リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

森林火災の当たり年になるのかな

2023年06月10日 | 日々の風の吹くまま


6月8日(木曜日)。☀🌤⛅。午前4時30分の朝焼け。せっかくよく眠っていたのに、カレシに「おい、いびきをかいてたぞ」と起こされて、おまけに足が攣ったもので、起き出してうろうろ。今は日の出が5時ちょっと過ぎだから、明るくなるのが早い。ベッドに戻って、何となく眠りに戻ったけど、今度はカレシのいびき。時計はまだ6時前。んったく、人のいびきに文句を言うくせに、自分のいびきはOKなわきゃないだろ。起こして文句を言ってやろうと思ったけど、どうせ「オレはいびきはかかないよ」と言うに決まっているので、証拠のビデオを撮ってやろうと起き出してスマホの電源をオン。でも、なぜかゆうべやり残したことを思い出して、オフィスに入ってPCを立ち上げて、さっさと「ひと仕事」。寝室に戻ったら、カレシのいびきが止まっていたので、ベッドにもぐり込んで8時過ぎまで寝直し。

起きて見たら、大気の健康指数(AQHI)は低リスクの「3」に下がっていて、きのう出ていた大気汚染注意報は解除。まだ暑いけど、30度まで行ったきのうほどではないみたい。ロッキー山脈の向こうのアルバータではヒートドーム現象が起きているらしい。猛暑と山火事の煙が同時に来たらえらいことになるだろうな。朝と夜で風向きが変わるのか、日中から夜にかけて指数が上がっても、朝方には下がって、けっこう清々しい。カナダ東部ではケベックやノヴァスコシアで大規模な森林火災が起きていて、その煙でトロントでは大気汚染注意報。さらには国境を越えて、ニューヨークやもっと南のフィラデルフィアまで広がった煙で、あっちの空は汚いオレンジ色。飛行機の離発着にも影響が出ていると言う話で、さらには大西洋を越えてノルウェイまで広がるらしい。バンクーバーでも何年か前にカナダ側とアメリカ側の森林火災の煙りの挟み撃ちで、2週間くらい煙に巻かれていたことがあったっけ。あのときのAQHIは極めて高リスクの「11」を超えていて、夏の空にぽちっとかかった太陽はそのまま見つめられるくらいだった。

BC州内の森林火災では、北部のロッキー山脈の炭鉱町タンブラーリッジでは住民2400人全員に緊急避難命令がでたそうだけど、火災は手の付けられない状態で、短時間で1万ヘクタール近くに燃え広がったそう。このタンブラーリッジは、州政府やカナダの炭鉱会社、日本の商社などが提携して、日本の製鉄産業向けの石炭を採掘する目的で作られた町で、石炭産業の衰退で一時は存続が危ぶまれたけど、最近になって恐竜の足跡や骨の化石が発見されたことから、ユネスコの世界ジオパークに指定されて、ロッキー山脈の豊かな大自然と共にアウトドア派の観光地として再起し始めたところだった。おととし1日足らずで全焼してしまったリットンの町の二の舞にならないといいけどね。

西のバンクーバー島の火災は規模こそ2平方キロと(BC州の森林火災としては)小さいけど、太平洋に面したポートアルバーニと観光地のトフィーノ、ユクルエレットが、島の東側に通じる唯一のハイウェイが交通止めになって孤立状態。業務用車両に限って指定された臨時の迂回ルート(林道)だと、砂利道で4時間もかかるんだそうで、足止めされた観光客の移送や食料品やガソリンなどの物資の供給確保に追われているところ。去年トフィーノに行って分かったことだけど、あのあたりは飛行機の便はあっても、トフィーノなんかタクシーが1台しかいないし、バスのような交通機関も無きに等しいから、観光客でも車がないと動きが取れないところ。ハイウェイは早急に開通しそうもないということで、生活物資をはしけで港のあるポートアルバーニまで運ぶことを検討しているとか。今年は森林火災が多発する(10年平均では約1500件、焼失面積40万ヘクタール)と言う予想で、こんなに早くからシーズンが始まってしまって、先が思いやられるなあ。大都市圏に住む私たちとしては、最善の防衛策はマスクを用意しておくことくらいだなあ。ニューヨークでもマスクをしている人がけっこういたし・・・。


天気が変わるのかな?



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