甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

射和(いざわ)の祇園祭! たぶん、今!

2014年07月12日 22時05分45秒 | 町並みを行く!
 松阪にも祇園祭というのがあります。うちの子が小さい頃に、1回か2回ほど行ったことがあります。もう20年くらい前のことです。その後は、そういうのがあるのは知っていますが、全く関係なく過ごしています。私の家はお祭りに関係を持たなくても全然影響がないのです。平気でぼんやりやり過ごしています。せっかく住んでいても、その町のお祭りと何の関係もないので、少しさびしい感じです(でも、心の半分では、それもいいさと思ってたりします)。

 私の住んでいるところにはコミュニティがないのですね。もっとお祭りの寄付金を請求されたり、お祭りに氏子として参加したり、あれこれ義務的な要素があると、お祭りも楽しいはずなのですが、それがないのです。少し残念です。お祭りが本当に好きなら、もっとディープな街中に住めばいいのですが、それほど好きではないので、まあ、よしとしましょう。

 小さいころ、自分が小学生のころ、お祭りは好きな行事でした。1キロくらい離れた工場に囲まれた一角に天満宮がありました。そこのお祭りはにぎやかなもので、人混みでほんの2、300メートルの道がなかなかまともに歩けない、地域のほとんどの人が参加するお祭りでした。母はそういうお祭りにも適当に距離をおく人で、夜店で売られるあやしげな飲み物・食べ物を子どもらには食べさせたくない様子でした。だから、子ども同士でお祭りに行くようになると、どうぞ行ってらっしゃいと送り出してくれたような気がします。

 母はお祭りがあまり好きではありませんでした。でも、盆踊りを見るのは好きな人だから、人混みがキライだったのかな……。私のお祭り嫌い(?)は、この母から影響を受けたのかもしれません。なにしろ私は母の指導にはものすごく従う人になってしまっているので(若い頃は反抗もしましたが)、現在もバリバリのお祭り苦手ではあります。とはいうものの、近ごろ野次馬根性が芽生えつつあるので、好奇心とお祭り苦手のバランスをとりながら過ごしています。



 というわけで、今年の松阪の祇園祭には見向きもしませんでした。でも、たまたま松阪駅に用事があったので、つい写真は撮ってしまいました。さて今夜、どんなことがあったんでしょうね。そして、何を祈願してお祭りさわぎをしたのやら……。もう少し夏も深まるとか、ものすごく暑いとか、麦がとれたとか、何か祝うことがあればいいのですが、何の祭りなんでしょうね。そうです。うちの山形県の鶴岡の親戚のおうちでは、明日からお盆ということです。これは、お祭りのきっかけとしては絶好のものですけど、松阪ではお盆は来月だし、やっぱり動機がはっきりしないお祭りです。







 今日のおでかけで、多気町の産直に行きました。その帰りに、少し国道をはずれて両郡橋を渡り、相可の町から射和の町へ入ったところで、橋のたもとで山車(だし)を見つけました。そこであわててクルマを止めて、すぐに野次馬根性を発揮して、2つの山車の写真を撮り、もし気が向いたら、夜の祭りも提灯に灯りがついてキレイということなので、少し行ってみたい気持ちもわき起こりました。





 今日の夕方、どうするべきか大いに悩みました。でも、庭仕事をして、ちょっと1杯という気持ちに負けてしまって、夜の祭りはパスすることになりました。その辺が、私の根性なしのところです。もっとガッツがあれば、自転車ででも行ったことでしょう。ですから、妻に行こうと誘ったのです。きっかけが欲しかったわけですね。彼女をだしにしてお祭り参加で写真を撮って遊ぶということがしたかった。
 けれども、彼女は「私は行かない」とキッパリ言うので、夜のお出かけはなしになり、仕方なくブログをして、自分のふがいなさを反省します。どうしてこうと思ったら、これと突き進めないのか! 本当にしょうのない私です。



 気持ちを切り替えて、明日こそ、やりたいことが見つかったら、突き進もうと思います。でも、その前に、家でしなきゃいけないことがいっぱいあって、そちらとバランスをとりつつ、突き進みます。

 そうでした。射和の祇園祭でした! こじんまりとしてはいるけれど、射和というのは1つの文化圏でした。ですから、お祭りも独自のものを持っていて、現在の松阪の祇園祭よりも、もっと伝統に沿った形で、町全体で盛り上がっているお祭りという感じがします。

 何しろ、各家庭での意気込みが違います。地元の人から聞いた話ですが、それぞれのおうちが今夜はごちそうを食べ、親戚の人が集まり、神社にお参りもして、1年に1回の祭礼を迎えたことでしょう。しっかりと自分たちのお祭りとして参加できることは、貴重です。ちゃんと自分たちのルーツを感じることができます。それがない私は、ただうらやましくて旅人として写真を撮るだけです。なんだかつまらない。つまらないけど、しょうがない。自分の祭り、こんな私にもこれから見つかるかなあ。いや、ぜひ見つけたいです! 


★ 松阪の祇園祭は来週だそうです。また、ケーブルテレビはライブ中継するのかな? 雨が降ったら大変です! みんな湯気が出てしまう! 



★ 結局、雨は降らなかったようです。よかったですね。ケーブルテレビも見ませんでした。何で見ないのかな……。ただ、人混みと空騒ぎと徒労感があったので、行かなくなりました。行かないには、それなりの理由があったのかな……。

★ 2015年も行かないで、家でくすぶっていました。お祭りよりも「ブラタモリ」を見ることを選んだんですね。ああ、折角のチャンスだったのに……。でも、知ってたら行ったと思います。1年前の記事を見て思い出しました。いいかげんな覚悟でした。来年もどうなることかわからないです。


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