今朝、電線でぼんやりしているツバメのヒナを見つけました。大人なら、もっと仲間とおしゃべりしたり、次にどんなことをするのか、お互いに話し合ったり、わりとコミュニケーションをとるはずなんですが、このヒナは、朝だからぼんやりしている感じでした。
とはいうものの、巣から旅立ち、みんなと一緒の草原でワイワイ言いながら寝てるんだと思うんですけど、朝になってねぐらから移動して、お水飲んだり、虫も食べたりしたんだろうか。朝ごはんを食べて、少しゆっくりしていたのか……。
それに、この子の親たちはどこへ行ったんです。何だか頼りないし、何かをしようという意気込みが感じられなかった。
朝は始まったばかりというのに、何をしようというわけでもないし、羽のチェックはしていたけれど、みんなからはぐれたのか、それとも勝手に飛び出てきて、自分で好きな風にリラックスしているのか、いや、何だか頼りなさそうに見えたけれど、このヒナとしては余裕だったんだろうか。
いつまでも、ヒナの観察をしてみたかったけれど、私も仕事はあるし、まわりの人の目もあるし、お天気もそんなによくないし、激しく降ったり、少し小降りになったり、空も梅雨らしい気まぐれというのか、好きなように降る感じで、降ったらさっさと遠ざかる雨雲ではないようでした。
雨雲も動いているのかもしれないけど、次から次と雲がやって来て、落ち着かない天気でしたっけ。
雨の朝、ツバメのヒナとの出会いは一瞬でした。
写真を二枚撮ったら、私はこのヒナを置いてけぼりにした。ヒナはヒナで、気が向いたら、どこかへ行ったことでしょう。ずっと雨は降っていたし、虫もどれくらい食べられたのかどうか、あまり楽しい一日ではなかったんじゃないの？
また、明日、ヒナに会えるかどうか、そういうのを楽しみに、今も降っている雨がもう少し穏やかになってくれるのを祈ってようかな。
１ ヒナツバメ朝のあいさつ誰とした
２ ヒナツバメ雨の予感に朝惑う
３ ヒナツバメ単独行動事始め
