ようやく天気も落ち着いてきました。
ツバメたちも、そういう穏やかな日和というのを待っていたのでしょう。
2日前、30日の朝にはツバメたちはいました。50羽が電線にズラリと並んで会議をしているようでした。この子たちは耳がいいから、遠く離れた真横からでも聞き取れるようで、静かでかつ慎重な会議は進行していったようです。
そして、11月になったら、みんないなくなってしまいました。
いつかそういう時が来るとは思っていたけれど、いなくなったら、町がしぼんでいくような感じです。
それとも、北から来るツバメたちがうちの町とかで休憩することもあるのだろうか。
たぶんないと思います。みんなこうと決めたら、わりと一直線に南を目ざしていったことでしょう。今日はもう台湾あたりに行ったのかも知れません。
あとに残された私たちは、冬支度をして、じっと寒さに耐えて、ツバメたちが再びもどってくる3月を楽しみにするしかありません。
春がやってくるのか、あと5ヶ月ほどしたら。
当たり前だけど、すぐに時間は過ぎていくけれど、長くてトボトボとした時間を、何かをしながら過ごしていくんですね。
柿とか、ミカンとか、季節のものを食べていこう!