甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

時代の寵児から地道な仕事へ

2021年05月06日 21時51分19秒 | わがまま音楽

 「スーパージェッター」「風のフジ丸」といえば、今でもテレビアニメのテーマソングを歌えそうな気がするんですが、あんなに子どもたちをとりこにした作品の作者、ついこの先月まで生きておられたなんて、少し信じられない気持ちでした。

 私の子ども時代の漫画家といえば、「鉄腕アトム」の手塚治虫さん、実は「リボンの騎士」だって、「ジャングル大帝」だって、「ビッグエックス」だって、みんな手塚治虫さんでした。

 ついでに実写もので、「マグマ大使」も原作を書いておられたけれど、もっともっといろいろお世話になった気がします。中学の頃、朝日ソノラマの「火の鳥」シリーズを学校に持ってきてくれた同級生がいて、おかげざまで初めて「火の鳥」も読んだけれど、壮大だし、古代の神話の世界を垣間見せてもらいました。

 不勉強で、神話の世界もまるで知らないのに、猿田彦だけは強烈なキャラクターで印象に残りました。その猿田彦さまをおまつりした神社が、伊勢の内宮のすぐそばにあって、もう何十年も三重に住んでる私ですけど、一度しか行ったことないかもしれませんけど、とにかく、「火の鳥」シリーズのおかげで、目覚めました。

 それで自分でも「火の鳥」を買ってみて、今もいくつかはうちにあります。全巻完結してたらいいんだけど、そこまでの情熱は中学の時で一区切りはついてたんでしょう。それを確かめるためにいくつか買っただけでしたか。

 ギャグ漫画の赤塚不二夫さん、009の石ノ森章太郎さん、オバQの藤子不二雄さんたちなど、いろんな漫画家さんの原作をアニメにしたもの、見させてもらいましたね。

 「スーパージェッター」はTBS系列でやってたから、岩手出身のうちの奥さんとも話が通じました。「風のフジ丸」は歌は憶えてるけど、内容は記憶にないですね。

 とにかく、原作の久松文雄さんという方の死亡記事が先月にあって、「ああ、今も活躍されてたんだな」と思ったものでした。二回りくらい年上の方でした。

 60年代に脚光を浴び、それから50年間の漫画家人生、その中で「古事記」を作品化したり、中国の歴史ものを取り上げたり、自らがキャラクターを作るのではなく、そこにあった人物を絵にしてみるお仕事をずっとされてきたみたいでした。

 そうか、そういう生き方というのか、クリエイターの在り方みたいなのもありますね。何もかもを自分の力で生み、それをずっと育てていくのは、相当に困難なことです。同じ仕事をずっと続けるのであれば、ある程度同じやり方でやれる方が楽というのか、絵に専念できるから、いいものが作れたかもしれないです。そっちを推し進めた人だったんですね。

 でも、とにかく私はこれからもスーパージェッターを、時々はどこかで歌っていくんでしょうか。

 マッハ15のスピードだーあー、なんてね!

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