リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

女3人が連れ立って買い物に行きました

2024年07月08日 | 日々の風の吹くまま
7月7日(日曜日)。☀。起床午前8時。すでに暑い感じ。きのうの最高気温は29度だったそうだから、今日はあっさり30度を超えるかな。高温警報が出ていて、熱中症に注意するようにとのこと。そうだね、気を付けないとねオフィスは日の出から直射日光が当たるので、ワタシのデスクの上にある時計の温度計は朝から31度。オフィスのダイソンタワーを「強」レベルで回して、寝室のシーリングファンを回して、リビングの窓を開けてシーリングファンを回して、バルコニー側のパティオドアを開け放して、それでもあっつぅ~。

エスターが「朝ご飯のミューズリのおかげで身体の調子がいいんだけど、何というブランド?」と聞くので、Dorsetというイギリスのブランドで、後で牛乳とオレンジジュースを買いに行くからついでに買ってきてあげるねと言っていたら、エヴァから今夜のディナーの材料を買いに行こうとエスターにお誘い。エスターが「牛乳とオレンジジュースとミューズリを買って来ようか」と言うので、あ、だったらトロリーを持って行けば買い物を運びやすいから、ワタシも一緒に行こう。ということで、女3人、熱い中をぺちゃくちゃと賑やかにしゃべりながらモールへ。まずはワタシの行きつけのSave-On-Foodsに行って買い物。エヴァが必要とするものが1品なかったので、エヴァの行きつけのウォルマートに行くことにして、駐車場を突っ切って、エレベーターでメインフロアへ。

途中でDollaramaに入って、エスターが子供と孫へのおみやげにする「おもちゃ」をゲットして、ウォルマートに入ってエヴァの買い物。どの店も同じモールの中なんだけど、ワタシはたまに工具や金物を買いにウォルマートに行くだけで、(日本の百均に相当する)Dollaramaには入ったことがないので、「若い」2人の買い物ぶりを見学。そこでふと気づいたのがトイレットペーパーやキッチンペーパーのパッケージが普通のスーパーで売っているものよりずっと小さいこと。例えば、トイレットペーパーはレギュラーサイズの6ロールじゃなくて4ロール入りだし、キッチンペーパーも3ロールじゃなくて細いのが2ロール。価格は確かにSave-Onに比べて格段に安いけど、パッケージもすぐに使い切ってしまいそうな量だから、もしかしたら数字から受ける印象ほどには安くないんじゃないかな。つまり、買う時は安いっ!と思っても、すぐになくなっては次を買っていたら、結局はそれほどの節約にはなっていないんじゃないのかな。たしかに普通の6ロールパックを買うだけのお金を持っていなければ、小さいパックを買わざるを得ないだろうけど、何だかお金がない人を「安価」で釣ってぼったくっているような感じがするな。

エヴァとエスターの買い物を見ていて、ワタシもあんな風に値札を見て、品物を見て買い物をしていた時があったんだと思い出して、いつの間にかスーパーではろくに値札を見ずに買い物をしている自分に気づいた。だいたいいつも同じ店で同じものを買っているからかもしれないけど、これっていいことなのかな。ちゃんと日常生活が破綻せずに成り立っているんだからそれでいいのかもしれないけど、漠然とながらちょっとは考えさせられた。さて、エスターが「ご飯よぉ」と言いに来るまで、ランチを食べて、掃除をして、食器を食洗機に入れて、明日のフェリーの情報をチェック。(予約した場合、ターミナルでのチェックインは出航時刻の1時間前から30分前の間で、それより早くても遅くても予約が無効になるので、ハイウェイの道順をよぉく頭に叩き込んでおかないとね。あ、ドアにノック・・・。


ご近所さんと夕日を見に釧路公園のある山へ

2024年07月08日 | 日々の風の吹くまま
7月6日(土曜日)。☀。あはっ、あっつぅ~いっ。きのうの最高気温は28度で、今日はもっと暑くなるのかなあ。エスターはきのう「観光」から帰って来て、グヤーシュのディナーで意気投合したご近所さんのエヴァの誘いで川べりの散歩。エスターは58歳、エヴァは52歳と年齢的に近いし、何よりも2人ともハンガリー語が母語だから、火曜日以来ずっと朝から晩まで英語の「集中講座」だったエスターには疲れを癒すのに絶好のチャンス。いそいそと出かけて行ったのは午後7時過ぎで、楽しそうに帰って来たのは11時半。さすがに疲れたと見えて、いつもは早起きしていたのに今日は起きて来たのは8時過ぎ。あはは。

朝ご飯が済んで、エスターはエヴァと一緒にアメリカとの国境手前のホワイトロックへ。昔海鳥のフンで白くなった巨石がホワイトロックの名前の由来。今は定期的に白いペンキを塗って人口2万3千人の市のシンボルを維持しているとか。セミアムウ湾に面して数キロのビーチがあって、中心地にはおしゃれな店やカフェが並んでちょっとしたリゾートの雰囲気らしい。特に有名なのがビーチから沖に向かってまっすぐ突き出した全長470メートルの木造の桟橋で、そこから見る夕日がすばらしいとの評判。アメリカまで行けそうにない分カナダで大いに楽しんでほしいと思っていたし、今日はまだ観光の予定を決めていなかったので、エヴァがエスターを誘ってくれてよかった。エスターが住むライネから車で1時間もかからないミュンスターにエヴァの友だちが住んでいるそうで、どうやらエスターがドイツに帰ってからもエヴァとの親しい付き合いが続きそうなのが、ワタシもほんとにうれしい。

エスターを送り出して、ワタシは洗濯とクロスワードパズル。ランチはバックリブの残り(カレシは冷たいのが好き)。カレシがビールと一緒だといいなあと言うので、有機ごみが暑いバルコニーで臭ってくる前にごみルームに持って行ってから、そのまま角の酒屋へ行って人気の地ビールのダーク・ラガーの冷えた4本パックを買って来て乾杯。カレシは溜まっている英語の生徒からのメッセージや質問に対処して、ワタシはのんびりクロスワード・パズル。午後4時になってマティニで乾杯。エヴァに晩ご飯を食べに帰って来るのか聞いたら、「何時に帰ればいい?」という返事。そうねえ、6時か6時半。「じゃ、それまでに帰るわ。今夜は私は遠慮するけど、明日の夜はハンガリー料理を作るから、うちに来てね」。うわぁ、こっちでもご近所さんのエヴァとのお付き合いが深まって来たようで、うれしいね。考えると、ワタシもエスターもいわば国際結婚で、エヴァも故国と母語を離れたカナダで結婚、離婚を経て来た、言うなれば「越境組」だから、どこか深いところで無意識に理解し合えるものがあるのかもしれない。

エスターが帰って来たのは6時過ぎで、ヴィクターの店の特製ハンバーグとフレンチフライとサラダで晩ご飯。部屋に戻っていたエスターが「エヴァがこれからみんなでバーナビー・マウンテンで夕日を見に行かないかって。行く?」と言うので、カレシが「行くっ」。ということで、ささっと着替えをして、エヴァの車でバーナビーマウンテンの上のクシロ公園へ。夕方なのに何で駐車場が混んでるのかと思ったら、エヴァが「夕日を見に来てるのよ」。なるほど、斜面の芝生に敷いた毛布に座ったり、寝転がったりして入江の向こうを眺めている人がたくさんいるな。公園の名前はバーナビー市がワタシの生まれ故郷である釧路市と姉妹都市で、提携50年を記念して公園を「釧路公園」と命名したためで、一角にあるカムイミンタラ(アイヌ語で「神々が遊ぶ庭」)のトーテムポール群は姉妹都市25年を記念して釧路市が寄贈したもので、アイヌ人彫刻家の故床ヌブリ氏が現場で制作した作品であり、そのうちの1本は釧路市の方角に向いていること、阿寒湖畔のアイヌコタンに立っているトーテムポールもバーナビー市の方角を向いていることなどを説明しているうちに、日が落ち始めて、目の前で空がオレンジ色になり、太陽が最後の光芒を放って静かに山の向こうに消えて行って、残照をながめながら、みんな駐車場にぞろぞろ。あ、また楽しかったね。











フェリーのオンライン予約/猛暑の中の観光

2024年07月06日 | 日々の風の吹くまま
7月5日(金曜日)。☀。とうとう猛暑注意報。場所によっては(つまり内陸の方は)30度台、バンクーバー市内は多分27度とか28度とか。きのうは暑かったぁと思っていたら、最高気温は26度で、やっぱり暑かったなあ。で、今日はもっと暑くなるという予報だけど、はてな。

今日の一番先の「やらなきゃ」仕事はビクトリアへ行って帰って来るフェリーの予約。カレシがゆうべ公営のBCフェリーの予約サイトをチェックしたけど「何かいまいちよくわからない」。おいおい。カレシは自分が気に入るようなハイテク装置の操作習得できるんだけど、それ以外はなぜか???となって「何かおかしい」、「どうなってんだ、これ」の連続。結局はワタシが乗り出してやってみると簡単に済むのにカレシがやると複雑界のモンスターになるから不思議。どうやら問題はカレシが普段使っているラップトップ。タッチ式だからちょっと画面を大きく設定するとまだ下の方に重要な情報があるのに気付かないわけ。ま、言うなればそれがカレシなんで、50年も付き合っていると裏表わかっているからワタシは慌てないけど、それでも・・・。

結局、通販や寄付の支払いなどでオンライン処理に慣れているワタシがカレシの後ろからマウスを操って行きは何時にする?あれこれ考えてターミナルまでは1時間は見ておくとして、30分前にターミナルに着いていなければ予約は無効になるので、午前10時出港を選んで、同日の帰りの便は急ぐこともないので午後8時を選んでクリック。予約はカレシの名前だけど、連絡先はワタシのメールアドレスを入力して、お遊び用のワタシ名義のクレカで先払いして、予約確認のメールを確認して、よしっ、ビクトリア行きは確定(ほら、簡単にできるのに何でわざわざ難しくするのかなあ・・・)。BCフェリー公社から確認メールが来てみたら、シニア(65歳以上)の私たちは何と乗客料金が「無料」。ほんとぉ~?BC州民だけらしいけどちょっと粋だね。じゃあ、今日のお出かけ。行く先はブリティッシュコロンビア大学にある人類学博物館とバンクーバー市内南のオークストリートにあるヴァンデューセン植物園。

暑い中をなぜか渋滞している中を大学構内に入って、ひたすら走ってやっと駐車場を見つけて、道路向かいの博物館へ。ここはワタシも前から来たかったところなんだけど、北アメリカの先住民に関する歴史の説明と展示品は、ヨーロッパ人のエスターにはたぶんそれまでは存在さえ知らなかった新鮮な歴史の発見というところかな。ワタシが興味があるのはやっぱりBC州の先住民とアイヌ民族とのつながりだけど、南太平洋の島々の民族の展示物もひっくるめて、さらにはもっともっと前に袂を分かった民族のことを考えて、うん、人類はみんなどこかでDNAのかけらがつながっていて、奥が深そう。ヴァンデューセン植物園の外のレストランでランチをして、昔ゴルフ場だったところにできた植物園の中をそぞろ歩き。日陰は涼しいけど、ワタシの腕はあっという間に真っ黒け。天気サイトをチェックしたら気温は28度。はぁ、あっつぅ~いぃ~っ。

人類学博物館(ブリティッシュコロンビア大学)




ヴァンデューセン植物園







写真撮影の花嫁さん(お婿さんはどこ?)


揺れる吊り橋での冒険の後はハンガリー料理のパーティ

2024年07月06日 | 日々の風の吹くまま
7月4日(木曜日)。☀。暑そうだっ。朝ご飯が済んだら、さっそくおでかけ。今日のツアーは入江の向こうのノースバンクーバーのキャピラノ渓谷の吊り橋と「森の上」の散歩。ニューウェストミンスターに移ってからは行ってないので、一応道順をチェックしたら、あ、8番ストリートからカナダウェイに出て、ハイウェイ1号線(カナダを東から西まで横断する別名トランスカナダハイウェイ)のウィスラー方面の車線を辿って行って、キャピラノ・ロードに右折して行くだけの話。まあ、今日はアメリカの独立記念日だから、アメリカから車で来る観光客で溢れ返っているかもしれないな。

出発は10時過ぎ。先週からバーナビー方面から伸びて来ている水道本管の工事がニューウェスト側の7番アベニューを進んで来て、8番ストリートを横断するので通行止めになっていたので、10番ストリートから回り道しなければならないかなと思っていたんだけど、6番アベニューから車がどんどん右折して行くので、カレシも後に続いたら、あら、工事はもう8番ストリートを通り過ぎていて、徐行の標識が立っているだけ。ちょうど良かった。そのまま(市の境を越えてバーナビー市に入ると名前が変わって)カナダウェイを走って、ハイウェイに乗る大きな交差点まで来たら、平日だから港へ向かう巨大なトラックが数珠つなぎでノロノロ運転。これじゃあ全然高速じゃないじゃんと言いながらひたすらのろのろ走って、やっとのことで橋を渡ってノースショア。そこからはまあまあのスピードで、ウィスラー方面の標識を辿って西へ、西へ。やっとキャピラノ・ロードに右折して、しばらく行くと「キャピラノ吊り橋公園」の駐車場に到着。うは、混んでるよ。でも、運よく開いているところを見つけて車を止めて、料金自動支払機でプレートの番号を打ち込んだら、4時間まで800円。高っ。

道路を渡って、公園入口の料金窓口の上の料金表を見たら、税込みで大人8千円、65歳以上は7千円。うっはぁ、高っ。それでも、すごい数の観光客で、吊り橋の入口はロープを張った誘導路に長蛇の列。列の流れはスムーズで、ほどなくして吊り橋へ。長さ140メートル、渓流からの高さは70メートル。人数が多いから、けっこう横揺れがすごい。おまけに途中で止まって写真を撮り合ったり、自撮りをする観光客が多いからなかなか進まなくて、20分くらいかかって向こう側へ。そこから奥に進んでTreetops Adventureという、原生林の高いところにかけ渡した「吊り橋遊歩道」に上って、木から木へぐるりと空中散歩。揺れる吊り橋を渡って戻って来て、エスターはおみやげのショッピング。駐車場に戻ったら、アメリカの遠くはテキサスやイリノイ州のプレートの車がずらり。







帰りはライオンズゲート橋を渡って、バンクーバーのダウンタウンを抜けて帰って来て、車を駐車場に入れたらその足で道路向かいのSubwayでサンドイッチを調達。エスターの提案でカレシが3時からレッスンをしている間にグヤーシュを作ることにして、じゃあ同じフロアの(ハンガリー人の)エヴァを呼ぼうとメモを書いてドアの下に差し込んでおいたら「喜んで行きます」とテキストメール。やったぁ。エスターがシェフ、ワタシがアシスタントになって、2人で大きな鍋にグヤーシュのスープとシチューを仕込んで、ことこと煮えて間にマーケットへひとっ走り。野菜を買った後で2キロちょっとのブルーベリーをひと箱買って、エスターは食べながらの帰り道。帰って来たらグヤーシュ(ハンガリー語発音)のおいしそうな匂い。エヴァが来たところで白ワインで景気づけして、ディナーの始まり。おいしかったの何のって、今度はワタシがエスターにレシピちょうだいね。ハンガリー語が混じる会話が進んで、おひらきになったのは10時過ぎ。いやぁ、ほんとに楽しい夕べだったね。






ホームツーリズム~ガスタウン

2024年07月05日 | 日々の風の吹くまま
7月3日(水曜日)。☀。うっ、暑くなって来た。明日はまだ平均的な気温だけど、金曜日には26度、土曜日には29度、日曜日には31度と上がりっ放しで、月曜日もまだ30度、火曜日から28度、27度、25度と下がって、木曜日になってやっと平均的な24度という、何かすごい予報だけど、エスターがライネでは来る直前まで猛暑だったと言うので、はてはドイツみやげかなぁ、なんて・・・。

今日の予定は、電車で終点のウォーターフロント駅まで行って、カナダプレイスの辺りをひと回りした後でオリンピックヴィレッジに移動して、フォルスクリークを散策して、BMOセンターに寄ってオープニングナイトからずっとなぜかすれ違ってばかりいた『Guys & Dolls』のポスターとシーズン最後の夏のプログラムを引き取って、メインストリート駅から電車で戻って来ようというもの。朝ご飯を食べて、ゆっくりとコーヒーを飲んで、10時過ぎに出発。ニューウェストミンスター駅の下にある駐車場で勝手に「我が家専用」と呼んでいる隅っこのスポットに車を止めて、(いつも)しぶしぶだけど10時間分の料金を支払い。電車でバンクーバーのダウンタウンに行ったら3時間以内に用を足して帰って来るのが難しいのを知っているから、3時間の先は4時間も5時間もなくていきなり10時間になるわけ。エスターによると、ドイツでは先払いせずに駐車場を出る時に止めた時間分の料金を払うのが普通らしい。でもヨーロッパよりもずっと車社会の北米でそれをやったら、出口に列ができて混雑するだろうな。

カナダプレイス周辺は相変わらず観光客でごった返していて、今日停泊していたアラスカに行くクルーズ船は、プリンセスクルーズのグランドプリンセス号(乗客定員3100人)とホランドアメリカのザーンダム号(乗客定員1432人)の2隻。プリンセスは290メートルというすごい長さ。でも、今どきの数千人規模の新造船と違って、背が高くないからそれほどブサイクには見えない。ぐるっと回ったところで、エスターの希望でスチームクロックを見に行くことになって、暑い中をガスタウンに向かっててくてく。ウォーターストリートの一部は今年から歩行者天国になったらしく、世界で唯一のスチームクロック(蒸気時計)があるのはその端。観光客が取り囲んでいて、カメラを向けたまま蒸気が吹き出して時間を知らせるの待っているところ。まあ、15分ごとに勢いよく吹き出した蒸気がかすれた音色でロンドンのウェストミンスター寺院の鐘のメロディをちょっと奏でるだけなんだけど、世界にひとつしかない蒸気時計となると、それなりにおもしろい。



ガスタウンでランチを済ませて、ウォーターフロント駅から電車でメインストリート駅まで行って、私たちがゴルフボールと呼んでいるサイエンスワールドの外の広場にある「2人の紳士」のところで、話しかけてみたら?とエスターをそそのかしたら、何とみごとなインプロブ。BMOセンターでロビーに入れてもらって、受付に置いてあったポスターとプログラムをもらって、コーヒーショップの角を回ってArts Clubの衣装制作スタジオを窓からのぞいて、角のコーヒーショップでひと休み。


エスターのみごとなインプロブのパフォーマンス

自撮り風に・・・

やっとゲットした『Guys & Dolls』の(キャストのサイン入りの)ポスター



お客があると自分が住んでいる街を観光できていいね

2024年07月04日 | 日々の風の吹くまま
7月2日(火曜日)。⛅🌤。暑くなりそう。予報では金曜日から週末にかけて猛暑になって、30度を超えるかもしれないらしい。ま、7月はもろに夏だから時には猛暑もあって当たり前なんで、3年前のヒートドーム現象のようなニューウェストミンスターで42度なんていうとんでもない猛暑がなければそれで良しとするか。

今日の気象は8時ちょっと過ぎ。エスターはすでに起きていて、自分でお湯を沸かして持って来たネスカフェを飲んだのとにっこり。今日の朝ご飯はベーコンときのこ入り卵焼きと(ワタシとエスターだけ)ブリオシュローフのトースト。エスターが今(エスターの90代のお父さんが住んでいる)ブダペストに行っている娘のナージャにWhatsAppで電話。背後でにぎやかな子供の声は2人の孫。エスターが差し出した携帯にすてきな若夫婦が写っていて「ハロー」というので、ワタシも手を振ってハロー。テーブルに座っていたカレシにも携帯を差し出したので、カレシも「ハロー」。エスターによると2人の間にすったもんだの恋愛ドラマがあって、今はとにかくラブラブで、エスターはあっという間に2人の孫のおばあちゃんになったそうな。

観光は近場からと言うことで、今日はまずMarket Crossingまで車を走らせて人とワインを仕入れ、帰って来てひと息ついて、今度はCompassカードを持って川岸の遊歩道まで6番ストリートをてくてく。ニューウェストミンスター市はカナダ西部で最古の「市」で160何年になると言ったら、「まあ、まだベイビーじゃないの」。あはは、ヨーロッパは「旧」大陸だから、古さの物差しが違い過ぎるか。ロイヤル・アベニューを横断して、遊歩道へ行く跨線橋の横にあるニューウェストの古い街頭写真を見て「これ、いつ頃の?」という問いにはカレシが「40年代だよ」。いかにも旧式な電車の写真に顔をしげしげと見たエスターは「ブダペストでは60年代の終わりでもこんな電車が走っていたわよ」。そっか、エスターが子供だった60年代のハンガリーはまだソビエト連邦の支配下にあったんだ。跨線橋を渡って、嫌でも目に付くギネスブック認定の「世界一背の高い」Tin soldier(錫の兵隊)の前で記念撮影。その後は遊歩道をそぞろ歩いて、停泊している観光用の外輪船を見たり、艀を引いて往来するタグボートを眺めたり。ライネは内陸の8万都市で山も海もないところだから、エスターは写真を撮るのに夢中。ランチはホテルのBoathouseレストラン。地ビールと大きな焼きえびに舌鼓を打って、帰りは急な上り坂を避けて駅地下のターミナルからバス。





ひと休みしたら、エスターが2日目の時差ぼけのピークで昼寝をしている間に、晩ご飯のバックリブの仕込み。(私たちの経験から言うと、時差ぼけはなぜか2日目がきつい。たぶんは初日は興奮していてアドレナリンがばんばん出ているせいで身体が気付かないのかもしれないな。昔よく行ったレストランTomatoのシェフに教わったバックリブを気に入ってくれたエスターにはレシピをあげることにして、カレシがレッスンをやっている間、エスターがハンガリーの名物料理グヤーシュを作ってくれるというので、2人でスーパーに行って材料を調達。女同士のおしゃべりを楽しみながらの買い物も楽しいひと時。明日はバンクーバー観光の予定。週末は「熱波」が襲来するそうだけど・・・。



ドイツからのお客さんを空港で出迎え

2024年07月02日 | 日々の風の吹くまま
7月1日(月曜日)。☁。⛅🌤☀。起床8時。今日は忙しい。ゲストルームの準備を済ませたところで、エスターが滞在中に必要になりそうなものを調達。まずは道路向かいのLondon DrugsにあるTransLink(公共交通機関)の販売機でコンパスカードを買って、ウォルマートに足を伸ばして、スリッパとハンガーをかけるためのカーテンロッドを買って来て、大汗をかいてロッドの取り付け。普通なら寝室だからクローゼットがあるんだけど、我が家は元々全面的に鏡張りのドアが気に入らなくて、引っ越して来た時に取り払ってカーテンを下げて、本棚を入れたので、完全な収納スペース。でも、何とかお客を迎える準備が完了して、ほっとひと息。



エスターの飛行機はドイツでけっこう古くからあるコンドル航空で、こっちの時間で朝の5時過ぎにフランクフルトを発って、バンクーバー着は午後3時40分。でも、バンクーバー国際空港(YVR)のウェブサイトで到着便のページをチェックしたら、あら、DE2454便は遅れていて到着予定は4時50分。ヨーロッパからの便は遅れているものが多いようなので、何かあるんだろうな。入国管理やら何やらで30分以上かかると踏んで、4時半くらいに出て行けばいいみたい。ということで、晩ご飯に添える(自家製の鶏がらブロスで栄養満点の)チキンスープを小さいスロークッカーに仕込んで、カレシと一緒にモールのKin’sに行って野菜を調達。帰って来て、もう一度到着便をチェックしたら、えええっ?到着予定は午後4時21分と、何と30分も縮んでいるじゃないの。時計を見たらもう4時なるところ。慌てて支度をして、ウーバーを呼んで、それっ。

国際線の到着ターミナルに着いたのは4時35分。電光掲示板を見たら、DE2454便は4時25分に到着したことになっていて、じゃあ、エスターは5時過ぎには出て来るかな。出口近くの待合エリアの柵にもたれて、今か今か。ぞろぞろとほぼ途切れることなく出て来る人たちの荷物の多いことと来たら、預ける荷物も機内持ち込みもかなりタイトに制限されている昨今、カートにスーツケースを山のように積んでいたりして、いったいどれくらい超過料金を払ったのやら。エスターから「スーツケースが出て来るのを待っている」というWhatAppのメッセージが来たので、無事にバンクーバーに到着したのは確かなので心配はしていなかったけど、やっと出て来た頃には到着から1時間後。興奮気味にハグして、ヴィルコメン、ホジヴァジと覚えておいたドイツ語とハンガリー語と歓迎の辞。ウーバーが来るのにちょっと時間がかかったけど、タクシー乗り場の向こう側にあるライドシェア専用の待合エリアで待って、我が家に帰り着いたのは6時10分。

冷やしておいた白ワインで乾杯して、フランクフルト空港で飛行機に乗るまでの知っちゃかめっちゃかな冒険談に爆笑して、機内食がまずかった話にまた爆笑して、9時間もの長い飛行は初めてで映画を3本観たと聞いて、あはは。チキンスープと鶏のケバブとフレンチフライの簡単メニューで晩ご飯にして、語学談義に花を咲かせているうちにいつのまにか日が落ちていた。興奮しすぎて一睡もしていないというエスター。うん、今夜はゆっくり休んでね。


お客を迎える準備~空の雲はもう秋の準備?

2024年07月01日 | 日々の風の吹くまま
6月30日(日曜日)。☁⛅🌤☀。はあ、今日で1年の半分が終わりだぁ。感心してていいのかなぁ。あっという間に秋になって、あっという間に・・・しぃらないっ。気温はそれでも上がり気味で、きのうは23度。今日もそれくらいかな。

日曜日はウォーキングは休みなので、いそがずにゆっくりと掃除。特に明日からゲストルームになるスペアルームは、冬の間ほとんど閉めたままで使わなかった(掃除もさぼった)ので、けっこう埃が溜まっているし、段ボールやラガラクタを積んであった隅っこは誇りで床が白く見えるくらい。カレシのビデオやラカセットテープのコレクションが入った段ボール箱が3つもあって掃除のために退かすのがひと仕事。埃を払ったら、箒を持って来て家中の床を隅から隅までていねいに掃いて、ごみや埃をそれぞれの部屋の1ヵ所に集めて、次は掃除機。しっかり掃除機をかけ回してごみを吸い取ったら、次はモップかけ。暑くなって来て大汗をかくと眼鏡が鼻先にずり落ちて来るので厄介。今の季節はカレシがガーデニングでルーフデッキやバルコニーで出入りするので、家中のモップかけが終わったらパッドは真っ黒。掃除機のダストボックスをダスターで拭って、動かした家具を戻したら、もうランチタイム。

ランチが済んだら、ソファの上に積んであった潰した段ボール箱の束を駐車場の隅にある専用コンテナに捨てて来て、ソファを開いてベッドにして、寝室のクローゼットにしまってあった厚いウレタンマットとベッドパッドをあまり寝心地の良くないマットレスの上に重ねて敷いて、ベッドの体裁を整えて、今日の作業はおしまい。客用の枕とシーツ類を持って来て、後は明日。ああ、くたびれた。晴れた空には夏らしい感じの雲がいっぱい。でも、晩ご飯の後になって広がって来た雲は、いわし雲というのか、さば雲というのか、ひつじ雲というのか、何となく秋の雰囲気だなあ。


着々とゲストルームの準備・・・





ベーカー山と雲の競演

きのうの土曜日にバンクーバーのファーマーズマーケットに行っているはずのきのこ屋のマットに送ったテキストメッセージに返事がなかったので、もしかしたら学校が夏休みに入ったばかりだからバケーションかなと思って、来週の土曜日の予定を聞いたら、「木曜日に4人目が生まれて、商売はちょっと蚊帳の外なんだ」という返事。あらら、めでたいじゃないの。マットはまだ30代半ばで、小学校高学年の子を頭に一男二女の子煩悩なパパだったのが、これで4児のパパになったわけか。お祝いのメッセージと一緒に男の子?女の子?と聞いたら、「男の子で、2780グラムでちょっと小さいけど、もう自分で首を持ち上げようとするんだよ。名前はアイザック・オウェン・マカリスター」。おお、古風で格調の高い名前で、将来は大物になりそうだねえ。次の土曜日もマーケットは休むかもしれないというので、うん、ここは家族サービスに没頭した方がいいよと言っておいた。がんばれ、マット。


老害政治家に抗議するばかりの次世代は何害?

2024年07月01日 | 日々の風の吹くまま
6月29日(土曜日)。🌤⛅☁🌧☁。三連休の初日。気温が上がって来たみたい。木曜日の朝はオフィスの暖房が入っていたくらいなのに、きのうの最高気温は21度と平均的で、今日は昼にはもう予想の23度だから、25度くらいまで行ってしまいそう。ま、あさってはもう7月なんだから、そう来なくちゃ。

いつもの時間にウォーキングに行ったら、今日も何となく閑散とした雰囲気で、中央のフードコードを見下ろすと開いているテーブルの方が多い。さあ連休だぁ~と、みんなどこかに行ってしまったんだろうな。でも、この書き入れ時にウェストジェットは労働協約の交渉中だった整備工の組合がストに入ってしまって、200便くらい欠航。極端なケースでは、空港に着いたところで欠航が発表されて夏休みの旅行が宙に浮いてしまった家族連れもいたそうで、バケーションに行く(はずだった)人たちはエアカナダや他のLCCに振り替えようにもどこも満席の状態ではそれも難しそうだな。今はどこも人手不足だから、航空会社も大小を問わず増便したくてもできない状況なのかもしれない。おまけに今は空港の飲食店の4分の1が従業員の職場放棄で閉まっているそうだから、空港で様子見をしようにも食べるに事欠くかもしれないしね。

政府はこの時期にストをして客に迷惑をかけるのは許せないと、労働大臣が拘束力のある仲裁による解決を命令したけど、組合がウェストジェットは私企業であって「必要不可欠なサービス」に指定されていないんだから余計な口出しはするなとばかりに職場放棄しちゃったから、トルドー君政府の面目は丸つぶれというところ。先には自由党の牙城だったトロントの選挙区での補欠選挙で保守党に負けたばかりで、党内からは「トルドー降ろし」の声が上がっている。お隣さんのアメリカでも、トランプとの討論で印象が悪かったバイデンに危機感を募らせた党の内外から「バイデン降ろし」の声が高まっているし、フランスではマクロンが「総選挙」という大博打に出たら、右派が過半数を取りそうな勢いで、あっちでも「マクロン降ろし」の声。でも、若い世代には何にでも「何とかしろ」と抗議する活動家の群れがわんさといるのに、誰も「何とかしたい」と政治の表舞台でリーダーシップを担おうとしないのが不思議。ま、世界は大きな過渡期にあるらしいけど、長い歴史の上では過渡期なんてものはしょっちゅうあったんじゃないかなあ。あら、空の雲行きもおかしい・・・。


これ、夏の雲には見えないけど

きのうはドライブに行って買い物に行く時間がなかったので、明日は掃除の日で月曜日にはドイツから遥々エスターが来るから、今日のうちに買い物。トイレットペーパーやティッシュのような嵩張るものも手持ちが少なくなっているので、買い物が終わる頃に電話してカレシに迎えに来てもらうことにして、トロリーを引いてスーパーへ。朝はあんなにいい天気だったのに雨がぽつぽつ。土曜日の午後はけっこう客が入っているんだけど、今日はがらぁ~んとした感じだったので拍子抜け。夏の最初の連休だからみんなどこかに行っちゃったってことだね。コーヒー1キロとか食洗機の洗剤ポッドとか重くて嵩張るもので車輪付きのバスケットを一杯にしてからカレシに電話。(老害どころか、この頃はかなり役に立ってくれるカレシ・・・。)待っている間にトイレットペーパー、キッチンペーパー、ティッシュの6箱パックをバスケットに積み上げておいて待機。レジのお兄ちゃんが「いい天気だね」と言うので雨が降り出したよと言ったら、「そりゃないよ。バーべーキューするんだから」。カレシが重いトロリーを引き、ワタシがペーパー類の特大パックを抱えて帰って来た頃には地面が濡れるほどの雨。あぁ~あ、裏庭でのバーベキューパーティがいくつおじゃんになったことやら・・・


車を走らせないとバッテリもドライバーも劣化する

2024年06月30日 | 日々の風の吹くまま
6月28日(金曜日)。☁🌤⛅☁。あまり寝坊をせずに目が覚めたけど、右の股関節と膝がしくしく。そっか、きのうは坂を下りて市役所の隣でやっているマーケットに行って、トートバッグを担いで坂を上って帰って来たんだった。階段を下りるのが辛いのと同じで、下り坂が腰と膝にこたえるようになったみたい。普通に歩き回っているだけなら問題はないんだけど、重いトロリーを引っ張ったり、トートバッグを担いで歩いた時や、下り坂や下り階段を歩いた時に寝ている間に痛み出して目が覚めるから困る。でも、起きてダイニングに出たら、キッチンからきのうの夜スロークッカーに仕込んでおいた鶏がらブロスのいい匂いが漂って来て、よし、今日もがんばるぞという気分。

カレシがユウ君とハナちゃんのレッスンをしている間に、きのうやり残したクロスワードをやっつけて、ウォーキングは正午近く。学校は今日から一斉に夏休みに入って、月曜日はカナダデイ(建国記念日)の祝日だから週末は三連休ということで、モールは金曜日の昼時としては何となくがらんとした感じ。いつもより遅いランチになったので、シイタケとヤマブシタケとモレル(アミガサタケ)のスライスをオリーブ油で炒めて、電子レンジで温めた瓶詰めのマッシュルーム(味)のパスタソースに混ぜ込んで、茹で上がったスパゲッティーニにたっぷりかけて、ちょっとグルメ的なランチ。ワタシは呼吸器系のアレルギーに悩まされたことがあるけど、食品アレルギーとは無縁で食いしん坊としてはラッキーだと思っていたのに、事もあろうかグルメきのこであるモレルをごく普通の量を食べると腹痛が起きるようになって愕然。でも、それほどひどくはなかったので、減感作療法のつもりでしっかり熱を通したものをごく少量を食べているうちに問題なくモレルの味を楽しめるようになったからラッキー。

ずっと前から寝室のカレシの側のベッドサイドランプが壊れて古いテーブルランプを使っていたのを、エスターが来るので新しいペアに買い替えるチャンスと、車の「運動」を兼ねてホームセンターに行こうとカレシをせっついていたところ、今日になって「午後はフリーだから行こうか」。おお、やっと。気が変わらないうちにと、ささっと支度をして、カレシを急かして地下の駐車場へ…というところまでは良かったけど、あはは、まぁ~たバッテリが上がっているじゃないの。今にもエンジンがかかりそうだけどかからないという微妙なところで、部屋に戻ってカレシにBCAA(自動車協会)に緊急サービス車を送ってくださいと電話させたら45分待ち。ま、いっかとPCの前に戻ろうとしたら、電話が鳴って「たまたま近くにいるので5分くらいで行きます」。おお、ラッキー。ほんとに5分でまた電話が来て「外の駐車場にいます」。住人用駐車場は専用のフォブがないと入れないので、誘導役にカレシを「派遣」して、ワタシは駐車場へ直行。

ちょうどカレシを乗せたサービス車が到着したところで、さっそく充電。微妙なところだったから一発でエンジンがかかって、しばらく車やバッテリの性能などの話をしながらアイドリング。(車を使わないとバッテリの寿命が縮むんだそうな。)そろそろいいかなというところで、(住人用駐車場は出るにもフォブが必要なので)サービス車を誘導する形で外へ。そのまま調べておいた道順で隣町の巨大なホームセンターへひとっ走り。ちょうど棚に2個あったランプを買うまでは順調だったけど、広大な駐車場から道路の反対側車線に出るのがタイヘン。信号のある道路が見えるのに出口が見つからず、スターバックスのドライブスルーのレーンに出口から入ってしまって、バックで戻るのにひやひや。まあ、何とか帰って来たけど、Use it or lose it(使わなければダメになる)の原則の通り、車を走らせないとバッテリだけじゃなくて、ドライバーも劣化するらしいね。


昼白色(5000K)の電球は寝室向きじゃないなあ・・・


ゆうべはウーバーでレセプションと芝居にお出かけ

2024年06月29日 | 日々の風の吹くまま
6月27日(木曜日)。🌧☁🌧☁。また寒いよぉ。何でなのぉ?もしかしたら、まず冬が来て、それからら夏が来るとか?エレベーターの中で一緒に乗っていたおばあちゃんにそんなことを言ったら「そうかもしれないわねぇ。あははっ」と爆笑して「長生きするといろんなことがあるから、もうどうでもいいの」。なるほどそうよねえ、ワタシもいい年だからいちいち文句を言ってられないかなぁなんて言ったら、(たぶんワタシよりちょっと年上の)おばあちゃんは「あははっ、あなたはまだどうでもよくなるくらい生きてないじゃないの」。はあ・・・?

夕べの芝居『Ring of Fire』はアメリカのカントリー歌手のジョニー・キャッシュの曲を台詞代わりにして、「ジュークボックス・ミュージカル」と称するコンサートともミュージカルともつなかないストーリーテリング仕立て。幕が上がるのは7時半だけど、その前のレセプションは6時からなので、「家から行き先」でググって所要時間をチェック。まだラッシュの終わりあたりだから1時間はかかるということで、それではと大急ぎで晩ご飯を食べて、5時10分前にウーバーに「来てちょうだい」。いつもなら5分以内に来るんだけど、7番アベニュー沿いにやっている水道本管の増強工事が幹線道路の8番ストリートを横切っているので、道路が込んでいると見えて9分。それでもグランヴィル劇場までの所要時間は58分(チップ込み4600円)。久しぶりにADC(芸術監督サークル)の仲間と会って、ああだこうだと近況報告。

演出は去年オンタリオ州ロンドンのグランド劇場の芸術監督に就任したレイチェル。この人はフリーの演出家として、東部のどこかでオペラを演出し、次は西部や北部のどこかで芝居を演出し、ロンドンに戻れば劇場の運営に勤しんだりで大忙し。何しろキャスティングに始まって、1ヵ月近くリハーサルをして舞台に乗せるまでに2ヵ月はかかりそうなので「出張演出」のときは一人娘を夫氏に任せっぱなしってことで、芸術活動はきっついよなあ。ワタシを見て「あら、元気?がんばってる?」とハグ。うん、まだギブアップしてませぇ~ん。音楽監督のスティーブは、何年か前にミュージカル『Once』のリハーサルの見学に1ヵ月通って、毎日稽古場の隅っこに黙って座っていたワタシをを覚えていてくれたのに感激。「みんな覚えてるよ。熱心な観客の前で稽古するのはめったにあることじゃないからね」。夏の間Arts Clubで産休に入る資金開拓部長のキャサリンの代役をするシドニー(春の劇作ワークショップの講師)には翻訳・脚色の進み具合を報告して、そばにいて紹介されたセットデザイナーのパトリックにはデザインはどこから始めるのか、脚本を読んで舞台のイメージ作りをするのかと質問攻め。レセプションではよく演出家や舞台セットや照明やサウンドのデザイナーや監督が良く来るので、何といってもワタシには制作に携わる人と話せる機会は願ってもない「学び」の場。ただの劇場ねずみのワタシの根掘り葉掘りの質問に、嫌な顔もせずにきちんと答えて説明してくれるのは、みんな自分の仕事に自信とプライドがあるからだろうな。



劇場では照明が落ちるのを待つ間、隣に座った男性とひとしきりおしゃべりして、存分にショーを楽しんで、ウーバーで帰館。所要時間38分でチップ込み3100円はタクシーよりも断然速くて断然安いし、何よりもタクシーよりずっと快適だから、ウーバーさまさま。さて、一夜明けた今日は、まず道路向かいのヴィクターの店で来週から10日のファミリー・バケーションで休業するのに備えて注文してあった肉類をピックアップ。雨が上がったので、3時にはファーマーズマーケットへ。あぁ~あ、もう週末が目の前で、忙しいったら、もう・・・。





リタイア暮らしはこぶの日が胸突き八丁の日ではなくなる

2024年06月28日 | 日々の風の吹くまま
6月26日(水曜日)。☁🌤☁🌧☁。また落ち着かない天気。きのうは予報に反して26度もあったそうで、どうりてやたらと暑い感じだった。で、一夜明けた今日は予想最高気温が17度で雨がち。こうもくるくると変わると、特に自律神経系統に問題があったりすれば、人間も対応が追いつかなくなって来て体調が狂って来るはずだな。何だか今いち調子がパッとしないなあと感じるのはそのせいかもしれない。

普通にウォーキング(5周)して来て、カレシはパロアルトのリリーと英語レッスン。レッスンと言っても、リリーは中国から留学生として渡米してもう何年もアメリカ暮らしだし、シリコンバレーに移ってからはアップルに勤める中国人の夫氏とパロアルトに居を構えて、学生ビザを延長しながらグリーンカードを待っているところで、現在2つ目の修士号(学士も含めて全部IT系)を取る途中なので、実際には英会話よりも就活やプログラミングのアドバイス。ものすごく頭が切れる人だけど、(まだ永住権がないのと)元々シャイな性格がネックになっているようなので、カレシが面接のコーチみたいなことをやっているわけ。

その間ワタシは支払いやら眼科の予約やらの事務的な家事を片付けて、ランチのしたく。こういう天気の日は熱々スープが一番と言うことで、冷凍庫に入れてあったアイリッシュ・シチューの残りを解凍して、2人分になるように水を足して、ジャガイモとケールとアッケシソウを加えて、極楽とんぼ亭自慢?の「アイリッシュ・ラム・スープ」。アッケシソウは天然の塩味だから水を足しても塩を足さなくてもいいし、塩分の含有量が普通の食塩の半分ということで、塩の代わりに料理に刻んで入れると減塩になるし、塩味そのものが何となくまろやかになって、料理がおいしくなる気がする。おまけに抗酸化作用、抗炎症作用の他にビタミン類や葉酸、ヨウ素、ミネラル類が豊富だから、今ではスーパーフードと持てはやされる存在。人気が出過ぎて乱獲にならないといいけど、北米の沿岸地域ではけっこう普通に生えているらしい。(日本ではサロマ湖の秋を彩る観光資源だから、採って来て食べるということはしないんだろうな。)

さて、今夜はArts Clubのシーズン最後の作品『Ring of Fire』のオープニングで、シーズン最後のレセプションがある。今週はウーバーの料金が会員スペシャルで利用20回まで最高20%オフになるので気楽なもの。晩ご飯の前にグランヴィルアイランド劇場までの所要時間をググっておいて、午後6時からのレセプションに間に合うタイミングでウーバーのアプリでおねがいしまぁ~すと行くか。


外は窓拭き、内はガラクタ撤去できれいさっぱり

2024年06月27日 | 日々の風の吹くまま
6月25日(火曜日)。☀🌤。寝たのは1時近かったのに、天気がいいせいでまた早くに目が覚めてしまった。早いと言っても7時前だったけど、眠りに戻れなかったので7時半には起きてしまって、PCを立ち上げてゆうべやり残したことの続き。カレシが起きて来たのは8時ちょっと過ぎで、朝ご飯が済んでもまだ9時には遠いもので、何だか時間が余っているような感じ。


欠けて来たストロベリームーン~午前12時30分(48倍ズーム)

今日はマンションの窓拭きの最終日で、ブラインドを下ろしたままでPCの前に座っていたら、9時半頃に上から巨大な足の影が2つ。上の階の窓を拭き終わったら、するすると降りて来て我が家の窓の番。天井から床までが窓だから、ロープにぶら下がったままで、片手に持った吸盤をガラスに当てて身体を固定しながら上の部分を拭いて、ルーフデッキに着陸。下の部分を拭き終わったら、そのまま手すりを超えて下まで。今日は日が当たっていて暑いだろうな。ウォーキング(5周)から帰って来たら、ダイニングの外のデッキにロープがとぐろを巻いていた。ルーフデッキとバルコニーに面している窓は、本来はマンションの規約で「アクセス可能」として住人が窓拭きをすることになっているんだけど、上の階の窓を拭くときに石鹸水のしぶきが散って我が家の窓ガラスにかかると染みが残ることがある。そこで去年窓拭きの通知が来た時に、こういう事情で別途費用を払うからついでに拭いてもらいたいと理事会にリクエストしたら、ちゃんと拭いてくれて、しかも追加費用の請求はなし。汚しておいて後はそっちで拭けってのはないもんね。




ランチが終わって1時過ぎに、ダイニングの外のロープが揺れて、お兄ちゃん2人がかりでオフィスのワタシのそばの窓とダイニングのパティオドアを拭いてくれて、また手すりを超えて下の階に移動。石鹸水を含ませたローラーで拭いてからスクレーパーで水分を拭き取るんだけど、中から見ていると染みを残さずにきっちりと拭き上げるテクニックが良く見えておもしろい。




今日は廃品回収業者が来る日で、午後1時15分に「あと20分で到着します」という電話。ロビーまで下りて行って、玄関前にスペースがなくて隣の駐車場にトラックを止めて来た若いお兄ちゃん2人と一緒に部屋まで。ちょうど引越しと重なって、エレベーターが遅いのが難かな。ドアを開けて、ガラクタをまとめておいた部屋を指して、さあどうぞ。ぐるっと見て、クリップボードを見せて「8分の1のレベル1なので、2万7千円プラス税金になります」。はい、それでお願いとスペアのフォブとごみ袋の箱を渡したら、実に手際よくラジオだの何だのを放り込んで、まず半分くらいを搬出。隅に立てかけてあった古い蛍光灯6本も持って行ってくれたので大助かり。しばらくして戻って来て、残る家電や壊れた椅子、ズボンプレッサーなど嵩張るものは台車に載せて搬出したら、うはぁ、部屋が広く見える。トラックに積み終わって戻って来たお兄ちゃんたちも「すっきりしたでしょ」。ほんとに、すっきり。その場で(随意にという)チップ15%を含めた税込み料金3万3千円をクレジットカードで払って、ガラクタ撤去は完了。何か今日は外も内もきれいになって気分がいいなあ。


この山を・・・

残り半分・・・

ガラクタが消えたら


クロームからやかましい広告が消えてすっきり!

2024年06月26日 | 日々の風の吹くまま
6月24日(月曜日)。⛅🌤☀。あぁ~あ、もう6月も最後の週で、1年の半分が過ぎようとしている。時間の足、ほんとに速過ぎる。でも、時間の神サマさぁ、「速過ぎる」と書いたからって、俊足だねえなんて言う今どきのほめ言葉じゃないからね。くれぐれも誤解のなきように・・・。

きのうの最高気温は19度で、今日は雨が降るはずだったのに、何ともさわやかないい天気。暑くもなく寒くもなくて、そよ風に吹かれていると気分もさわやか。うん、これこそが4、50年前のバンクーバーの夏だったの。きのうずいぶんよく働いたせいで、今日は朝から背中の辺りの筋肉が痛いし、いつも疼いている肩の関節もちょっとぎしぎし軋んでいるので、今日は息抜きの日と言うことにして、朝からのんびりとニューヨークタイムズのクロスワード。毎日その日のパズルを解いてからアーカイブのパズルをやるんだけど、1993年の11月分から始めて、年中無休だから今やっと2011年5月。毎日やるようになったのは2019年4月からなので、その前の25年とちょっとで約1万日分やって、追いつくのに後8年でまだ
ざっと3000日分もある勘定。気の長い話だなあ・・・。

クロスワードパズルの3代目編集長が「辞書やヘルプの利用は大いにけっこう」という方針なので、答えに詰まったら利用するヘルプサイトが2つあるんだけど、最近の何週間か広告ブロッカーが(Googleの意向で拡張機能から外されて?)使えなくなって、画面が一面の広告の海。そのほとんどが今アメリカで問題になっているTemuという中国の激安ネット通販で、さらにポルノっぽいゲームのサイトの広告があっちこっちの隙間を埋めていて、極めつけはうわっと画面いっぱいを占拠する広告(広告ブロッカーの有料アプリの広告も!)が飛び出す始末。とにかくどこかをクリックしないと元の画面に戻れないから悪質もいいところで、それがプッシュ技術とか言うヤツで、つまりは「押し売り」。宣伝どころか消費者の反感を買って逆効果になるんじゃないかと思うんだけど、今どきはそこまで考えが及ばない人間が多いらしいな。

初めは障害物競走みたいな感覚でいたけど、何か歌舞伎町界隈の看板みたいな広告ばかりでイライラして来たし、パズルは所要時間を計るクロックをオンにしているから広告を避けるのに時間を食われるのは迷惑千万。ということで対策をあれこれググりまくって、クロームの「プライバシー&セキュリティ」のセッティングで「広告をパーソナライズする」と言うのをオフにしてみたら、あぁ~ら不思議、不思議、広告が嘘のように消滅。パズルの画面も広告が出て来たスペースはそのままだけど「広告」と小さく表示されるだけですっきり。でも、「パーソナライズ」と指定すれば、ワタシが閲覧するようなサイトの性質に合わせて表示される広告の内容が制限されると思ったんだけど、どうも違うらしいな。要するにワタシに合わせて「パーソナライズする」というのは表向きで、Googleが広告主にワタシがプライバシーを侵害してもいいと言ってるよという情報を流しているのと同じ。スマホで見ている日本のサイトにも歌舞伎町そのもののあからさまなポルノ漫画の広告が氾濫していて、消したくても×印が小さ過ぎてうっかり開いてしまうようにデザインされているから頭に来るんだけど、PCでクロームからアクセスしてみたらぜんぜん違うタイプの広告が「さりげなく」出て来るから万々歳。まあ、広告なしがいつまで続くかわからないけど、今のところはすっきり、さっぱりで、パズルに集中できて気分爽快。それにしても、今どきのネットは何でも一方的にプッシュ、プッシュ、プッシュの「押し付け文化」の世界という感じで、どうりで詐欺が大繁盛するはずだな。


きれいになってスクロールしなくてもよくなった画面

空白は広告が表示されていたスペース


午前中は掃除洗濯、午後は捨てるガラクタ集め

2024年06月24日 | 日々の風の吹くまま
6月23日(日曜日)。☁⛅🌤。雨が降っているはずだったのに、青空がのぞいたりして、まだ暖かめだし、どうしちゃったのかな、空模様。ま、朝ご飯が済んだら、今日はまず洗濯。夜はもう寒くないから、今日は毛布だけは残してフランネルのシーツ類をパーケールのに替えて、フランネルのをまとめて洗濯。それからエアプランツのオードリーちゃんをお風呂に入れて、ダスターと箒で掃除を始めて、途中でシーツ類を乾燥機に移して、いつもの洗濯を始めて、今日はウォーキングが休みなので、ちょっと念入りに掃除機とモップかけ。動かした家具を元に戻して掃除が完了したのは11時45分。はあ、もうランチの時間だ・・・。

午後は寝室のウォークインクローゼットから廃品回収業者に持って行ってもらうガラクタを選り出す作業。昔私が棚板と金具とネジで組み立てた古い本棚が2つあって、段ボール箱やら何やらがごちゃごちゃ。そのひとつを開けてみたら、うは、何に使ったのか思い出せないような接続コードや電源コードがどっさり。積んであった3つの収納箱のひとつにもとっくに捨ててしまったエレクトロニクス製品のコードの類がびっしりとぐろを巻いていて、思わずため息。カレシが「何かのときに使えるかもしれない」と捨てないでおいたものだけど、今どきの電化製品のコードってその器具にしか使えないのよねえ。んっとに、もう。コードの類をかき集めたらそれだけで大きなごみ袋がいっぱい。慈善団体の中古品店に寄付するものを集めてあったエコバッグ2つからは、着なくなったドレスや(なぜか新品のままの)おしゃれな靴を取っておいて後はゴミ袋行き。さらには壊れたラジオやら電気スタンドやら何やらをかき集めて、バルコニーの壊れた椅子や園芸用のスプレータンクも加えて、ガラクタを部屋の真ん中に集めたらもうくたくた。




それでも、積み上げてあった箱の陰になってアクセスできなかった本棚からなつかしいVHSテープが出て来てびっくり。我が家からVHSプレーヤーが消えたのはいつだったかな。テープも古いけど買ったものだから、どんな状態かな。ケネス・クラークの『Civilization』、カール・セーガンの『Cosmos』、レナード・バーンスタインのハーヴァード大学での講義シリーズのようなセットの他に、バレエやクラシックのコンサートのビデオ。セーガンの『Cosmos』は改めてDVDのセットを買ったのでVHSはもう不要。バレエはヌレーエフとマーゴット・フォンテインの『ロミオとジュリエット』、ナタリア・マカロワとバリシニコフの『ジゼル』、キロフ・バレエの『眠れる森の美女』、マカロワの『白鳥の湖』、コンサートのはミュージックビデオのクラシック版でバースタイン指揮の『エロイカ』、イ・ムジチの『四季』もある。パンク風で一世を風靡したナイジェル・ケネディが弾く『四季』もある。彼が弾くジャズのCDを持っているけど、クラシックからポップスまで弾いてしまえるあたりは、楽器は違うけど今のハウザーと似たようなところがあるな。ガラクタと一緒に捨てるには忍びないから、再生できるかどうかはわからないけど、誰かまだVHSデッキを持っている人にもらってもらおうかな。




洗濯物を片付けてしまえば、今日の家事はおしまい。(生きている限り食べるのをサボるわけにはいかないので、料理は家事のうちに入らないと思う。)朝から午後いっぱいまで1日中よく働いたので、晩ご飯は簡単にプライムリブのハンバーグとフレンチフライとトウモロコシ(1本を2分)とアッケシソウ。ご飯の後はクロスワードパズルをやってのんびり。エスターが来るまであと1週間になって、「やらなきゃリスト」がまた長くなって来た・・・。