表紙を変更しました。今朝見た矢頭山(やずさん)の雪景色を表紙にしました。もちろん、それなりのところにクルマを止めて撮りました。もう何台も抜いていくクルマがいっぱいでした。そりゃ、通勤時間ですからね、抜いていくクルマもいるわけです。
でも、私は矢頭山のうっすら白いものをのっけているを撮らないわけにはいかなかった。東側から朝日を浴びて、くっきり山の起伏も浮かび上がっていました。今日なんて、もう雪は降る心配はなかったので、あとは解けるだけなのです。
だから、今、撮らねばならなかった。
その前に私は、ノロノロしている軽自動車をツイーと抜かしていました。どうしてそんな乱暴なことをしたのでしょう。直線の誰も通らない道だし、対向車も見えなかったので、ついやってしまったけれど、今思うと反省します。
矢頭山の姿を見る前に、すでに堀坂山(ほっさかさん)の白化粧を見ていたのです。町中から見える堀坂山もきれいで、どうしてこんなにいつもと違う姿になるのだろうと、運転そっちのけで見とれていたのですよ。うっとりしていたのです。
ああ、それなのに、お山が見えなくなると、すぐに乱暴モードになって、ノロノロのクルマを抜き散らす(一台だけなんですけどね)なんて、どうしたことか、これが私の本性か、それとも今朝は変な気分だったのか、たぶん、私は、時には雑でいい加減なところも見せる、少し怖いところもある人間なんでしょう。たまたまそれが出て、軽自動車を人知れず抜いた。
でも、それからほんの少ししたところで、白い山の姿を撮るためにクルマを止めた。そうしたら、さっき抜いた軽自動車にやすやすと抜かれ、結局ずっとそのずっと後方を走ることになりました。
バカみたい、というかアホなのです。どうせ、そんなことなのだから、いつものようにチンマリ、のんびり走ればいいものを、変な自分が出て、抜いてしまった。
それから、大きなトラックにも抜かれました。もちろんトラックは基本はゆっくり走ります。時々は乱暴な高速運転の人もいるけど、今朝もゆったり運転のクルマでした。その後方を走っていました。
違う道があれば、そちらを走って、できればトラックの後ろを走りたくない。なのに一本道なのでずっとノロノロ走らされていた。
ついさっき、きれいなお山を見たのだから、それで満足してゆったり走ればいいのに、今朝の私は変だったのか、またも直線で対向車が見えない時、追い越しをチャレンジしてみました。
今朝のトラックは、たまにあるパターンなんだけど、自分はゆっくり走っているくせに、後ろから追い越そうとすると、あえて中央線をはみだし、追い越そうとする道をふさぐトラックさんで、一瞬止めようと思いました。でも、もう体は追い越しモードで、狭くふさがれた道を追い越してしまった。
でも、そのあとも心臓はドキドキで、ああ、こんなになるのだから、じっとしばらく我慢して、どいてくれるまで待てばよかったのにと、直後に思いました。
でも、すでにトラックは後方はるかになっています。ああもういいや、どんどん行ってしまおうと、そのままトラックが見えないように飛ばして走りました。
ずっと後味は悪く、いやな朝となりました。
お山はこんなにきれいなのに、それを見上げる私は、落ち着きがなく、癇癪持ちで、イライラしているし、かといって大した急ぐ理由もなく、何に焦っているのかわからんくらいに、理由なきムシャクシャで、お山にうっとりと、変な癇癪とでカッとしたり、うっとりしたり、後悔したり、起伏の激しい朝を過ごしました。
帰りは、もちろんZARDさんを聞き、この無駄なバックの音をすべて消してほしい。こんな古くさいサックス、ギター、ドラム、ピアノ、何もかもが気に入らず、ただ泉水さんのボーカルだけを拾って聞いていました。
私が専門的な技術があれば、ボーカルだけを拾い、そこにあっさりしたピアノだけとか、押尾コータローさんのギターだけとかで再構成したアルバムを作るのだけど、それくらい泉水さんのボーカルは貴重なものだと思いましたが、だれもそんなことはしてくれそうにないので、仕方なく古くさい音に取り囲まれた泉水さんの声を楽しみに帰ってきました。
帰りは穏やかに帰ってきました? いや、追い抜きはしなかったけれど、雑で乱暴だった気がする。うちの奥さんを乗せていたら、しないような運転だったかも。
反省して、もう寝ます。