リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

今日の3大ニュースは

2024年11月25日 | 日々の風の吹くまま
11月23日(土曜日)。☁⛅☁。目覚めは8時過ぎ。揃ってぐっすり眠れたようで、カレシも朝から機嫌がいい。おなかをさすっては「体重が減ったみたいだ」とにこにこして、「キミは少し増えてるんじゃない」。おいおいそれはよけいなお世話ってものよ。ワタシの体重はもう2年も水平線なんだけどねえ。一番下の肋骨が骨盤のすぐ上にあるもので、くびれるスペースがなくて砂時計型のウエストにはならないの。寸胴で小尻の体型は生まれつき。だから体重が少なくてもやせているようには見えないのよっ、なんて朝っぱら軽口の応酬で気分を和らげて、朝ご飯を食べながら、のんびりと「朝のニュース」。世の中は相変わらず忙しい。

ふむ、1週間を過ぎた郵便ストは解決の兆しが見えていない。なにせ組合の賃上げ要求が向こう4年間で24%なのに対して、カナダポストは第3四半期だけでも30億ドルを超える大赤字だったそうで、郵便が止まったままなら赤字は膨らむばかり。一方で、パスポートや年金などの書類手続きを管轄するサービス省は、パスポートがカナダポストの施設に滞るのを防ぐためにスト突入の1週間前に郵送を停止したもので、現在8万5千人分のパスポートが立ち往生しているとか。クリスマスや年末年始は旅行シーズンでもあるから、待っている人は気が気じゃないだろうな。ワタシもクリスマスカードを買っていいものかどうか思案中・・・。

ニュースその2。金曜日の夜、バンクーバー市警察がバンクーバー市役所に放火しようとした男を逮捕。何でも庁舎正面の市議会の入口で発火装置を使って火事を起こそうとしたんだそうで、目撃者が炎が燃え広がるのを食い止めたため、警察が駆けつけた時にはほぼ鎮火して事なきを得たという話。近くをうろついていて逮捕された容疑者は36歳でバンクーバーの住人ではないらしい。何でなの。というか、アホな話。ダウンタウンを見下ろす丘に建っているバンクーバー市役所は丘の頂上にあった石切り場(現在のクィーンエリザベス公園)から切り出した石材でできているんだから、玄関口で火をつけたって燃え広がるわけがないじゃん。

ニュースその3。食生活においても先進国であるカナダで壊血病にかかる人が増えつつあって、プレーリーのど真ん中のサスカチュワン州中北部の人口3000人足らずの小さな町では最近6ヵ月の間に27人が壊血病と診断されたそうな。最大の原因はインフレ。そうでなくても、「北国」のカナダでは冬の間の野菜果物の供給をメキシコやアメリカ南部、さらには季節が逆の南アメリカにほぼ全面的に依存しているのに、人口や産業インフラが少ない北部では食料品や日用雑貨全般を南部からの輸送に頼らざるを得ないので、輸送費がかさんで元から物価は高い。そこへ食料品のインフレと燃料費の高騰が加わって家計が厳しくなった結果、新鮮な野菜や果物を買わなくなった人たちが多いらしい。また、カナダ第一の都市トロントでは去年65歳の独り暮らしの女性が救急センターに駆け込んで壊血病と診断されたそうで、身体障害のために買い物や調理が困難で、食事は缶詰やパン、チーズだけで日持ちのしない野菜果物は全く食べていなかったらしい。インフレで一番大きな打撃を受ける低所得層が真っ先に消費を減らしたのは果物だというニュースもあったし、食べ物が溢れている中での現代の壊血病は「食料安全保障」の問題ということだろうな。ふと外を見ればいつもいろんな問題が渦巻いているのが人間世界・・・。


虹が希望を持たせてくれるかどうか・・・


脳内の配線が違うんだからみんな違ってあたりまえ

2024年11月24日 | 日々の風の吹くまま
11月22日(金曜日)。🌧☁🌤⛅。起床9時。うはっ、すごい風。爆弾低気圧ほどではないけど、東から吹いているので、寝室のバスルームの換気扇や冷蔵庫の上の排熱ダクトから吹き込んで来るのがわかるし、オフィスに座っているとルーフデッキに設置したエアコンの室外機を吹き抜ける風がヒューヒューと言っているのが聞こえる。でも、注意報は出ていないから、大したことはないかな。でも、カレシがまた5時前に目を覚まして悶々としていたせいで、ワタシは寝足りない気分・・・。

目が覚めたとたんに事故のことを思い出して、自己嫌悪に陥ってしまったみたいで、「何であんなバカなことをしたんだろう。自分に自信を持てなくなった」。あぁ~あ、困ったねえ。あのね、バカなことには違いないけど、あれは誰でもやりそうな「うっかり事故」じゃないの。「でも、最近オレの頭がどうかして来たんじゃないかと思って」。まあ、たしかに注意散漫なところはあるけど、それがアナタのパーソナリティなんだから、気になるんなら自分で何とかするしかないと思うけど。「あれから周りのことに注意を向けようとしてるんだけど」。いいことじゃないの。周りが見えていると自分も見えるようになって、そうなったらプラスのところもマイナスのところもわかって来て、それをひっくるめて自分はこういう人間なんだと受け入れたら、後は良くも悪くも自分次第。でも、過去に金縛りになっていたら、前が見えないし、そのまま歩こうとすればどこかでつまずいて転ぶのが関の山、と説教をしていたら、カレシも「それもそうだなあ」。うん、ここはまず寝直して、起きてから考えたら?

ほんとに、まずは自分という人間をありのまま受け入れてやらないと、自分を肯定するのは難しいだろうし、周りから自信を持てと言われても「どうやって?」ということになりがち。人間の脳内配線は複雑怪奇で、たぶんピンキリのスペクトラムで2人として同じ配線はないと思うんだけど、そこに社会で機能できない極端な例があれば、助けてあげたくても現代社会の仕組みの中では問題に「名前」がついていないと行政や社会サービスは動けない。そこで「○○障害」(いや、害はダメだから「障碍」)と名前を付けてセラピーなり何なりをするわけだけど、とばっちりを食うのはスペクトラムの反対の端にいて同じレッテルを貼られてしまう人たち。人間ってのはめんどうな生き物だな。ま、何を思ったか、とりあえずカレシに「ブルートゥースでヘッドフォンを使うのを最低限にしてみたらどう?」と提言。ワタシは、右目の点眼がきのうで終わったので5週間ぶりに「普通」の朝。右目は全快したということだけど、来週の水曜日からまた今度は左目の点眼が始まるから、また(忘れないための)予定表を作っておかなくちゃ。


ひと休み・・・

今日はレクルームでミニチュア関係の細々したものを3つ目の段ボール箱に詰める作業。いっぱいにならなかったので、隙間に詰めるのに本棚のあちこちから小物を引っ張り出していて見つけたのが、額に入った古い、古いバースデイカード。ワタシが6回目の路上試験でやっと運転免許を取ったばかりの誕生日にカレシがくれたものだから、何と46年前。ワタシ、30歳。バンクーバーのスタンリー公園に近い賃貸アパートに住んでいた頃だな。(過去に住んだところで今でもあるのはこのアパートだけ。)よく見ると、頭の上お花畑でルンルンの気分でハンドルを握っているワタシと、一緒に乗ってウワワァ~と怖がっているカレシという構図が46年後の私たち夫婦そのものという感じで、カレシと2人して爆笑。問題に直面した時に、強度の心配性でネガティブ思考になりがちなカレシと、「何とかするから大丈夫よ」と強気のポジティブ思考で前進あるのみのワタシ。あはは。


正反対だからうまく行ったとか・・・?


クリスマスのショッピングリストみたいな免税措置

2024年11月23日 | 日々の風の吹くまま
11月21日(木曜日)。☁⛅☁。きのうは食後にソファで1時間もうたた寝してしまったのに、よく眠った気分で目が覚めたのはもう8時半。うたた寝から覚めて血圧を計ったら上が128で、下は65まで下がっていたので、たぶん「食後低血圧」ってやつだったんだろうな。頭の中で常に聞こえているジーという音が何となく大きくなった感じもあるから、この2週間のストレスが自律神経系統を乱し始めたのかもしれない。(音はいたって単調で途切れることなく続いているので、気になったことはないんだけど・・・。)

けさはメディアにおもしろい記事があった。インフレにあえいでいる家計を助けるために、12月14日から2ヵ月間に限って、特定の食料雑貨にかかる連邦政府の売上税(GST)を免除するというもので、支持率が最悪のトルドー君としては何か破れかぶれの観がないわけじゃないけど、ま、クリスマスシーズンで何かと物入りの消費者にはうれしいニュースかな。で、何が対象なのかと言うと、1.アルコール飲料(ワインやビールなどアルコール分7%以下のものに限る)、2.炭酸飲料や果汁飲料(粉末ジュースを含む)、3.キャンディやチョコレート類(とチョコレートや砂糖などで処理した果物やナッツ類)、4.チップスやポップコーン、塩味のナッツ類など、5.シリアルやナッツや干した果物を含むグラノーラやスナックの類、6.アイスの類、7.フルーツのスナック類、8.ケーキやパイ、クッキー、ドーナツなど(パンの類はすでに非課税)、9.プディングの類、10.既成のサラダ、サンドイッチ、パーティ用盛り合わせなど、11.加熱した飲料(コーヒーなど)や食品、12.販売店などで調製する飲料、13.仕出しなどに付帯する食品及び飲料、14.レストランやカフェ、テイクアウトなどで販売される課税対象の食品や飲料、といったところで、何だかクリスマスパーティのショッピングリストみたい。

食料品の他には、子供服やゲーム、おもちゃなども対象になっていて、やっぱりクリスマスショッピングを狙ったとしか思えない。もっとも、日常の基本的な食品類は元から非課税だし、嗜好品の類が多いから、結局のところ「減税」の恩恵を味わえるのは高所得層ということになるんじゃないのかな。さらに2ヵ月間のGST免除に加えて、来年の春には(永住者を含めてカナダに居住する)「働くカナダ人」に250ドルのリベートが送られるということだけど、2023年中に就労して純所得が15万ドル(今の為替で1650万円くらい?)以下で確定申告をした人という条件が付いているので、どうやらリタイア組のシニア(年金生活者)や働いていなくて税金を払っていない人(専業主婦とか?)は対象外みたい。まあ、年金は物価連動で毎年増えるし、老齢年金の受給者には年末に相当額の一時金(所得制限あり)が出ることになっているからかもしれないけど、必要に迫られて仕事を探しているシニアの数は増えているという話。やっぱり、来年秋の選挙に備えて何とかして支持率を上げたいというトルドー君の焦りって感じがするんだけど・・・。

メディアにはもうひとつ、ある世論調査で「政府は郵便ストを終わらせるべき」という意見が多数だったというニュース。そりゃそうだよなあ。クリスマスシーズンだというのに郵便が全面的にストップ。クリスマスカードもプレゼントも送れないじゃないの。ワタシだって東京のプロデューサーに脚本の印刷版と原作の本を送ろうとしていた矢先にストに入られて、FedExで送ろうか政府がスト中止を命令するまで待とうかと思案投げ首。貨物鉄道と港湾のストの時はけっこう早く介入して輸送や荷役を再開させたけど、郵便ストには最高レベルの調停人を送り込んで「あとはよろしく」みたいな態度なのは、最悪の影響を受けるのが零細企業や一般市民だからかな。ここでもうちょっと果断な措置を取れば少しは人気回復に役立つかもしれないのになあ。でも、労働組合を敵回してしまうかもしれないからねえ・・・。(また嵐の予報が出ている。)


保険が絡むビジネスでは時は金なりなのだ

2024年11月22日 | 日々の風の吹くまま
11月20日(水曜日)。☁。目を覚ました頃には風も5メートルくらいに弱まっていて、ルーフデッキで植木の鉢が1個横倒しになっていた以外は被害なし。室内も雨漏りの兆候なし。ああ、やれやれ。バンクーバー島と本土南西部一帯で27万戸が停電して、朝になってもまだ10万戸近くが停電中とか。マンションはたいていが電気暖房だから、この寒いのに大変。コーヒーで温まろうにも近所のスターバックスも停電してるだろうし。

ウォーキングから帰って来たら、カレシは集めたプラスチックのポットを地下2階の収納ロッカーに置きに行って、ワタシはミニチュア工房の小物を段ボール箱にまとめる作業。引き出しを開けると、道具や材料の他に、何だってこんなもん取っておいたのかと首をかしげるような小物がごちゃごちゃ。何かの創作材料になると思ってのことだろうけど、これじゃぁカレシのため込み癖をとやかく言えないか。それでも2つ目の段ボール箱がいっぱいになって、ミニチュアの梱包はあとひとつで終わりそうだから、次はダイニングの飾り棚の中身かな。ガラス製品や旅行先で買って来たかけがえのない記念品がすごい数あって、人任せにして壊されたくないから自分で梱包して寝室のクローゼットに保管すれば、運送業者としても手間と時間が節約できて一石二鳥。

ランチの前に修復業者のマルコが管理人のアンドリィと一緒に来て、保険会社の査定士に見積りを出してOKをもらう必要があるとのことで、床の張り替えの手順の説明。保険会社は手続き上別の業者からも見積もりを取って保険の支払額を決定するそうで、査定士はそれぞれに(懇意にしている)業者のリストを持っているので、必ずしもマルコの見積もりが通るとは限らないけど、マルコは見積りを修正できるし、別の業者を指定して来たら、私たちは(マルコが推薦する)別の業者に変えるよう要求できるんだそうな。それで、ダイニングエリアに入る部分の床はフローリングを剥がすまでダメージの範囲がわからないので、リビングと廊下を含めたひと続きの床全体を張り替えることを前提にした見積もりを保険会社に承認してもらって、保存してあるフローリングでダメージの範囲を張り替えられれば、実際の工事はその範囲だけにする(短時間で済むので私たちにも楽)。「オレの仕事は依頼主を1日でも早く元の日常生活に戻してあげることで、保険会社に雇われているんじゃないからね」とマルコ。そばで一部始終を聞いていた管理人のアンドリィも「うん、うん」。おお、心強いね。

ひと通りの説明が済んだところで、カレシが「で、床を新しくして家具類を戻すのにかかる時間はどのくらい?」と聞いて、返って来た答は「床の張替えには2日ほど必要で、終わり次第直ちに家具類を元の場所に戻す」。なるほど、保管料も保険でカバーされるから「時は金なり」ってことね。で、搬出は29日の予定だけど、エレベーターの予約はどうするかと聞いたら、アンドリィが「その日は8階の改装工事がすでに8時から4時まで予約を入れているけど、2、3回くらいなら使っていないときに貸してもらえるかもしれない」。でも、マルコが「段ボール箱も数が多いから2、3回では済まないよ」。あらら。「土曜日なら空いているけど」とアンドリィ。「それで行けるかどうか運送会社と交渉する」とマルコ。「じゃあその線で相談しよう」とアンドリィ。ということで帰って行った2人。金曜日にワタシの手術と家具の搬出の予定が被らなくなったのはラッキーだなあ。いや、気持がすぅ~っと楽になった!


爆弾低気圧がやって来た

2024年11月20日 | 日々の風の吹くまま
11月19日(火曜日)。☁🌧。爆弾低気圧が来るということで強風注意報発令中。ゆうべは真夜中を過ぎた頃にルーフデッキが白くなり始めて、すわ雪っ。川向こうのサレーや東の方のコクィトラムで雪が降ったところがあるというから、お裾分けみたいなもんだったのかな。朝起きた時に跡形もなくて、ほっ。でも、ルーフデッキを見ると風がだんだん強くなって来ているのがわかる。予報では最大瞬間風速が30メートルに達するところもあるそうだけど、ニューウェストミンスターのあたりは15、6メートルくらいで、明日まで吹きまくるらしい。その上で土砂降りなんてことになったらエライこっちゃだけど、雨の方はまあまあで済みそうなのがせめてもの救いで、keep my fingers crossedだな。


初雪・・・?


今日は防火設備の年次点検で始まり。上から20階までは午前8時半から10時半の間。我が家はその真ん中なので9時半ごろに来るのかと思いきや、上層4フロアは戸数が少ないのでいつも早い。今日もまだ朝ご飯が終わっていない9時ちょっと過ぎにドアをトントン。我が家は火災報知器が5ヵ所、煙探知器が2ヵ所にあって、まずはロビーから報知機を鳴らして聞こえることを確認。次に長い棒で煙探知器を突いてどちらも正常なことを確認して、せいぜい5分もかからず「合格です」。

けさはアマゾンの貨物機(プライムエア)がバンクーバー空港で着陸しようとして滑走路の端を過ぎてしまった事故があったというニュース。前縁フラップに故障が起きて十分に減速できないまま着陸したためのようで、前脚が潰れて泥に鼻先を突っ込んで止まった形。きのうアマゾンに新しいラジオ/CDプレーヤーを注文して、今日中に配達されることになっているので、思わず大丈夫かな。でも、トラッキングでは10時過ぎには配達に出たことになっていたので、ほっ。ウォーキングから帰って来てチェックしたらニューウェストミンスターの市街図が出て来て「あと4ヵ所に配達したらそちらへ向かいます」。あ、来るんだ。ランチのしたくをしながらチェックしたら「次はそちらです」。ランチを食べ始めたところで電話が鳴って「アマゾンです」。ロビーの外にいるのかと聞いたら「中にいます」。あ、玄関外のブザーに最初に応答した受取人にロビーに入れてもらったんだな。それじゃあ、後で取りに行くので郵便ルームに置いて行ってと言って、ランチが終わったところでロビーに下りて行ったら、郵便ルームは(郵便がスト中だから)宅配の荷物だらけ。商品の箱のまま送って来たので、ロビーから見えにくいようにごみ箱の陰に置いて行ってくれたのは立派。

午後になって風が強くなって、暴風警報発令。雲も厚くなって来る感じで、風が吹いて来る方向を見ていたら、あら、(アメリカ側の)カスケード山脈のベーカー山のずっと東の山並みにこれまで見たことのない雪形。富士山の農鳥なんかとは比べものにならないような巨大さで、去年の今ごろの写真には写っていないから、夏の間に何か大規模な災害でもあったのかな。おもしろい形で、はて何に見えるかなあ。すっかり暗くなって、雨足も強くなった6時頃、南西の空にヘンに明るい雲がふわり。風は強くなるばかりで、ピーク(15メートルくらい)と予測された8時過ぎに雨が窓壁のガラスにバチバチと当たって、バルコニーでは園芸土やごみの袋がバタバタ。手すりの外を「未確認飛行物体」が吹っ飛んで行ったのでびっくり。あまり風が当たらない隅っこに置いてあるものは多分大丈夫そうだけど、寝るまで何度もチェックしないとね。やれやれ・・・。


何に見えるかな?

嵐の夜・・・



捨てられない人だってその気になれば捨てられるはず

2024年11月20日 | 日々の風の吹くまま
11月18日(月曜日)。☁⛅☁。特に温かくはないけど寒くもないのが冬の入口。でも、爆弾低気圧、ほんとに来るのかな。予報では雨はそれほどじゃなくて、問題は風らしいけど、南東の風ということで、うは、我が家のバルコニー直撃じゃないの。しぃ~らないよぉ。明日は吹き飛ばされそうなものを取り込んでおかなくちゃ。

今日のカレシは園芸ルームの整理。何に使うつもりだったのか知らないけど、ものすごい量の空き容器を溜め込んでいて、3年前の改装のときにたっぷり作った収納スペースは立錐の余地もないくらい。北米から中米にかけてモリネズミ(woodrat)という齧歯動物がいるんだけど、巣を作ってそこにやたらとモノを詰め込む(pack)習性があることから、別名が「パックラット(packrat)」。(特に光るものが好きらしい。)それが転じて、ガラクタから何から捨てられずにやたらと溜め込んでしまう人を指すようになって、カレシはまさにそのパックラットそのもの。オフィスにもいろんなものがごちゃごちゃしていて、いつもあれがない、これが見つからないと騒いでは奥さんに呆れられているくらい。それが何を思ったのか、園芸ルームを片付けて使わないものを捨てるというわけで、よし、ごみルームに持って行くのを手伝うよ。

というわけで、午後までに、ゴミ袋や空容器類、紙類、ガラス容器類を仕分けした袋5つをマンションの裏口の屋内駐車場の中にある住人用のごみルームに運ぶこと2回。まだあまりすっきりしたようには見えないけど、ま、You’ve got to start somewhere(千里の道も一歩から)。何事もとりあえず始めなきゃ先に進まないのよね。水漏れの修復中に生活必需品を保管するスペースができたようだから良しとして、電話が3回鳴ったら迎えに来てねと言い残して、ワタシは買い物。月曜日なのでスーパーの棚はスカスカだろうと思ったら、2個買うといくらと言う激安セールがずらり。しかもいつも買うものでめったに激安にはならないものが多くて、じゃあこれを2本、あれを2個。何の風の吹き回しなんだろうと考えて、思い当たったのは政府が港湾スト/ロックアウトを中止させたこと。我が家から見える川向こうの貨物埠頭にも対岸の自動車ターミナルにも船が戻って来たから、入荷が途絶えていたり遅れたりしていた品物がどっと入って来ると想定して「在庫一掃セール」をやっているんじゃないかな。


満員盛況の観・・・

マティニタイムになって、カレシが「何かまともな音楽をかけろよ」と言うので、1日中懐メロ局が80年代ロックを流しているラジオを消して、ハウザーが奏でるラテン音楽で景気づけ。飲みながら、2CELLOSがクラシックを弾きまくるライブコンサートのMP3ファイルをCDに焼いて欲しいと言ったら二つ返事でOK。さっそくメモリスティックにコピーして渡したら、オフィスに駆け込んでCDバーナーを出して・・・ところが、「USBのコードが入らない」。ええ?どれどれと持って来たケーブルを観察したら、コネクタのピンが曲がっているじゃないの。不器用な人だから、無理に押し込んでピンを曲げてしまったのかもしれない。ピンセットでそっと曲がっているピンを起こしたけど、あれ、ピンがなくなっている端子がある。ピンは柔らかいから、何度か曲げると折れてしまうの。ケーブルを探すのもいいけど、新しいバーナーを買った方がいいんじゃない?(使えないバーナーは捨ててね。)カレシにそう言ってふと思いついたのが、USBポートのあるラジオがあれば便利だということ。晩ご飯の後でググってみたら、あるっ。パナソニックのFMラジオでCDとUSBとBluetoothの機能がついていているやつ。これならカレシにYouTubeのURLを渡してMP3に録音してもらうだけで、CDに焼かなくでもリビングで再生できるじゃないの。なぁ~んだ。それほど高いものじゃないので、あっさり決めて即行でアマゾンに注文。後になってWindows Media Playerを使えば自分でCDを焼けるとわかったけど・・・。




怒涛の1週間がまた来る前に休養しておこう

2024年11月19日 | 日々の風の吹くまま
11月17日(日曜日)。☁🌥☁。大雨と大風が予報通りに通過したのかどうか知らないけど、静かな日曜日。ほんと、8日の金曜日からずっと悪いこと、良いこと取り混ぜて3つの重要案件が重なってしまって、もう怒涛のような10日だった。何となく疲れが溜まっている感じでちょっとばかり調子が上がらないのは当然かな。でもまあ、この1週間は、火曜日午前中の煙探知器の点検以外に予定がないので、ぼちぼちと小さい装飾品の梱包をしながら、リラックス、リラックス。来週はまた怒涛の如き1週間になるんだから・・・。

朝ご飯を食べながら、カレシが「今日は庭仕事をするんで、ウォーキングは休み」。いいよ、ワタシもまだ右膝の調子が良くないので、日曜日の掃除でウォーキングの代わりってことにするから。ということで、シーツ類の洗濯を始めてから、ダスターで埃を払って回って、箒で床を履いて掃除機をかけたら、あとはキッチンと寝室のバスルームのタイルの床だけモップで仕上げて済ませる手抜き掃除。ダイニング/リビングの床はルーフデッキで「庭仕事」のカレシが出たり入ったりするから汚れるし、たぶん2、3週間のうちに水漏れ修理で張り替えるので、今のうちに膝と肩を休ませておくに限ると、モップかけは省略。楽々の気分で掃除機をリビングの方へ押して行ったら、半ボケの目に、あっ、エイリアンっ・・・じゃなかった。あはは。早く両目がぱっちりになるといいな。



ランチはきのこのスープ。自家製のきのこのブロスに定番のセロリとにんじんと玉ねぎの他に松茸とイェローフットとまだ残っていたヤマブシタケとポルチーニの粉末。塩と胡椒だけのあっさりした味付けにして、熱々をふうふう言いながら食べたら、体中がほかほか。うん、スープの季節なんだね。冷凍庫にある牛の脛でビーフブロスも作ろうっと。午後になって肉を買いに道路向かいのヴィクターへ。日曜日なのでヴィクターはファミリーサービスとかで、お父さんとお母さんが店番。シャンテレルとイェローフットをお裾分けしたら、お母さんが「バターで炒めてクリームソースにすると最高よ」。あ、やってみたい。カレシの大好物になったウクライナのトマトのピクルス2瓶と、ワタシが好きなコニャック味のレバーパテの他、シュニッツェルとリブアイ・ステーキ。お母さんが「きのこのお返しね」とパテをおまけしてくれた。(ヴィクターが言う「近所同士の物々交換」。)

ヴィクターのお母さんのヒントで、晩ご飯は鶏ももを焼いて、シャンテレルをにんにくとバターで炒めて(低脂肪の)クリームを入れて、チーズでとろみをつけた即席のクリームソース。もも肉のコクととろっとしたクリームがマッチして、なかなかイケていたな。おいしいものを食べるといやでも元気とやる気が出て来るから、夜は写真のフォルダのアーカイブの整理とクロスワード。火曜日からこの冬最初の「爆弾低気圧」が来るという予報・・・。


スコッチウィスキーはすごく奥が深い

2024年11月18日 | 日々の風の吹くまま
11月16日(土曜日)。🌧。また大雨強風注意報が出ている。やぁ~ね、もう。去年のこの日にFBに載せた写真は雪景色だったから、下界はまだ暖かいということかな。ウィスラーでは雪の予報でスキー場開きを1日早めたという話で、ラニーニャの冬はちょっと寒いかもしれないな。ま、今日は膝(と股関節)がまだ痛いけど、肩の調子は上向き。きのう修復屋のマルコからプラグを抜いてもいいとメールが来ていたので、園芸ルームで断続的に運転していた除湿機をオフにして、被害が大きかったレクルームはドアを閉めているので週明けまでそのまま運転。いやぁ、急に静かになったもので、何だか気味が悪いくらい。ずっと回っていた乾燥機と除湿機からの熱で1週間ほどんと暖房が入らかなったけど、けさはサーモスタットに炎マークが5本。もう冬なんだ・・・。

きのうのウィスキー試飲会はすごく楽しかった。これまでの倍くらいの参加者があって、ジョニーウォーカーのアンバサダーだという司会者が、まずは「ウィスキーとは何か?」という定義と、スコッチはwhisky、アメリカのウィスキーはwhiskeyと綴る理由を説明して、醸造の工程と重要なポイントについて説明。そしてスコットランドのロウランド、ハイランド、スペイサイド、アイランド(スカイ島)、キャンベルタウン、アイラ島の各産地で作られるスコッチの特徴を説明を聞きながら、そのうちのハイランド、アイランド、スペイサイド、アイラのシングルモルトを鼻と舌で賞味。ワタシは海風とピートの煙の混じったアイラ島のスコッチの香りが大好きで、特にラガヴーリン(16年)がお気に入りなんだけど、試飲したカリラの煙たさもまた格別で、スカイ島のタリスカーの魚臭さも大いに気に入ってしまった。タリスカーは生ガキとの相性が抜群なんだそうで、一口飲んで殻を開けたばかりのカキを食べ、さらに殻に残った汁に数滴たらして一気飲みするのが最高と言われて、思わず喉がゴクリ。やってみたいなあ、それ。(生ガキ大好き!)




最後にブレンドウィスキーを2種類味わって、司会者が「一番最後に味わったのがジョニーウォーカー黒ラベルで、先に味わったシングルモルトがブレンドされているのです」。なぁ~るほど、ひと口にブレンドと言っても奥が深いんだなあ。ジョニーウォーカーの創業者ジョン・ウォーカーは雑貨屋で酒屋も兼ねていて、客の求めに応じてウィスキーを好みに合わせた特製ブレンドにして売るようになったのが始まりで、やがてカスタムブレンドから自分の名をブランドにしたウィスキーを製造して成功。女性のマスターブレンダーもいたそうだからすごい。でも、ジョン・ウォーカー本人はお酒は飲まなかったんだそうな。後を継いだ息子のアレクサンダーとその息子のアクレサンダー2世が商才に長けていて、画期的な(梱包しやすくて壊れにくい)四角い瓶を考案し、品名を大きく見やすくできるようにラベルを斜めに貼ることを考え出し、今日のジョニーウォーカーに育て上げたそう。今でもラベルや広告に使われている「闊歩する紳士」は漫画家が描いたものだそうで、世界で初めてのブランドマスコット。紳士は右に向かって歩いているけど、最初は左向きだったそうで、そのラベルの付いた瓶を持っていたらひと財産になるらしい。うん、いろいろとおもしろく勉強したな。でも、ワタシはやっぱり煙たいシングルモルトの方がいい・・・。

午後になって突然今日は土曜日だったのを思い出して、慌ててきのこ屋のマットに先週は洪水事故の騒ぎでお願いできなかったけど今日はいいものある?とテキストメール。松茸はもう終わったのかと聞いたら、返って来たメールに「ナンバー2ならあるよ」。ああ、大振りなやつね。マットの仕分けは小ぶりで傘が開いていない極上品が「ボタン」、傘が開いたら「ナンバー1」で、旬を過ぎて大きくなったら傘が開いていなくても「ナンバー2」。それ以外は売れ残りと一緒に乾燥松茸にしたり、松茸パウダーにしている。業務用の客への納品を済ませて到着したのが5時過ぎ。まだまだ香り高い大きな松茸にうれしくなって袋にぎっしり。ゴールデンシャンテレルも袋にいっぱい。初めて見たYellowfoot(軸の色から「黄色い足」。シャンテレルの親戚で「ウィンターシャンテレル」と呼ばれる)も両手にいっぱいを袋詰め。松茸はもう終わり?と聞いたら、「いや、オレゴン州に行けばまだ採れるよ」。ああ、まだしばらくはグルメきのこを堪能できるんだ。うれしいねえ。


今日の収穫

松茸(ナンバー2)

ゴールデンシャンテレル

Yellowfoot(ウィンターシャンテレル)


4年間のクルーズがあると聞いて、またクルーズに行く相談

2024年11月16日 | 日々の風の吹くまま
11月15日(金曜日)。⛅🌤☀。いい天気。今日は9時前に起きて、朝ご飯を食べて、ウォーキングに行って来て、普通の1日という感じ。ただし、右肩はちょっぴり調子が良くなったけど、今度は右膝が痛くて朝方に何度も目が覚めたので、よく眠ったという気分がしない。右目の手術の後で前屈みにならないために「屈伸運動」をやり過ぎたのかもしれないな。あと2週間で左目の手術だから、それまでに何とか回復してくれるといいけど。ゆうべは寝る前の体重が前日から丸1キロ増えていてびっくり。でも、けさはいつもの朝の体重に戻っていたからほっとしたけど、ワタシはストレスが溜まると体重が増えるたちなので、ま、今日こそは休息日ということにして、ちょっと力を抜こうっと。

アメリカでトランプが大統領に返り咲いて、上院も下院も共和党が多数を占めたもので、心理療法士は気落ちした民主党系の活動家たちの相談に乗るのに忙しいらしい。自分が支持する候補が選挙で負けたことが納得できないからって、精神不安定になってしまうなんて、柔もいいところ。まあ、それがデジタル思考のミレニアルの心理状態なんだろうけど、境界性パーソナリティ的な特徴が見え隠れしているような感じもする。でも、ある「居住型」を謳うクルーズ会社がそういう現実から逃れたい人たちに「未来にスキップ」という4年かけて世界を航海して回るクルーズパッケージを売り出したというからすごい発想。他に3年間の「我が家以外ならどこでも」パッケージ、2年間の「中間選挙まで」パッケージ、1年間の「現実逃避」パッケージもあるそうだけど、自分の主張が通らなかったからって落ち込んでしまうような甘ったれの活動家にそんなお金があるのかな。(親がリッチなら別かな。)それに保守的な富裕層に遭遇する可能性も高いだろうし、「船」という狭い空間でそういう人たちと4年も過ごせるのかなあ。

まあ、いくら世界各地を巡ると言っても、4年もの長いクルーズは私たちにはたとえお金があってもやっぱり考えものだな。先々月からバンクーバーからクルーズ船でアラスカとベーリング海を経由して東京まで行って、さらに10日ほど滞在したバケーションは、楽しむことは楽しんでいたけど、終わり頃にはやっぱり「慣れた日常」が恋しくなって来て、帰って来てから2人して「やっぱり丸1ヵ月はちょっと長過ぎたかな」。それでも、いろんな「非日常」のできごとが重なってみると、非日常そのもののバケーションが魅力的に見えて来るから不思議なもので、ウォーキングの最中に1階でサンタとの写真を撮る「スタジオ」を設営しているのを見たカレシが「クリスマスにどこかをクルーズするのも気楽そうでいいなあ」。うん、12月なら南半球かな。何だかまじめにその気になってSilverseaのスケジュールを調べたら、来年の12月半ばにお気に入りのシルバーミューズ号と同クラスのシルバームーン号でニュージーランドのオークランドから船出して、オーストラリアに向かってタスマン海を航行中にクリスマスを祝い、大晦日にシドニーに入港して新年の花火を見てから元旦の朝に出港して終点のメルボルンに向かう18日間のクルーズがあるじゃないの。たしか5年前に行ったシドニーからオークランドへのクルーズで行ったところを逆に辿る形だけど、タスマニアはもう一度行きたいと思ったから、思い切って行っちゃう?


ロッド・スチュワートの『リズム・オブ・マイ・ハート』のように・・・

乗り慣れて勝手知った船でなら寛げそうだし、クリスマスとお正月を自分では何もせずに祝えるというのも魅力的だし、クルーズの前後にホテル滞在を追加せずに最初の飛行機でまっすぐ帰って来ればほんとに最後まで何もしないでいいし・・・というわけで、「真夏のクリスマス」を夢想しているうにちに90%その気になってしまったみたい。来年は3月にシンガポールから東京、7月にコペンハーゲンからストックホルムという予定だから、12月に新たな予定を入れると、また1年間にクルーズが3回ってことになるけど、2人ともいずれは体力も知力も衰えるんだから、元気で遊べる今のうちにたっぷりと遊んでおかなくちゃね。ま、その前に今夜はArts Clubのファンドレイジングを兼ねたウィスキー試飲会に行って来ようじゃないの。


しばしの休息と思ったのに束の間でおしまい

2024年11月16日 | 日々の風の吹くまま
11月14日(木曜日)。☁⛅☁。やっと普通に目が覚めて、普通に起きることができた。フローリングの張替えをするリビング/ダイニングとレクルームの家具搬出の日取りが決まったので、それまでの2週間はしばしの休息のチャンス。きのうあんなに痛かった右膝も右肩も起きた時点ではかなり改善していたのでひと安心。普通に朝ご飯を食べて、ユウ君のレッスンが終わるのを待ってウォーキング。普通に4周して外に出るというところでカレシが「前は5周してたんじゃないかな」。してないよ。そうしようかという話はしてたけどね。「なんだ、話だけだったのか」。うん。まあそういうの、けっこうあるよね、私たち。

ウォーキングが終わったその足でスーパーの薬局に寄って、きのう処方箋を置いて来たカレシのβブロッカーの補給とワタシの目薬2種をもらって来て、カレシがレタスを買いたいというので、駐車場からモール中央の階段を上がってKin’sへ。ここは昔中国からの移民夫婦が始めた青果屋チェーンで、野菜類は地元リッチモンドやフレーザーバレーの農業地帯で栽培されたものが豊富。いつもウォーキング中にモールの2階から見えていたのに、買い物をワタシに丸投げしていたもので、Kin’sは値段も品質もスーパーとは比べものにならないと知ったとたんに、ウォーキングのついでに「今日はレタスとラディッシュと・・・」となるから現金なもの。ま、うっかり事故の反省で人まかせの危険性を知ったようだから、買い物の「運搬サービス」を手始めにカレシ流の「家事参加」というところかな。いつまで続くかわからないけど、外ではいつも手をつないで歩いているせいで、この界隈では「仲のいい老夫婦」という評判なんだから・・・。

午後、段ボール箱20個と包装紙ひと箱と荷造りテープ2個が到着。時間を節約(タイパってやつ?)するために、飾り物のような小さい物は自分たちで(つまりワタシが)梱包してクローゼットなどに保管することにしたので、明日からでも作業を開始。その前に脚本を送る準備をして・・・と思ったら、あっちゃ、カナダポストは明日からストに突入だって。港湾ストに中止命令が出たと思ったら今度は郵便スト。こっちも中止命令を出すのかな。港湾ストの前には鉄道ストに中止命令を出したし、郵便ストにも中止命令を出したら、(ビジネスや消費者の支持は増えるかもしれないけど)重要な支持基盤の労働組合から総スカンを食っちゃうだろうな。支持率急降下のトルドー君、タイヘンだなあ。まあ、何日続くかわからないから、脚本はFedExで送ろうか・・・。


少しずつ日常が戻って来た

2024年11月15日 | 日々の風の吹くまま
11月13日(水曜日)。🌧☁🌧。またまた夜通しの大雨で、北の方では停電が多発したらしい。キッチンとダイニングの乾燥機を止めたので、久しぶりに寝室のホワイトノイズマシンをかけて就寝。やっぱり睡眠への効果のほどは同じだな。でも、人間って慣れる動物なんだろうな。月曜日には75デシベルの轟音がほとんど苦にならなかったもの。今日は朝あから右肩が痛くて、右膝も痛くて、きのうは別に力のいることをしたわけじゃないのに、どうしちゃったんだろう。腕を上げる角度によってガキっと痛みが走るから困る。寝ている間に寝返りしたはずみに傷めちゃったのかな。(ワタシ、寝相は悪くないはずだけど・・・。)

気分的に少しは日常に近くなった感じで、今日は「洪水」のことは横に置いといて「やることリスト」に集中。まずはカレシがリリーとミーティングしている間に、脚本をコピーしたメモリスティックを持って道路向かいのプリントサービスにひとっ走り。両面印刷、3つ穴付きで3部。おじさんがメモリスティックを大きな印刷機に差し込んで、上のモニターを見ながらボタンをポンポンと押すと、シュッシュと印刷が始まって、あっという間に3つ穴バインダー用に穴を開けた状態で出て来るからすごい。新しい人生が開けるかもしれない脚本を収めた封筒を大事に抱えて、並びのヴィクターの店に寄って事件の顛末をあれこれ。「最近の雨で家の中が洪水になったお客さんがいるよ。うちの奥さんの家族も経験があるし、よくあることみたいだよ。保険があるなら大丈夫だよ」とヴィクター。そうだねえ。生活のスケジュールが不定なので、とりあえず今日と明日の食材を買って、カレシが大いにはまったウクライナのトマトのピクルスを1本。




午後になって、朝一番にマルコから電話で予告があった引越し業者の見積り担当者ジャクリンが来て、修復工事でフローリングを剥がす前に家具や備品などを運び出すための査定。「オレが何度も一緒に仕事をして来たネイサンを推薦したので指名したいと言ってくれ」とマルコに「指示」されていたので、初めての経験なので、マルコが推す人が担当なら心強いとひと押し。(修復業者のマルコと保険会社の査定士ラマンと引越し業者のネイサンの間を飛び交うメールがCCで送られて来るので、保険ビジネスの怪がわかって来ておもしろい。)ネイサンのスケジュールからして、最速は27,28日に梱包、29日に搬出。(他の人なら早くなる可能性がなきにしも非ず。)白内障手術の日と被ってしまうけど、搬出だけなので、カレシが手術が終わるまで家で待機することになっているから支障はなさそう。

ジャクリンが帰った後で、久しぶりにまともな買い物。トロリーを持って行くので、カレシに終わる頃に電話を3回か4回鳴らすから迎えに来てねと言ったら、「携帯にかけたら?」と言うので、レッスンの間に鳴ったら出ないでしょ。何ならテキストメールを送る?と聞いたら、「使ったことがないからわからない」と来たもので、SMSの使い方について即席レッスン。英語レッスンにどう使えるかと言うことにカレシの関心があるのはわかっていたけど、とにかく買い物に出かけて、その最中にワタシの次の手術の薬の処方箋となくなりかけているカレシの薬を持って来るのを忘れたことに気づいて、はて。カレシにテキストを送って、ついでに携帯にかけたけど応答がないので、固定電話にもかけて、ボイスメールに切り替わるまで鳴らしてメッセージを残したけど、はて。どうしたものかと迷っていたら、突然カレシが登場。案の定、携帯は鳴らなかったし、テキストは見ていないし、固定電話もいつもの倍も鳴ったのに「お迎えコール」だと思い込んで出動・・・。ま、見えるようにカウンターに置いてあった処方箋を忘れたのは即席レッスンに気を取られたワタシなんで、文句は言えないけど、ゆめゆめ注意を怠るなかれという教訓・・・。


夜明け前のカウンセリングやら保険請求の手続きやら

2024年11月14日 | 日々の風の吹くまま
11月12日(火曜日)。⛅☁🌧。日曜日にとっくりと話をしたはずなのに、また5時そこそこにカレシに起こされた。今度は、あんなにひどい忘れ方をしたのは単なる年のせいじゃなくて、ひょっとしたら認知症になりかけているんじゃないかと心配になって、眠れなくなったらしい。ほんとにworrywart(心配性)もいいところで、まったくもって困った人だこと。(もっとも、亡きママによると子供の頃からそうだったらしいけど・・・。)

そんなんで起こされたらすっと寝直せるわけがないんだけど、「ねえ、率直に言って、オレ、ボケていると思う?」と畳みかけて来るので、思い切って行っちゃった。年のせいでもボケでもなくて、アナタのパーソナリティの問題。強いて言えば境界性パーソナリティの特徴があると思う。心配や不安に縛られて先に進めないのは自分に自信がないからで、自分を信用していないから他人も信用できなくて、自分を受け入れていないから他人にそうであるべき「(理想の)自分」を求めて、他人にそれを見いだせないとよけいに不安になってしまうの。それって、自分という人間を他人に代わって生きてもらおうとしているのと同じようなもんじゃないのかな。誰だって長所短所があるし、脳内の配線だって同じじゃないから個性ってものがあるんで、自分は「いいヤツだ」と思えるなら、その個性を丸ごと「これが自分」と受入れてやれば、世間が描く理想的人間のお面を被らなくたってよくなって、けっこう生きやすくなるものなの。WYSIWYGってことで、来る者は拒まず去る者は追わず。まあ、「夜明け前のカウンセリング」はこのくらいにして、もう少し寝ないと・・・。

と、しばらく眠りに戻って、起床は9時。連休の週末を通して回していた乾燥機のうち、被害の大きかったレクルームのものを除いて、プラグを抜いたら、うは、静かぁ。実際は除湿器がまだ回っているんだけど、気にならないから不思議。電話のボイスメールにメッセ―が入っているようで、着信は前日11日の午後4時半で電話番号はニューウェストミンスター。(電話が鳴った記憶がないけど・・・。)メッセージを再生したら、女性の声でいきなり「千何十ドル」。そして「番号はXXXX。承認しますか」。で、ちょっと沈黙して、つっけんどんに「バイバイ」。ガチャっ。何、それ。もしかしたら水漏れした階下の住人かもしれないけど、名乗りもしないってのはねえ。ということで、アンドリーにどうしましょうと相談。ついでに、問題の園芸ルームの蛇口は改装工事中に業者が出したアイデアをそのままOKしたもので、「無許可」なのは明らかだから、修復工事が終わったら直ちに改装工事の業者を呼んで撤去すると、管理組合で問題にする前に先手を打って通告。

午後には保険会社の査定士から電話があって、質問に答えられる範囲で答えて、マルコが5時過ぎに来ると電話して来たので、いつでもどうぞ。保険請求のプロセスや修復工事の要領をわかりやすく説明してくれるそうな。うん、保険ビジネスってなかなか一筋縄では行かないって感じだから助かるな。はあ、とうとう東京のプロデューサーに送る脚本を印刷してもらいに行く暇がなかった。カナダポストの組合が72時間後のスト突入を通告したそうで、はて・・・。


人生にはどこにでもいつになってもドアがある

2024年11月13日 | 日々の風の吹くまま
11月11日(月曜日)。☁🌥。戦没者追悼記念日の休み。今日は9時起き。カレシが「乾燥機の轟音で眠れないかと思ったけど、今までこんなによく眠れたことがあったかなと思うくらいよく眠った気分だよ」。うん、ワタシも。園芸ルームから溢れた水が浸み込んだフローリングなどを乾かすために、キッチンとレクルームで金曜日の夕方から24時間体制で稼働している7台の乾燥機の轟音を計ってみたら平均75デシベル。もろに騒音のレベルなんだけど、抑揚がなくて途切れることもない音なので、寝室で常用しているホワイトノイズマシンと同じパターンということで安眠効果があるらしい。災いの中にも福はあるってことかな。

ゆうべオフィスを閉めて、カレシはココア、ワタシはコニャックでご寛いでいたら、東京の先生から「カナダの戯曲を手がけたい人がいて、(ワタシが日本語訳して先生に送った)作品に興味を持っているから、早急に送りなさい」とメール。はあぁぁぁ。うわわわわっ。先生は自称「押しかけ弟子」のワタシにこうして可能性を見出してくれているんだな。東京でお会いした時に「先生って呼ばないでよ」とおっしゃったけど、それは無理。カナダ演劇界のレジェンドであるビル・ミラードに「東京に行くなら会っておいで」と紹介された先生は、本来なら足元にひれ伏すのさえ恐れ多い存在なのに、もうすぐ米寿を迎えられるとっても素敵な紳士。ものになるかどうかわからないワタシに何かとアドバイスをくださって来て、先月東京でお会いした時には強い口調で「カナダ演劇の日本語訳と同時に日本演劇の英語訳もやりなさい」。瞬間的にあっ、それがワタシが進むべき道なんだと、まるで目の前で超新星が爆発したような興奮を感じたっけ。

その先生が、もしかしたら日本での上演にこぎつけられるかもしれない伝手を紹介してくださっているわけで、慌ててオフィスに戻ってPCを立ち上げて、先生と紹介していただいた劇団の主宰者に明日の朝直ちに脚本草稿(バージョン5)を送りますとメール。すごいなあ。わくわくしてしまうなあ。狐かたぬきのいたずらじゃないだろうなあ。すごいなあ。この年になって途方もないチャンスが回って来ってことだけど、そもそも人生には遅すぎることは何もはないんだし、何よりも「継続は力なり」というしね。朝ご飯とウォーキングを済ませたら、後は原稿を開いて見直し。東京で先生が「手直しをするところはないよ」とおっしゃったけど、つい手を入れたくなる。うん、永遠にこれで良しっというところに辿り着くことはないんじゃないかな。芸術には「完成」はないというし。それでも、誤字がないことを確認した上でPDF形式に保存して、早急にカバーレターと原作の本と共に印刷版を送りますというメールに添付して、送信ボタンをクリック。

劇作家になりたくて、何年も自己流で勉強して来て、Arts Club後援の中核グループに加わるようになってからは劇団の内外の人たちが演劇勉強の機会を広げてくれたおかげで、今では本気でやっていることを認めてもらえるようになった。再来週の火曜日には、今日本語のオリジナルから英語訳して脚色した草稿を読んでもらっているドラマタージのハイディと一対一で会うことになっているし、少しずつ、ほんの少しずつ開けて来ていた演劇界へのドアがさらに少し大きく開けるかもしれないな。先生のお言葉に従って日本語訳と英語訳の二刀流の道を進んだら、ドアはどっちの方に開くのかな。両方に行ったり来たりできるスイングドアだったらいいけど・・・。


真剣な夫婦の対話がプラスになればいいけど・・・

2024年11月12日 | 日々の風の吹くまま
11月10日(日曜日)。☁🌧。今日も10時過ぎに起床。実際は5時前にふと目を覚ましたら、何だかカレシが悶々としているようだったので、黙ってその肩に頭を乗せてしばらくうとうと。でも、眠りに戻れないでいるうちに、何となくカレシの方から「どうしてあんな大ばかをやってしまったのかずっと考えていた」とぼちぼち話し始めたので、うっかり事故だったことは明らかなんだから、今は後始末が最優先。「誰が何がどうして」はその後でゆっくり掘り下げればいいんだから、もう少し寝た方がいいよと言ったけど、カレシは頭の中でぐるぐるしていることを話さずにはいられないようで・・・。

「目が覚めて、ふと親父のことを思い出して、同じことをやって来たと気づいたんだ。親父は家のことも家族のことも全部おふくろに任せて、自分では何もやらなかった。それで、おふくろが何でもやっていて、親父は頭脳も身体もろくに使わないでいたから、脳みそが退化して最後は完全にぼけてしまったんだ。今のオレは親父がぼけ始めた年なんだよな。それで、自分では頭を使わないで、家計の管理も家事もずっとキミに任せっきりだったから、親父と同じように脳みそが退化して来てたんだと思う。元々ぐうたらで、いつも楽な方に流れてしまうのは自覚しているんだよ。自分のことにも周りにも関心を向けないでいたから、うっかり人間になってしまったんだと思う。でも、それではキミにフェアじゃないし、オレ自身にとってもいいことじゃないよね」。たしかにそういう「ぐうたら」なところはあるけど、50年大波小波をかいくぐって連れ添って来たワタシとしては、根本的な原因は注意欠陥症、それも特徴のほとんどが当てはまっているから「不注意優勢型」(ADHD-PI)というタイプ。今どきの医学はちょっと変わっているとすぐに「病名」を付けて治療したがるけど、要は脳内の配線がちょっと違っているってことで、薬を飲ませたら治るってもんじゃないのよね。

ワタシとしては、家計管理も家事も独身だったら当然すべて自分でやらなければならないことだし、2人だからってそれにかかる時間やエネルギーが2倍になるわけでもないので、フェアじゃないとかそんなことは考えたことあないよと言ったら、「おふくろも愚痴を言わなかったな。自分のやり方でひとりでやった方が効率的なんだって言ってた」とカレシ。うん、そこはよくわかるな。ママは高校を1年飛び級したほど頭のいい人だったから、パパには(いい人であっても)できないんだという前提で、いつも自分にとって一番やりやすい方法を考えて実践していたんだと思う。異国から飛び込んで来たワタシはそういうママの背中を見て育ったようなものだから、アナタがパパの息子なら、ワタシはママの娘ってところかな。だから、パパとママの結婚が69年続いたように、私たちも50年続いているんだと思うよ。

そんなことを話しているうちに、2人とも眠りに戻ったようで、次に目が覚めた時はもう9時過ぎで、またしばらくあれこれと対話の末、カレシが「オレは親父のようになって死にたくない。人任せで何もしないで、自分の周りで何が起きているのかも知らないでいるなんて、キミの言う通り、自分で自分のめんどうをみていないのと同じ。これからは小さいことから少しずつやれることをやって、これ以上ボケないようにする」とおごそかに所信表明。自分の(他責思考が入り込む余地がない)不注意で大事を引き起こして他人にも迷惑をかけたことがよっぽどのショックで、とにかく自責の念で頭がいっぱいになっていたようだけど、人間なら誰でも脳内配線に大なり小なりのもつれや欠損があるから思いもよらないことが起きるわけなんで、肝心なのはそこから何か大切なことを学んで自分自身の成長に役立てることじゃないかな。そ、生きるというのは死ぬまで常に何かを学び続けることなんだと思うけど・・・。


注意散漫だと事故はほぼ確実に起きるという教訓

2024年11月10日 | 日々の風の吹くまま
11月8日(金曜日)。⛅☁。普通に起きて、のんびりとした1日の始まり。いつものようにウォーキングに行くつもりでカレシに声をかけたら、園芸ルームにいたカレシが「あっ、ユウ君のレッスンがあるんだった。ウォーキングは11時!」とオフィスに駆け込んだもので、自分のスケジュールくらいちゃんと管理してよ。そのままワタシもオフィスに陣取って、まずは銀行の口座をチェックして(また上がった!)、ニュースを読みまくって、カレシのレッスンが終わった11時にウォーキング。と、まあまあの金曜日の朝だったんだけど・・・。

そろそろランチの時間という頃にドアにノック。煙探知器の点検はまだ先なのに何だろうとドアを開けたら、立っていたのは管理人のアンドリー。深刻な顔で「下の階から水漏れの報告があったんだけど」。ええっと足元を見たら、大きな水たまり。いや、水たまりじゃなくて、キッチンの床が水浸しで、流れて来た水がドアのすぐそばまで来ているじゃないの!ワタシの悲鳴を聞いたカレシがオフィスから出て来て、「いっけねぇっ」。ああ、やっちゃったのね、アナタ。園芸ルームで小さい鉢物の水遣りのために大きなトレイに水を入れていて、ユウ君のことを思い出したもので水を出しっ放しにしたままオフィスに入って、それっきり度忘れ。トレイが小さいシンクに被さっていたので、満杯になって溢れた水はそのまま床にまっしぐら。ウォーキングに出かける時には園芸ルームが水浸しになっていたはずだけど、カレシはそう言うことには気が付かない人だし、ワタシはまだほぼ片目だし・・・。

☆☆漏水、洪水、浸水で大騒動・・・☆☆

11月9日(土曜日)。🌧☁🌧。大騒動の後で2人とも疲れ切っていたようで、普通の時間に寝たのに目が覚めたらもう9時。寝室の外から聞こえて来る乾燥機の轟音を聞きながら、そのままぐずぐずして、起きたのは10時。きのうはほんとにとんでもない大災難だった。園芸ルームからキッチンから玄関先まで深さ1センチくらいの水浸し。ありったけの雑巾でも間に合わないので、ちり取りで水をすくい上げてはバケツに入れて、バケツがいっぱいになったらトイレに水を捨てて、まだ同じ作業の繰り返し。ゆうにバケツ4、5杯分はあったかな。

基本的にカレシの不注意が原因なんだけど、気が動転してしまって、しまいに「気分が悪い。吐き気がする」。とりあえずソファに寝かせておいて、ワタシはせっせと「排水」作業。これなら雑巾を使えるかなという頃に管理人アンドリーが緊急出動の修復業者を連れて来て、即行で水分テスターを使って床下のどこまで水が広がったかを調査。(キッチンの床はタイルだけど)カウンターの端からダイニング側のフローリングの下まで浸水していることが判明。起き上がって来たカレシは「こんなことになって、すまない、すまない」とアンドリーに平謝りしたもので、「よくあることだよ。ぼくも管理会社も慣れているから大丈夫。心配し過ぎて身体を壊したら元も子もないよ。横になっていなさい」と諭される始末。レクルームのドアを開けた業者さんが「こりゃあすごい」と言ったのはまさにその時で、みんな一斉にのぞき込んだら、うっはぁ。キッチンと壁を隔てている側半分の床が水浸し。本棚の下に置いてあったワタシのミニチュア材料の箱を引っ張り出してバルコニーに出し、分厚いバスマットを持って来て、しまいには古いバスマットも持ち出して来て、とにかく床上の水を吸い取るのに必死。

アンドリーが水漏れを報告して来た下の階(22階と21階)に行き、業者チームが乾燥機と除湿機を取りに行っている間に、チームリーダー氏(モホークカットに団子ヘアを組み合わせた不思議なヘアスタイル!)が保険会社の査定部に電話して、慣れた様子で状況を説明してからカレシに電話を渡して「被保険者の確認をして、請求番号をくれるからメモして」。カレシはワタシが電子ファイルを調べてメモしておいた保険証券番号と住所氏名を伝えて、教えられた請求番号をメモ。(後で保険会社から「この度の損失発生、お気の毒様です」と、請求番号の確認メールが来た。)リーダー氏は「オッケー。ほんとに何にもしなくてもいいんだよ。保険があるんだし、おれ達プロが下の階のことも含めて全部めんどうを見るからね。そのための保険なんだからさ。火曜日に査定担当と来るから、後はぜぇ~んぶお任せで、リラックスしてね」。(そっか、マンション保険は近隣のユニットに及んだ損害の補償もカバーしているんだった。)さすが突然の災難にあたふた、おろおろ動転しているホームオーナーの扱いに慣れているプロだな。ちなみに、最近の大気の川による記録的な豪雨で床上、床下浸水が多発して、メトロバンクーバーの東西南北をてんてこまいで走り回っているんだそうな。そうだよなあ、クリスマスシーズンだもんね。誰だって一刻も早く災害の痕跡を消して、楽しくサンタクロースと新年を迎えたいところだよね。

業者チームがカートに山積みの緊急処置の機材を持って来て、浸水がひどかったところに大きな乾燥機を設置して、レクルームと園芸ルームにはこれまた大きな除湿器も設置して、「うるさくて眠れなかったら寝ている間だけプラグを抜いてもいいけど、火曜日まで回しっ放しにしておいてね」。うん、乾燥機なんかすっごい轟音だなあ。これがフローリングがおしゃかになってしまったレクルームに3台、狭い園芸ルームに2台、キッチンの端のカウンターの外に2台、ひと晩じゅう、一日中ゴォコォ、ガァガァやるわけ。でも、床下でカビが発生するのを防ぐためだから、しょうがないよね。まあ、モーターのコンスタントな音は寝室で使っているホワイトノイズマシンと変わりがないから、たぶん轟音を聞きながら普通に眠れたんだと思う。昼間はオフィスのドアを閉めて籠っていればそれほどの騒音でもないし、飛行機のエコノミークラスでエンジンのあるあたりに座ったようなものだと思えばものは考えようかな。それに7台の乾燥機のモーターがゴォゴォ言っているおかげで、いつもは終日オンになっているラジオはオフのままだし、ホワイトノイズマシンも不要で、ダイニング/リビングの温まってヒーターが入らないから、特に電気代が大幅増になることもなさそうで、災い転じて何とかになるかも・・・。





下から水を吸ったフローリングはもう救いようがない・・・