甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

猛暑の「取り合わせ」 暑いなんて言いません!

2021年08月28日 14時16分07秒 | 芭蕉さんの旅・おくのほそ道ほか

 山形の酒田市の友だちは、今雨が降っているということでした。金沢も雨だとか。うちは三重県の中南部なので、ものすごい暑さになっています。お昼ですけど、暑いです。だったら、エアコンの部屋に行けばいいわけですが、めんどくさいからそのまま二階でパソコン開いています。暑いです。

 そういえば、こんなに暑いのに、セミたちは全くいないようです。何だかただ暑いだけで、少し損した気分です。セミたちがいた頃は、「うるさいなあ」とか文句も言えたのに、今は誰にも不平を言う相手がいなくて、ただへばってるだけです。何だかなあ、という感じです。

 猛暑っぽい「取り合わせ」をやってみますか!

1 (          ) 馬の尿[ばり]する枕もと 
 〇〇などに責められるし、枕元には馬の小便をする音が響いている。ああ、実にとんでもない夜になってしまった。

 というくらいだから、これは取り合わせとは言えないかもしれません。お馬さんのオシッコと上五は関係があります。「なっ、ワイルドだろう」という古いギャグが使えそうなくらいの、田舎のおうちということでした。

 2019年に、私はここを通ったはずなんですけど、うっかりしててちゃんと行けていません。来年か再来年、今度こそちゃんと行きたいと思ってます。チャンスを逃すヤツはまた何度も逃すはずですけど……。

 私は鳴子温泉郷はたったの1回しか行ってないのに、またふたたび行きたい温泉地になりました。その尿前(しとまえ)の関の近くにあるみたいです。何てったってお湯がよかった。ピリピリというお湯と、もう一つはこれまた違うお湯で、当時の写真がないのが不思議なくらいです。


2 やがて死ぬけしきは見えず (        )
 まもなく死んでしまうのに、そういう様子[気配]も全く見せないでずっと鳴いているようだ。

 私たちのまわりで、命ははかなさを常に感じさせてくれるものですけど、特にすぐに死んでしまう生きものといえば、カエル? ホタル? ネコ? いやいや、もっと短い命の生きものがいましたね。

 カゲロウではないですよ。これは盛夏の句になるのかな。
(さっき一瞬ツクツクボウシがうちの庭で鳴きました。でも、今はいなくなりました。何もかも夏の終わりっぽくて、なげやりな感じがします。空白感とそれを埋める猛烈な暑さで、問答無用です! 恐ろしいほどです)

3 おもしろうてやがてかなしき (         )
 〇〇というのは、とても面白くて、ワクワクするものなのだが、やがてそれも終わってはしまうものだから、そのあとはやはりシンミリと悲しくなるものだ。

 そんな夏のイベントってありましたっけ? 花火? おまつり? 夜店? 盆踊り? ライブ? 演劇? 今はたいていのものが禁止・中止になってるけど、そういうものですか?

 花火かな? 「おもしろうてやがてかなしき花火かな」では、何だかあたり前っぽいですね。他のものなんでしょうね。



4 (          ) 海に入れたり最上川
 一日の〇〇も海のかなたに押しやって、最上川はゆったりと流れていく。それほどに川の力というのを感じたのだ。

 最上川を褒めてる作品ではないですね。夏のしんどさがやっと終わるというホッとする感じを作品に込めたんだと思います。


5 命なり わづかの笠の (          )
 その昔、西行が「命なりけり」という歌を詠んだ土地で、笠の下でほんのささやかなホッとする時間を感じている。これが生きているということなんだろうか。

 暑さの中で、「ああ、自分の命を感じる」だなんて、昔の人に教えてもらわないと、私たちにはできないことですね。私なんて特に、アツー、シンドー、もうあかん! もうイヤヤ! そんなことしか言えないでしょう。

 このヒントは「笠」ですね。だから、これも「取り合わせ(ミスマッチを楽しむ、というか、ことばが響き合うこと)」といえるかどうか、少し微妙です。さて、どんなことが命・生きてる感じを味わわせてくれるんだろう。

6 清滝(きよたき)の 水くみよせて (         )
 京都の清滝川の清流をくみよせて、冷やしただけに〇〇〇がとてもおいしい。夏はこうした水で冷やす食べ物がやはりおいしい。

 これも微妙だけど、下五にこんなことばが入るなんて! という組み合わせの妙は感じられます。

 私なら、「ホットする」「グッと飲む」「酒を飲む」「京気分」とか、つまらないことばしか浮かんできません。残念ですね。

★ どんな季語を入れますか?
  さつき雨[五月雨]       蚤虱[のみ・しらみ]
  田植え歌           蝉の声[せみのこえ] 
 鵜ぶね[うぶね]かな     ところてん[心太]
 下涼[したすずみ]        暑き日を[あつきひを] 

   

さて、正解は?

 1・蚤虱     2・セミの声   3・鵜ぶねかな
 4・暑き日を   5・下涼み    6・ところてん

でした。


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