雲は冴え冴えとしている、そういう時もあるけど、気温はそれほど下がってはいません。あと1ヶ月ほどしたら、寒い季節がやってくるのでしょう。
今はまだ、そのとっかかりの冬です。
この木の向こうには、同じように夕日を眺めている人がいるんでしょう。そうです。ボクらは友だちです。たとえ、出会ったことはなかったとしても。
ぼんやり空を見てても、友だちにはなれないけど、木の向こうに誰かがいると思えたら、もう通じ合っているじゃないですか!
空をぎっしりと雲が波のように押し寄せていて、青いところはほんの少しだけになっていました。
それでも、ボクたちは、お仕事に向かい、誰かとおしゃべりなんかして1日が終わり、家でお酒を飲んで寝る、そういうことを楽しみに、やっていくんですよね。
それぞれのおうちには、誰かが住んでて、同じ空の下で、あれこれつぶやきながら生きていくんだろうな。