんまりだとこの間値上げしたみたいですけど、本当に恐ろしいくらい安くて立派で、見るところがありました。
京都のお寺では、禅宗のお寺は小さく仕切っていて、それぞれで小刻みにお金を払わなくちゃいけなくて、観光貧乏になってしまいます。いつの間にかものすごくお金がなくなってしまい、もうお寺なんか見たくないや、神社のほうがタダだから、神社で京都の気分を味わおうなんて思っていたら、最近作られた平安神宮でさえお金を取るところがあって、京都って、しっかり商売しているな、という感じになってしまいます。
京都のワルクチはそれくらいにして、とにかく奈良です。奈良はお金のかからない観光地なのです。しかも定番のお土産もないから、何も買わなくていいし、歩き回るだけで奈良気分なのです。大仏殿で五百円払うだけで、もう満腹になります。

大仏さんだって、拝み放題だし、撮り放題、ケチなことはいいっこなしで、おまけに子どもたちも大仏さんの裏手で柱抜け遊びだってできるし、もうやりたい放題に拝める場所です。そして、広いし、たくさんの人々を見ることだってできます。そうビンズルさんなんて、大仏殿の前にあるホトケさんは、もうさわられまくって真っ白けになってたりします。


人間も、秋は高校生・中学生・小学生など、全国各地の子供たちを見ることもできます。外国の人たちもたくさんいます。

シカさんたちだって、どんくさいの・かわいいの・目つきが怖いの・やさしいお母さんなど、これまたいろいろ見られますし、ふれあうこともできます。考えてみれば、こうした野生生物は、本来であれば、夜または夕方、道路を駆け抜ける姿に出会うか、農作物を食い散らされるか、道端で死んでる姿を見かけるかしかないのに、堂々と昼間のシカさんにだって会えるなんて、奇跡としか言いようがありません。奈良だけの奇跡です。他のどこへ行っても、こういう姿は見られないのです。
それで、二月堂に上がってみると、雰囲気のある参道があって、古いお堂もあって、いかにも奈良なのです。

今回は、二月堂からのながめは撮らなくて、小物を探そうと思って見てたら、お線香を焚いてるお盆の下にこんな鬼さんを見つけて、「ああ、こんなところで地道に鬼さんは頑張っているんだ」と感心したものでした。

ここから三月堂を抜けると、東大寺の関係する神社の手向山八幡宮で、ここで気になっていたハトのお札を売っていて、1人なら絶対に買いましたが、この日は団体行動だったので買えなくて、仕方がないので次回お参りに来たときに買おうと思い、とりあえず写真だけ撮りました。この灯籠に明かりがついてる時にお参りできたらいいですね。

それから、春日大社へ回り、この日の奈良の散歩は終わりました。1人だと、ヘトヘトになるくらいに歩くのだけれど、そこは少しザンネンです。奥さんとなら、奥さんがブーブー言うくらい歩くんですけどね。また今度、行くことにします。
京都だって、清水寺や京都御所みたいに、フリースペースがあるところもありますが、南禅寺だってそうかな。そういうお寺もありますが、たいていは小さく仕切って、その中に入るには一つ一つ門をくぐらねばならなくて、その度に金が必要になりますね。

奈良は、わりと自由なスペースがあるような気がします。東大寺も興福寺も、平城宮跡も、春日大社も、大きなところはこれくらいで、薬師寺も唐招提寺も、中に入れば自由に歩けるところがたくさんあるようです。斑鳩の里の法隆寺なんか、ものすごくたくさん見るところがあるのに、ついこの間まですべて千円で行けてしまいました。それではあんまりだとこの間値上げしたみたいですけど、本当に恐ろしいくらい安くて立派で、見るところがありました。
京都のお寺では、禅宗のお寺は小さく仕切っていて、それぞれで小刻みにお金を払わなくちゃいけなくて、観光貧乏になってしまいます。いつの間にかものすごくお金がなくなってしまい、もうお寺なんか見たくないや、神社のほうがタダだから、神社で京都の気分を味わおうなんて思っていたら、最近作られた平安神宮でさえお金を取るところがあって、京都って、しっかり商売しているな、という感じになってしまいます。
京都のワルクチはそれくらいにして、とにかく奈良です。奈良はお金のかからない観光地なのです。しかも定番のお土産もないから、何も買わなくていいし、歩き回るだけで奈良気分なのです。大仏殿で五百円払うだけで、もう満腹になります。

大仏さんだって、拝み放題だし、撮り放題、ケチなことはいいっこなしで、おまけに子どもたちも大仏さんの裏手で柱抜け遊びだってできるし、もうやりたい放題に拝める場所です。そして、広いし、たくさんの人々を見ることだってできます。そうビンズルさんなんて、大仏殿の前にあるホトケさんは、もうさわられまくって真っ白けになってたりします。


人間も、秋は高校生・中学生・小学生など、全国各地の子供たちを見ることもできます。外国の人たちもたくさんいます。

シカさんたちだって、どんくさいの・かわいいの・目つきが怖いの・やさしいお母さんなど、これまたいろいろ見られますし、ふれあうこともできます。考えてみれば、こうした野生生物は、本来であれば、夜または夕方、道路を駆け抜ける姿に出会うか、農作物を食い散らされるか、道端で死んでる姿を見かけるかしかないのに、堂々と昼間のシカさんにだって会えるなんて、奇跡としか言いようがありません。奈良だけの奇跡です。他のどこへ行っても、こういう姿は見られないのです。
それで、二月堂に上がってみると、雰囲気のある参道があって、古いお堂もあって、いかにも奈良なのです。

今回は、二月堂からのながめは撮らなくて、小物を探そうと思って見てたら、お線香を焚いてるお盆の下にこんな鬼さんを見つけて、「ああ、こんなところで地道に鬼さんは頑張っているんだ」と感心したものでした。

ここから三月堂を抜けると、東大寺の関係する神社の手向山八幡宮で、ここで気になっていたハトのお札を売っていて、1人なら絶対に買いましたが、この日は団体行動だったので買えなくて、仕方がないので次回お参りに来たときに買おうと思い、とりあえず写真だけ撮りました。この灯籠に明かりがついてる時にお参りできたらいいですね。

それから、春日大社へ回り、この日の奈良の散歩は終わりました。1人だと、ヘトヘトになるくらいに歩くのだけれど、そこは少しザンネンです。奥さんとなら、奥さんがブーブー言うくらい歩くんですけどね。また今度、行くことにします。