リタイア暮らしは風の吹くまま

働く奥さんからリタイアして、人生の新ステージで目指すは
遊びと学びがたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

月曜日だからってわけじゃないんけど・・・

2025年02月12日 | 日々の風の吹くまま
2月10日(月曜日)。☀。今日もいい天気。起きる頃には日がかなり高く昇っているので、リビングエリアの日当たりが良過ぎて、外ではマイナス5度になっていても中はぽかぽか。おかげで暖房がオフになるもので、この時期にはいつも夏の数倍に跳ね上がる電気料金の節約になっていい。

今日はクルーズ中に留守番サービスをしてくれるシーラが来るので、早めにウォーキング。ちょうどドアを開けようとしたときにすぐ外の非常階段のあたりで大きな音がして、ドアを開けたら掃除機のお化けみたいな機械を持ったお兄ちゃんがホースを引っ張って出て来たところ。そのままエレベーターの向かいの3号室に入って行ったので、そっか、今週いっぱいは洗濯乾燥機の排気口の清掃があるんだった。今回は建物の外側の排気口をロープを使って上から下まで掃除して行くだけなんだけど、希望すれば部屋の中の乾燥機から外へ伸びているダクトも掃除してくれることになっていて、ただし別途料金。ワタシは乾燥機を回すたびにフィルターを取り出して綿ぼこりを取り除いているし、ごくたまにだけど掃除機のチューブを突っ込んで掃除するし、オフィスの上に開いている排気口からはほやほやと綿ぼこりが出て来るのが見えるので、ダクトが詰まっている心配はなさそう。

ウォーキングから帰って来てほどなくして電話が鳴って、シーラが「インターフォンが壊れてる」とSOSコール。あらまあ。地下1階のビジター用駐車場から入る玄関で、正面玄関と同じインターフォンがあるんだけど、配達などの扱い慣れた人が来る正面と違って、ビジター駐車場からの玄関はその名の通り住人を訪ねる人が来るので、使い方がわからずにいじっているうちに故障してしまうらしい。こういうときはフォブを掴んで地下1階まで迎えに行って、紅茶を入れてぺちゃくちゃ。シーラが高齢者用の福祉アパートに申し込みをしたと聞いて、早く順番が来るといいね。(シーラはカレシと同い年で今年82歳。)エアプランツのオードリーちゃんの伴侶にと持って来てくれた「ヘンリー君」がハリーになり、ハルになり、最後に「シーモア」に決定。(『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』でオードリーに恋をする青年シーモアね。)今週中に出発と帰国のフライトの予定を知らせることにして、南京のチオンがクリスマスプレゼントに送ってくれた2足の大きなふかふかスリッパがシーラの足に合ったので1足プレゼント。

シーラが帰った後、ランチをして、脚本のアップデート。夢が現実になる寸前とあって、何か肩に力が入るなあ。もっともこの改訂版が最終的に演出のベースになるんだから、そう来なくちゃいけないの。それにしても、人間、いくつになっても熱中できるものがあるのはいいね。やりたいことに熱中して忙しくしていると、時間はどんどん経つのに、自分がそれだけ年を取って行っているということには気が付かないんだから。はて、月曜日だからというわけでもないけど、このあたりで懸案にしていたgooのブログの進退を決めようか。元々日記の写真入りアーカイブとして始めたブログだから、gooかアメーバのどっちかにあればいいわけなんだけど、gooにタイトル(とテーマ)の違うブログを2つ持っていたことがあって、使い分ける手もあるなあと迷走。でも、いろいろ考えた末、使い慣れて来たアメーバの方が画像の扱いも簡単でいいなと傾いて、とりあえずgooで使っていたタイトルに変えたばかり。ん、gooさんには長い間お世話になりました。これからは浮気心を起こさずにアメーバさん一筋で行きます。(なんてコメディの台詞にもならないけど・・・。)


今日は身も心もほかほかと・・・

2025年02月09日 | 日々の風の吹くまま
2月6日(木曜日)。☁⛅🌤。朝の6時に猛烈なこむら返りで目が覚めた。左足の膝から足の指先まで、解きほぐそうとしばらく歩き回ってみたけど、足が床に着くたびにコツンと音を立てそうなくらいにこちこちで、義足の海賊船長みたい。寝る時にいつもベッドの横に置いているボトルの水を飲むと、ほどなくして不思議に痙攣が解けるか、暖房が入っているせいで空気が乾燥しがちだからかもしれないな。

今日はカレシが久しぶりにユウ君との英語レッスンがあるので、ウォーキングは11時。それまで、メールをチェックして、すぐに返事が必要なものにはすぐに返事。でも、友だちからのメールに対してはいっつも何拍も遅れるのがワタシ。だって、おちゃらけた返事はしたくないじゃないの。まあ、すぐに返事が来ないからと怒るような友だちはいないのは幸い中の幸い。(いや、もしかしたら、そういう人たちには気づかないうちに切られちゃっているのかもしれない。そういう人たちとは元々縁がなかったというのか・・・)芝居の翻訳に関連して、英語と日本語の違いについてすごく興味深いけど、すごぉ~く難しい質問をもらっていて、この2,3日あれこれ考え、考えしてやっと返事を書こうかとメールを開いたところで、来月東京で会う予定になっているけど、先生が加わりたいといっているというメール。うはぁ、うれしいっ。ワタシにとっては(押しかけて弟子になった)敬愛する師匠で、今回の展開に糸口を開いてくださった恩人。はい、もちろん、ぜひ、ぜひ、ぜひ・・・。

ウォーキングから帰ったらすぐにランチの時間で、寒い日は何よりもホカホカのスープが一番。ということで、今日はヴィクターの店の自慢のボルシチ。牛骨もいいけど、今日は豚骨ブロスときのこブロスをベースにして、濃縮してあるミックスに、昔東急ハンズで見つけて買って来たキャベツカッターでざくざくと千切りにしたキャベツとサイコロに切ったポテトを加えて、ヴィクターのお父さん自慢のサーロもたくさん入れて、しばらくことこと。(こっちのキャベツはとにかく硬いから、シュッシュっと細く千切りにできるカッターは宝物。)

午後は晩ご飯のポットローストを仕込んでから、きのう冷蔵庫に入れておいた豚骨ブロスの仕上げ。おとといの夜にヴィクターのお父さんにもらった豚骨をフリーザーに保存してあったスペアリブの骨と野菜と一緒にスロークッカーに入れて、たっぷり水を注いで、温度を「低」、タイマーを12時間に設定して朝までゆっくりのんびり。きのうは冷めたところでブロスを漉して、大きな容器に入れて冷蔵庫にひと晩。こうすると、脂が表面に浮いて来てそのまま固まってくれるので、脂だけを簡単に取り除けて便利。ひと手間かかるけど、できるのは低脂肪で塩無添加の豚骨ブロス。

相も変わらずやらなきゃならないことだらけ

2025年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月5日(水曜日)。⛅☁。寒い、寒い、寒いっ。天気サイトの気温はマイナス8度、バルコニーの気温はマイナス4.5度。でも、夜の間にほとんど雪が降らなかったようで、道路事情はまあまあというところ。歩道は乾いているけど、ブラックアイスがあるので、気を付けていないと滑って転ぶから危険。手をつないでいたら2人一緒にこけてしまいかねないけど、つないだ手は空気が冷たいからカレシのポケットに入れて、もう一方はジャケットの袖の中に引っ込めて防寒。こういうとき腕がちょっとばかり短いのは一種の利点かもね。(ワタシって、生まれつきなぜかいろんなところが規格外れらしい・・・。)

今日のビッグ(でもないけど)ニュースは、メトロバンクーバーの人口が300万人に達したこと。昔はグレーター・バンクーバー地方行政区(GVRD)と呼んでいたのが、2017年からメトロバンクーバー地方行政区(MVRD)に改称して、略してメトロバンクーバー。BC州にある28の地方行政区のひとつで、約2900平方キロに市町村が21、自治体として未組織の「選挙区」がひとつ、先住民所有地がひとつ。主に地域の上下水道を管轄していて、最大の都市はもちろんバンクーバーで約74万人、一番小さいのはベルカラ村で729人。でも、川向こうのサレー市は過去10年の人口増加率が33%で、今68万人のBC州第2の都市だから、市の面積がバンクーバーの3倍近くなのを考えると、バンクーバー市を追い抜いてメトロバンクーバー最大の都市になるのは時間の問題だけど、そうなったら「メトロサレー」に変えろと言い出すのかな。
翻訳脚本の上演の話が原作者のエージェントとの交渉に入って、11月から同時進行でしっちゃかめっちゃかだった3つの嵐の最後がとりあえずワタシの手を離れたので、ここは一歩下がって模様眺め。カレンダーを見たら、春のクルーズまで残すところ3週間半、夏のクルーズの残額の支払い期限まで2週間になっていて、こりゃのんびりしていられない。春の船旅はシンガポールからベトナム、香港、韓国を経て終点の東京まで16日間で、英語先生のカレシはホーチミンシティに住む生徒から市内観光の情報集めに余念がない。元々は上海に寄港する予定で、上海と南京に住む生徒たちとも会うことになっていたのが、中国側の事情で上海2泊3日から韓国の済州島と仁川(ソウル)1泊2日に振り替えになったので、1日寄港するだけの香港で会うのは微妙なところ(南京の生徒とは6年前に香港で会っているし)。それでも、寄港するホーチミンシティ、香港、済州島、仁川/ソウル、鹿児島での観光スケジュールを見直さなくちゃ・・・

見渡す限りの雪景色を愛でながら(というわけでもないけど)、原作者がト書きの部分を書き直した脚本の翻訳原稿をアップデート。いい作品なんだもん、ゴーサインが出るといいねえ。(この年になってまた翻訳を生業とする野心はもうないから、どうせまた2つの言語の間に挟まって髪をかきむしるような思いをするんだったら、自分で観て、自分の胸に響いて感動した作品でなければ、どんなにすごい大ヒット作でも手は出さないだろうな。)これはほんとに小粒ながらキラリとするいい作品なの。原作者のやさしい人柄がにじみ出ていて、舞台から聞こえる言葉は原作と違っていても、愛や悲しみ、悔恨といった普遍的な人間らしい心情は観る人の胸にすんなりと響くと思う・・・って、やっぱり野心的かなあ。


スーパーで~大好きな太くて甘いニンジンが「カナダ産」で良かったぁ


冬の日は雪とスープと・・・

2025年02月07日 | 日々の風の吹くまま
2月4日(火曜日)。☀🌤。夜の間にまた少し雪が降ったようだけど、朝から晴天。なぜか2人ともぐっすり眠って、目を覚ましたらもう9時。鼻はまだちょっとぐずついているような感じだけど、ワタシの風邪はどうやら治ったらしい。咳が出るのは鼻の後ろから喉に流れた鼻汁のせいかもしれない。でもまあ、けさは体重がちょっと減っていたから、寝ている間に風邪のウィルスと最後の大格闘をして追い出しに成功したのかもしれないな。だったら文句なし。

起きるのが遅かったので、朝ご飯が終わったらもう10時近く。カレシにウォーキングはどうするの?と聞いたら、「行くよ」。オッケー。この時間なら歩道はもう除雪してあるだろうから、足元は大丈夫そう。でも、カレシがトイレに入っている間、ふとルーフデッキに出て写真を撮ろうという気になって、持ち出して来たハンターのレインブーツをパティオドアのそばで履いて、携帯を持って外へ。気温がまだマイナスだから、冷たい風が頬っぺたに当たるとさすがにちょっと痛い。雪だるまを作ろうかなとも思ったけど、雪が乾いていてぜんぜん固まってくれなくて、中学時代に住んだ名寄での雪合戦を思い出した。マイナス2ケタでは雪が固まらないから、手袋を脱いで、素手のぬくもりで雪を溶かしながら雪玉を作ったもんだった。刺すように冷たかったけど、みんなそうやって作った「爆弾」を投げ合ってきゃあきゃあ言ってたんだよねえ(と遠い目)。

モールの中は冬装備で歩いていると汗ばむくらい暖房が効いているので、せいぜい徒歩2分だからと、Tシャツ2枚にいつものカーディガンジャケットだけ。周りを歩いている人たちはもこもこに綿が入ってもふもふの縁取りのフードが付いているアノラック姿で、すれ違うたびに「なんなの、この人」と言わんばかりの目線。でも、この寒さの中でもショーツで闊歩しているおじさんがいたから、上には上があるってね。モールはいつもより静かで、2階の移民支援サービスのオフィスのドアには「大雪のため臨時休業」の貼り紙。いや、こんなのは大雪とは言わないけど、いつも見かける人たちは生まれてこのかた雪などというものは見たことがなさそうだし、まだマイナスの気温には慣れていないだろうから、来ないんじゃないかと考えて休みにしたのかもしれないな。

帰って来るともうすぐランチの時間。寒い日に最適なのがほっかほかのスープということで、今日はチキンスープ。冷凍してあった鶏がらブロスを鍋に入れて、野菜はにんじん、セロリ、玉ねぎに冷蔵庫に中途半端に残っている野菜(今日はバターナットかぼちゃ)。スープが煮立ったら、スープ用に小分けして冷凍してある鶏ももを解凍して、ザクザクと切って入れて、生のタイムをひとつかみ真ん中に突っ込んで、後は塩コショウで味付けするだけ。昔から風邪を引いたらユダヤ人ママのチキンスープと言われるくらいだから、栄養たっぷりで身体が芯から温まって言うことなし。カレシが「ベートーベンも認めてくれるよ」と言うので、それじゃあ、ピアノソナタを書いて捧げてくれるかなあと言って大笑い。(ベートーベンは「おいしいスープを作れるのは心がピュアな女だけだ」とのたまわったそう。)『Für Hühnersuppe』(「チキンスープのために」)なんて、心がほっこりしそうだけどね。


トランプ関税騒動は急転直下の展開

2025年02月05日 | 日々の風の吹くまま
2月3日(月曜日)。☁⛅。寒いっ。バルコニーの温度はマイナス4度。でも、警報が出ていた「積雪最大20センチ」は影も形もないからちょっと拍子抜けだな。学校も遠い郊外を除いては臨時休校になったところはほとんどないらしい。子供の学校が休校になると、働いている親はその日1日子供を預けられる施設か人を探すか、仕事を休むかしなければならないのでタイヘン。誰が旗を振ってるのか知らないけど、子供が12歳になるまでは子供だけで留守番や外出をさせるべきではない(させるのは親失格!)という風潮が幅を利かせているからねえ。そのせいでミレニアル世代は(黙っていても)誰かが安全を保証してくれると思っているのかな。小学校に上がるや否かの年で1人で留守番や子守ができていた私たちとしては、しゃあない甘ったれという印象でしかないけど・・・。

今夜の零時からトランプ関税が発動することになっていたけど、メキシコとはメキシコが国境に軍隊を配備する条件で1ヵ月間の猶予を得たというニュースが入って、トルドー君とトランプのけさの電話会談に期待が高まっていたのが、発表は「進展なし。関税は予定通り」。焦点はやはり国境対策(不法移民やフェンタニルのアメリカ流入阻止)だったようだけど、トランプはアメリカの銀行のカナダにおける営業の問題(アメリカが不公平を被っている)も持ち出して、最後にまた「アメリカの51番目の州」にしたいと言ったそうな。(カナダの石油も穀物もアメリカは必要としてないって言ったくせに、何でカナダを欲しがるんだろうね。)午後に再度会談をするということだったけど、カナダのメディアは「バイ・カナディアン」のキャンペーンで大賑わい。カナダは世界中からいろんなものを輸入しているから、これは輸入をやめてカナダの産品を買おうということではなくて、アメリカからの輸入品を買わないようにしようということで、つまりはボイコットみたいなもんかな。

と、ああだこうだと騒いでいたら、突然「関税の発動を30日延期する」というニュース。メキシコの場合と同様に、国境警備を強化して、麻薬カルテルを「テロ組織」に指定し、フェンタニル問題については特別取締官を任命するというもの。はて、カナダとアメリカの国境は世界で一番長くて、北アメリカ大陸の東から西まで8,891キロもあるのに、水も漏らさぬ警備なんてできるのかな。猶予期間が過ぎたらどうなるのかは知る由もないけど、30日の間にさらに取引しようと言うことらしい。トランプらしいね。

まあ、カナダも仕返し関税は取りやめにして、BC州もオンタリオ州もさっそくアメリカ産の酒類を棚に戻したそうだから、しばらくはアメリカのウィスキーを買えるってことか。それでも、「バイ・カナディアン」運動の盛り上がりは止まるところを知らずの観があるし、アルミの輸出先をEUに振り替えたり、EUや南アメリカ各国との貿易協定を推進してアメリカ依存から脱却しようとする動きがあるし、さらにはカナダ国内でも各州の間に厳然として存在する「貿易障壁」の撤廃に関する議論が巻き起こりそうだから、いろんな意味で、トランプのおかげでカナダは「目を覚ました」というところかもしれない。トランプはこの後で中国とも「話し合い」をするそうだけど、中国も仕返し関税を発動させるそうだし、パナマに圧力をかけて中国主導の「一帯一路」から離脱を決めさせたところだし、はて、どうなることやら。節分だから、(アメリカ産の)豆をまいて、鬼は外・・・。


冬景色~貿易戦争の武器はお酒だって

2025年02月04日 | 日々の風の吹くまま
2月2日(日曜日)。❄☁⛅☁。大雪警報。朝起きたら予告通りの雪。ルーフデッキ全体が白くなっていて、見渡す限りの屋根はみんな真っ白。でも、冷え込んではいないと見えて、バルコニーの気温は0度。道路には雪の気配がゼロ。まだ冬の予告編みたいなものかな。まあ、歩道の雪かきをしなくてもいいのがマンション暮らしのメリット。




駐車場アート? 
季節外れに花を咲かせるから 

おい、雪が降ってるぞ。どれどれ。(寒いのはヤダ) 

冬ごもりしよう・・・ 

たまの雪景色は絵になるね

アメリカのトランプがどうしてもカナダからの輸入品すべてに一律25%の関税をかけると言ってきかないので、カナダのトルドー君も仕返しにアメリカからの輸入品(でカナダに国産品がある品目)に25%の関税をかけると発表。それでいの一番にやり玉に挙がったのがアメリカ産の酒類で、カナダでは州政府が酒類の流通を管理しているので、オンタリオ州は即行でアメリカ産の酒の仕入れを全面的に停止し、州営の酒屋から商品を撤去。ケベック州やノバスコシア州も同様の措置を講じるらしいし、BC州も共和党が支配する州(Red states)からの酒類(主にバーボンやラムなど)の仕入れと販売を停止。ただし、民主党が支配するカリフォルニア州やワシントン州、オレゴン州は対象外なので、カリフォルニアワインは買えるらしい。もっとも、買えたとしても、トルドー君の仕返し関税で最大25%値上がりするわけで、インフレで家計が火の車になった消費者が自主的に買わなくなる可能性もあるかな。


アメリカのウィスキーが消えた棚に「代わりにカナダの製品を買いましょう」(CTVニュースから)

カナダ政府はしきりにメディアで「カナダの製品を買いましょう」とキャンペーンをしているけど、冬の間は野菜や果物の供給はアメリカが頼りなんだよねえ。まあ、メトロバンクーバーの外には広大な農業地帯が広がっていて、あちこちに巨大な温室が並んでいるから、レタスなんかはかえって新鮮なものを買えるようになるかな。ワタシは地産地消にはもろ手を挙げて賛成なので、「Made in Canada」のラベルにもっと注意を払うつもりではある。それにしても、カナダからであれメキシコからであれ、輸入品に高率の関税をかけたら、輸入価格が値上がりすることになって、その値上がり分は輸入した国(アメリカ)の消費者が払うことになるんだよね。つまり、トランプの貿易戦争のツケはアメリカ国民に回るわけで、何だか大人げないことをやってるという感じ。戦争を仕掛けたトランプはあしたトルドー君と話をするんだそうで、「どうだ、アメリカの州になれば関税なんかなくなるんだぞ」と言うつもりなんじゃないの。

今日はウッドチャックが春の天気を占う「グラウンドホッグデイ」で、穴から出て来て自分の影を見たら「まだ後6週間は冬」、影を見なければ「もうすぐ春」ということなんだけど、一番有名なペンシルベニア州のパンクサトニー・フィルの今年のご託宣は「まだ後6週間の冬」。でも、カナダ側では、オンタリオのウィアートン・ウィリーだけは影を見なかったので(たぶんオンタリオでは)「もうすぐ春」だけど、ノバスコシアのシュベナカディ・サムもケベックのフレッド・ラ・マルモットも影を見たので、あっちではまだまだ冬は続くという「分断」。BC州にもオカナガン・オーキーというのがいるけど、これは巨大な縫いぐるみ。ちなみに我が家のモモ・ザ・マーモットは「影もへったくれも、寒いから早く中に入れてくれぇ」だって・・・。

寒いよぉ~


どうしていつもこ自分のこと以外で忙しいんだろう

2025年02月03日 | 日々の風の吹くまま
2月1日(土曜日)。☁❄☁⛅。いよいよ2月。寒くは感じないけど、何だか危なっかしい空模様だなあ。でも、今日はまだ交通なんかが混乱するほどの雪にはならないらしいから、午後一番に入っているカレシのドクターとの予約には支障はないかな。そう思っていたら、カレシが「キャンセルすることにした」。あ、そう。



雪 降ったり融けたり

ところが、クリニックにキャンセルの電話を入れたら留守電につながって、予約をキャンセルしたいから処方箋だけ薬局に送ってほしいとメッセージを残したものの返事が来ない。苛立ったカレシが再度電話したら、前のドクターのテープが流れたりして埒が開かないjとさらにイライラ。そうでなくても、火曜日に残り少なくなった薬の処方箋を出してもらおうと電話した時に、いつもの電話診療じゃなくて対面じゃなければだめだと言われて、「薬が要るだけなのに、何で会いに行かなきゃなんないんだっ」と怒って、毎日何度も(ワタシに)文句、文句。今日も電話がつながらない苛立ちでワタシ相手にガス抜きし始めたもので、生返事でやり過ごしていたら「ガス爆発」。やれやれ。やり返したワタシに「同調して欲しいだけなのに何でケンカ腰になるんだっ」。あぁ~あ。あのさぁ、同情が欲しいんだったら、それなりの言い方ってものがあると思うんだけどねえ・・・。

ひとしきり犬も食わないケンカをして、落ち着いたところで、「もしかしたらクリニックが閉まっているのかもしれないから、開いているかどうか見て来る」とカレシ。キャンセルする(行かない)と言うために出向いて行くってのはどうなんだろうねえ。「開いているかどうか見て来るだけ。一緒に来るか?」とカレシ。まあ、ルーフデッキの雪も融けたし、空も明るくなって来たから、きのうバッテリを充電してもらった車を走らせるという意味で、ちょっとばかり仲直りドライブと行こう。ロイヤルコロンビアン病院があるサッパートン地区のクリニックまでは車で10分。有料駐車場にエンジンをかけたままで車を止めて、ワタシは待機。見にに行っただけにしては時間がかかるなあと思っていたら、みぞれに濡れて戻って来たカレシが「場所を覚えていなくて行き過ぎた。クリニックは開いていた」。じゃあ、留守電がおかしいんだね。それで満足して帰るのかと思ったら、「受付で予約をキャンセルして処方箋を送るように頼んで来る」。あ、そうということになって、車をクリニックの角から上がった坂の上に路駐して、てくてく坂を下りて行って、受付で留守電の事情を説明して、予約をキャンセルしようとしたら「予約の時間にドクターが電話しますよ」。

結局のところ、そのまま帰って来て、カレシは「初めから電話予約にしてくれたらごたごたしないで済んだのに」とぶつぶつ。まあ、あのクリニックは何だか運営上の問題がありそうだし、ドクター専属の受付は新しい人だしね。それでも1時前にシャサヴァン先生から電話があって、どうやら対面診療は受付さんの先走りだったようで、カレシの体調を質問しただけで、すぐに処方箋を送ってくれて一件落着。電話診療は5分で終わって、カレシ曰く、「ドクターの英語はずっと良くなってた」。診療から1時間後にはスーパーの薬局からいつでも取りに来てと言う電話があって、薬をピックアップ。よぉ~しっ、どんと来い、どか雪っ。今日はあれこれと翻訳しなくちゃならない手紙があるんだから、周りの騒音にはかまっていられないのよっ。


人間もモノも古くなると世話が焼けるものらしい

2025年02月02日 | 日々の風の吹くまま
1月31日(金曜日)。🌧。本降りの雨。気温はプラス4度で、何だか冬って感じがしないんだけど、ほんとに「冬」が来るのかな。予報を見ると、今夜は雨交じりの雪で、最低気温は0度。土曜日の朝は気温1度で雪模様(積雪1cm)、午後は4度まで上がって雪交じりの雨(雨量1mm)、夜になって小雪(積雪1cm以下)、夜半にマイナス1度になって雪(積雪2cm~4cm)。そして日曜日は午前、午後とも気温1度で雪は2cmから6cmセンチ、夜には5cm~10cm、夜半から月曜日の朝にかけてはマイナス4度で積雪5cm。でも、雪が降るのは北極圏から乾いた寒気団が押し寄せて来る月曜日の午後までで、夜半には最低気温がマイナス8度。火曜日の「最高」気温はマイナス3度で、そのまま次の週末まで最低気温がマイナス8度か9度で日中の最高気温がマイナス3度という本格的な寒波。はて、2日の日曜日は春の天気を占うグラウンドホッグデイだけど、穴から出て来たウッドチャックは自分の影を見るのか(見たらあと6週間は冬)・・・。

というわけで、やっぱり今日中に車を出して、少しドライブしてバッテリを充電しておいた方がいいということになって、ウォーキングから帰って来たら財布を持ってとんぼ返りで地下2階の駐車場へ・・・というところまでは良かったんだけど、何となく危惧していた通り、エンジンがかからない。あぁ~あ。だから(ほのめかす程度だけど)言ったじゃないの、車を走らせておかないとバッテリが上がっちゃうよって。でも、うん、うんと生返事ばっかりだから、結局はいつもこうなるのよねえ。(アナタ、聞いてる?)ま、常習犯だから喧嘩してもしょうがないので、部屋に戻って、カレシはBCAAに(ワタシの会員証を使って)「充電サービスお願い」の電話。トラックが来るまで1時間20分くらいということで、その間に残り物のアイリッシュシチュー(とろみがないからスープかな)を温めて食べて、ああだこうだ言っているうちにサービスのドライバーからあと10分という電話。

居住者用の駐車場へはフォブでゲートを開ける必要があるので、カレシは先に車の方に行き、ワタシは道路から駐車場に入るマンション裏口で待機。陽気なフィリピン人のお兄ちゃんが来て、「ランチを置いてあったんで温かいけど」という助手席(ほんとに温かい!)に乗り込んで地下2階へ。カレシがボンネットを開けて待っていたので、さっそくバッテリをテストして「機能低下が甚だしいので、充電しても毎日走らせないとすぐに上がりますよ」。うん、あまり使わないからねえ。「新しいバッテリを持って来て取り替えられますが、それでも少しまめに走らせないとすぐに蓄電能力が落ちますよ」。うん、そうだろうねえ。「そんなに使わないなら、BCAAがやっているカーシェアリングのEVOに切り替えれば、保険やガソリン代や維持費が不要になって、使っただけ払えばいいからお得ですよ。このあたりなら乗り捨てできますからね」。あはは、商売上手だねえ。でも、一考に値する代案だな。車を処分すれば不要になる2台分の駐車スポットをマンションの住人に貸してウーバー代にする手もあるしね。「壊れるまで乗るつもりだったんだけど」とカレシが言ったら、「いやぁ、トヨタは壊れませんよ」だって。あはは。バッテリはちょっとブースターをかけただけでエンジンがかかって、予定通りにMarket Crossingの酒屋へ。念のため店の前に止めてエンジンをかけたままでワタシは車のお守り。ちょっと降りて、ちょこんと鎮座している(20年落ちの)車をパチリ。しばらくしてカレシがブードルズを3本抱えて出て来て、その姿がコメディの一場面のようでおかしかったけど、こっちは写真を撮り損ねちゃった。残念。

一段落して、さて今日のやることをやらなくちゃとPCの前に座ったら、仲良しのご近所さんのエヴァから「お宅のクローゼットにこういうキカイがある?」と写真入りでテキストメッセージ。う~ん、WiFiルーターのバックアップ電源に似ている感じだけど、クローゼットにはないなあ。ちょっと来て見てみる?と返したら、「すぐ行くわ」。すぐにドアにノックがあって、入って来たエヴァが「きのうからピーピーと鳴り出して、眠れなくて参っちゃった」。あ、それじゃ間違いなくルーターのバッテリ。洗濯室兼クローゼットの壁の中にあるのを見せたら「うん、よく似てる」。そう、停電したときのバックアップ電源で、だいぶ前にピーピー鳴り出して、Telusに取り替えてもらったの。「じゃあ、すぐにTelusに電話してみる」とエヴァ。うん、人でも何でも古くなると世話が焼けるようになるんだなあ・・・。


年金の話と冬ごもりの準備

2025年02月01日 | 日々の風の吹くまま
1月30日(木曜日)。☁🌧。曇っていて、気温はプラス3度。いよいよ天気が変わるようで、今日と明日は気温が上がって雨模様、土曜日からまた気温が下がって、日曜日は雪(積雪予想は10~15センチ!)、その後に最低気温がマイナス7度まで下がって寒波の再来という予報。でも、先週出ていたぎょっとするような予報と比べたら、何となく緊張が緩んで来たみたいなのは、この天気サイト(Weather Netwrok)のいつものパターン。外は何だか雨が降り出しそうな雰囲気ではあるけど、まあ、いつも着て歩いているカーディガンジャケットにはフードが付いているから、少しくらいの雨が降っても平気だけど、やっぱりちょっと備蓄買しておこうかなあ・・・。

今日のカレシはきのうより元気で、10時からのユウ君の英語レッスンが終わってから行ったウォーキングも、2人の間に距離が開かないうちにモールを5周(約2キロ)。それにしても、カレシがときどき私のペースが速過ぎると文句を言うようになったのは、やっぱりワタシの足が速くなったんじゃなくて、カレシの足が遅くなったってことだと思う。だって家の中で背中を丸めて歩いている姿勢はどうしても「おじいちゃん歩き」に見えるもん。昔は背が高かったカレシと並んで歩くのに半ば小走りになっていたのはおチビのワタシの方で、おかげで早歩きが身に付いたんだと思う。でも、歩くのが速いのは健康にいいそうだから、周りが歩くのが遅いからってわざわざスローダウンしなくてもいいと思うけど・・・。

ウォーキングから帰って来てロビーの郵便箱を覗いたら、クレジットカードの請求書とカレシの公務員年金(PSP)の通知書が入っていて、クレジットカードのは何と12月5日付。ストで立ち往生していたのが今ごろ届いたということで、遅いなんてもんじゃなくて、とっくに先月の期日前に支払いしてあるから、今さら何なんだよぉという感じ。ま、迷子や誤配にならずにちゃんと着いたんだから良しとしよう。年金の方は今年の支給額のお知らせなんだけど、日付は1月30日。あれ、それって今日じゃないの。まあ、ただのお知らせだから、お役所的思考で「配達されそうな」日付にしたんだろうけど、あほか。今年の年金支給額は2.6%アップで、例年の通り前年度の物価に連動している国民年金(CPP)の引き上げ率と同じ。(PSPはBC州の政府その他の公共サービスが加入している年金制度で、現在の加入者は15万7千人、年金受給者は5万6千人、年金資産は約450億ドル(約4.5兆円)で、調達比率は113%。)最終的に今年の世帯年収の見通しは、基本的に2人のCPPとOAS(老齢年金)にカレシのPSPで8万ドル、これに年末一括払いにしている2人の個人年金(RRIF)を加えると嫌でも10万ドルを超えてしまうんだけど、減らしたくても減らしようがないので悩ましい。過ぎたるは及ばざるがごとしっていうけど・・・。

週末からの天気を考えて、今日は必需品を少し余分に買っておこうと、トロリーを引っ張ってスーパーへ。あら、木曜日は比較的閑散としているはずなのに、今日は老若男女取り混ぜてけっこうな賑わい。みんなレジかごがいっぱいで、はて、ワタシと同じことを考えてたのかな。買い物リストはいつもの顔ぶれだけど、念のためにあれを2つ、リストにはないけどこれもひとつとやっていたらキャスター付きレジかごはすぐに山盛り。アップルソースがなくなりかけているのでりんごを7個、カレシ注文の干しプラムも2袋、制酸剤は一番大きいパック、サラダ用の野菜もどっさり(と言っても、ラディシュはしなびていてアウト)。カレシにお迎えコールをしようと携帯を出したところでカレシが現れたので、キッチンペーパー(メガサイズ3ロール)とトイレットペーパー(メガサイズ12ロール)も追加。いつもより重いトロリーをカレシが引っ張って、ワタシは両腕にペーパー類を抱えて、しょぼつく雨の中を帰館。これで、あした車を走らせるついでにMarket Crossingの州営の酒屋でブードルズのジンを調達して来れば、冬ごもりの準備は万端・・・。


健康もお金も親交も人生を豊かにする投資

2025年01月31日 | 日々の風の吹くまま
1月29日(水曜日)。☀。雲ひとつない快晴って、もう何日に続いているんだろう。けさの8時の気温はマイナス4度。今夜から金曜日にかけては気温がちょっと上がって雨が降るという予報だけど、それはほんの束の間のことで、土曜の夜からはほぼ10日は本格的な冬になるらしい。ま、山に雪が降るのはいいことだけど、地上は交通混乱になることうけあい。買い物は歩いて行けるし、商店街の歩道は午前10時までに除雪すべしという条例があるので、大雪でもなければ不便はないだろうけど・・・。


屋上の霜が解け始めて、ちょっとシュールなパターン

今日は3月のクルーズ中に留守番サービスをしてくれるシーラが来る予定だったけど、2人ともまだ風邪が抜けきっていないので、金曜日に延期。シーラはカレシと同い年の「高齢者」だから気を付けてあげないとね。カレシに今日はウォーキングに行く?と聞いたら、「行く」。大丈夫なの?と聞いたら、「簡単に休んでしまうと続かなくなるから」。なるほど。で、今日は4周で済ませる?それとも5周する?と聞いたら、「もちろん5周」。へえ。風邪でエネルギーを消費しちゃっただろうから、速足で4周してもいいんじゃない?と言ったら、「スローペースで5周って手もあるさ」。なぁるほど。でも、それならワタシが早く歩き過ぎるって文句は言いっこなしにしてよね。「半周遅れたら吹き抜けの反対側から手を振るよ」。それって200メートルは遅れてるってことじゃないの。あはは・・・。

結果的にはそれほど遅れずに5周して来て、今日のウォーキングは終了。けっこう汗をかいて来たのでシャワーをしようかなあと思っていたところで、予定通りに我が家の金庫番のトニーから電話。開口一番に2人とも風邪を引いちゃってぇと言ったら、「ぼくなんかワクチンをしていたのに百日咳にかかったよ」と来たのでびっくり。何でも11月に高校生になった娘が罹って、それをトニーがもらったんだそうで、「息ができなくて、ひどい目に遭ったよ。今でもしゃべり過ぎると声がかすれるんだ」。うはぁ。と言いながら、ワタシは水漏れ事故と雨漏り発見の顛末の話、トニーは奥さんが年末からタイの家族に会いに行っている間、15歳の娘と13歳の息子を相手に仕事とワンオペ家事に大奮闘した話。「奥さんのありがたみがよくわかったよ」と言うので、世の男たるもの一生に一度はそういう体験をするべきなのよと言ったら「ごもっとも」。でも、子供たちは自主的に掃除を引き受けたそうだから良かったじゃないの。

こうして年に何度か担当している客と親しく話をすることでニーズの方向性を探って、投資計画に反映させるのがトニーの手法だそうで、笑いを交えてのおしゃべりの後でいよいよ本題のポートフォリオの現況報告と非課税貯蓄口座(TFSA)への払い込みの話。私たちは最初から「2人の年令と子供がいないことを考えて、大きく増やすことは望まず、安定性のあるポートフォリオで余裕のあるリタイア生活ができるだけの利益が出れば十分」という指針で、ワタシの個人年金基金(RRIF)とそれぞれの非課税貯蓄口座(TFSA)のポートフォリオは債券60%、株式30%、PEファンド10%という構成。これで6年間やって来てRRIFの残高がほとんど減っていないのは、引き出した分をトニーが投資益で補填してくれているからで、ゼロにして死ぬのは至難の業だとぼやくワタシにトニーは爆笑。でも、クルーズ三昧で共同口座の方はかなり減ったねぇと言ったら、「減り過ぎたらTFSAから出せばいい。元気なうちに大いに遊んでおくべきだよ」。うん、ごもっとも・・・。


食欲不振の今夜はアイリッシュシチュー(アイリッシュウィスキーでとろみ!)


風邪でも何でも吹っ飛ぶくらいエキサイトしちゃって

2025年01月30日 | 日々の風の吹くまま
1月28日(火曜日)。☀。寒いねえ。いったいつまで続くんだろうねえ、この冷え込み。日中は晴れているから日常生活には別に支障はないけど、バンクーバー圏ではこの1月は40年ぶりに平年の20%(約33ミリ)しか雨が降らなかったそうだから、2月に入ってから反動でどかんと雪が降るなんてことにならないといいけどね。現にこの週末からは連日雪の予報が出ていて、うは、何だか思いやられるなあ・・・。

先週の木曜日からぐずぐずしていた風邪、とうとうカレシに進呈しちゃったみたい。朝から元気がなくて、「喉が痛い。鼻水が出る。くしゃみが出る。咳が出る」と言いながら、今日のウォーキングは「エネルギーがないから休み」。ワタシの方はまだ鼻の奥がむずむずしていて、くしゃみと咳が出るけど、のどの痛みは2日ほどでなくなったし、ずっと熱はないままだったから、まあ、全快間近というところかな。月曜日の早朝(3時!)にいきなり猛烈な悪寒戦慄で目を覚ましたのは、どうやら自律神経の失調が原因だったみたい(と自己診断)。ガタガタと震えが止まらないのに熱は全然ないし、半毛布をかけて眠りに戻って、朝起きた時には収まっていたから、風邪も関係していただろうけど、たぶんちょっと深めの咳や大きなくしゃみがストレスになったんじゃないかな。でも、新聞メディアに今同時に流行中の4つのウィルス(インフルエンザ、コロナ、RSウィルス、ノロウィルス)び症状の見分け方という記事があって、ただの風邪だと思った症状がRSウィルスのとそっくりなので、もしかしたら・・・ん~まさか。

Arts Clubのアリシアには、月決めの寄付を700ドルにアップすることと、今まで全額をArts Club財団のひとつの奨学基金に入れていたのを、その基金と劇団の一般資金に使途を分けたい旨をメール。ワタシの翻訳脚本が日本で上演される話については、原作者やエージェントとの法的事務が完結して、上演予定そのものが確定するまではソーシャルメディアへの投稿や公の場での発表は一切ダメ。Arts Clubがエキサイトするのはわからないでもないけど、これは演劇界のビジネスの不文律だから、ドロシーとエージェントがいいというまで待たなきゃならないの。芸術は芸術家にとっての生業なんであって、詰まるところはビジネスなんだから、法律やお金を抜きにしては存続が成り立たないってことなの。

ランチが終わってひと息いれたところで、予告通りドロシーから電話。Arts Clubのイベントで何度か会っているので、鯱張った挨拶は抜きにしてストレートに会話。エージェントからレターや資料を受け取ったという連絡があって、2、3日後に話し合いをするということで、またちょっと前進。ドロシーは去年ウィニペグでの作品上演の話が出るまでエージェントがいなったんだそうで、初演の後で会ったときに感動の極みだったワタシが初対面もものともせずに翻訳したい!と言って、ドロシーが「うわぁ、すばらしい!」と答えたのがそもそもの出発点だったのは、幸運だったと言うか運命だったと言うか。と言うことで、ドロシーにとっても今回のプロジェクトは初めてのことだらけで、勉強、勉強。エージェントに教えられたことを説明してくれるのを聞いて、ワタシも勉強、勉強。ドアのすき間に足の爪先を突っ込んだだけでも勉強、勉強なのに、いざドアが開いて足を突っ込んだら勉強、勉強、勉強、さらに勉強。ま、ワタシは常々生きること=学ぶことだと思っているし、生まれついての知りたがり屋なもんで、今のところはエキサイティングの一言。ああ、でも、ソファに寝転がってグスグスやっているカレシのめんどうも見てあげなくちゃ・・・。


人生、またまた忙しくなってきたような

2025年01月29日 | 日々の風の吹くまま
1月26日(日曜日)。☀。うぅ~、まだ冷えてるなあ。公式の日の出の時間は午前7時50分で、冬至の頃から15分早くなって、日の入りはもうすぐ午後5時になるところ。このところ、夜中に目が覚めるとついベッドから抜け出して、リビングの窓からきらめく夜景を眺めて、またベッドに戻る癖がついてしまった気がするし、朝目を覚まして起き出すのも早くなった気もする。白内障で黄色っぽくかすんでいた世界が、手術をしたとたんに清々しいほど明るく広がって見えるようになったせいかもしれないな。けさは8時をちょっと過ぎたところで、ベーカー山(標高3250m)のほぼ頂上あたりから日が昇って来るところ。国境の南のベーカー山を過ぎると、後はどんどん東に移動して、やがて春・・・。


日の出の位置がベーカー山を過ぎると春は近い

朝ご飯を済ませて、掃除を始めようと箒を持ってリビングに行って、なぜか建設中の新しいパタロ橋に張られたケーブルの数を数えていたら、あら、となりの現在のパタロ橋が、朝のラッシュアワーの最中のはずなのに空っぽ。何で?と思ってスマホのローカルニュースをチェックしたら、東の端の方で車5台の衝突事故があって、サレー警察が調査のために全面的に通行止めにしたというニュース。どうやら1日中続くらしい。築80年超の古い橋で車線が狭いから天気がいい時でもちょっと怖いんだけど、けさも氷点下に冷え込んでいたから、もしかしたらブラックアイスでスリップしたのかな。それにしても、最近はなぜか自動車事故が多いなあ。毎日あっちのハイウェイで事故、こっちの道路で事故。おまけに車と歩行者の衝突も異常に多いように見えるし、しかもひき逃げ事件が増えたという印象だけど、どうしてなんだろうな。もしかして、コロナの感染防止のために推奨されたソーシャルディスタンシングやロックダウンのような行動制限の後遺症で、周囲の現実環境との距離感がわからなくなってしまったんじゃないかという気もするけど・・・。

☆☆日曜日の掃除をして、後はメール書きに専念☆☆

1月27日(月曜日)。☀。木曜日から風邪気味で、ゆうべは3時頃に突然猛烈な寒気で目が覚めた。熱はなさそうなんだけど、とにかく体中がガタガタ震えて止まらないくらい寒いっ。リビングのソファからひざ掛け毛布を持って来て凌いで、何とか眠りに落ちて、朝にはちょっと基礎体重が減り過ぎた観はあるけど、病気という感じはゼロ。いったい何なの、これ?ま、やらなければならないことには支障がないからいいけどさ。

今はいろんなばい菌やウィルスがうろついているので、いつどこで何にかかるか分かったもんじゃないから、せいぜい食事や運動のバランスを保って、かかってもごく軽く済む態勢を整えておく努力をするしかないな。スマホが普及して来た頃に「それにはアプリがある(から大丈夫)」という半分ジョークみたいな会話が流行っていたけど、体の不調に関しては「それにはクスリがある(から大丈夫)」と言うのが大方の風潮じゃないかという気がする。簡単でいいよね、何も考えなくたって、今どきはそれなりのアプリやクスリがささっと解決してくれるんだからさ。ワタシとしては何だかなあと思ってしまうけど、たぶんそう言うアプリやクスリが人生が円滑に回してくれていると思っている人たちの方が多いみたいで、はて・・・。

今日は翻訳脚本の上演に関わるメールや書類の翻訳に熱中。何だか現役に戻ったみたいな感じがするけど、ビジネスの翻訳と芸術系の翻訳はまったく異なるものだからキビシイったらない。それを承知で芝居の翻訳にのめり込んだんだけど、好きでやっていてもキビシイことには変わりがない。ああ、しばらくはのんびりとブログを書いている暇がないかもしれないなあ。リタイアどころの話じゃなくて、第3、いや第4の人生の始まりというところかな。あぁ~あ、もういい年なのに、凝りもせずによく頑張るねえ、ワタシ。肩が凝っちゃったから、今日は早めに店じまいと行こう。おやすみぃ・・・。


三つ子の魂はちっともリタイアしてないような・・・

2025年01月27日 | 日々の風の吹くまま
1月25日(土曜日)。☀。朝方にはまだマイナスの気温になるけど、日中は快晴のせいで最高気温はプラス6、7度まで行くからすごい。そのせいか我が家のバルコニーではキンギョソウが花を咲かせているから呆れる。(この何年かは毎年あちこちのプランターに植えた記憶のないキンギョソウが大繁殖・・・。)ま、晴れ切っているから夜になると放射熱で冷え込むわけで、ま、今の時期は当たり前の天気もよう。

おととい起きた時から何となく喉が痛かったり、やたらと咳が出たり、鼻がむずむずしたりしていて、はて、風邪かなあ。ワタシ、風邪なんてもう何年もひいてないんだけど、やぁだっ、今ごろになって。もっとも、季節柄、インフルエンザにコロナ、RSウィルス、マイコプラズマ肺炎、さらには普通の風邪まで、いろんな呼吸器疾患が流行っているから、どこかで拾って来ても不思議はないよね。(それで医療関係の施設に入る時はマスク着用必須のお達しが出たわけ。)でも、まだ鼻がぐすぐすして咳と痰が出るけど、熱は出なかったし、喉の痛みもほとんど消えたから、風邪気味だったってことで済みそうかな。

Arts Clubのアリシアから、クレジットカードの期限変更を確認するメール。ちょうど月決め寄付の新年度に入るところで、「これまで通りで行く?それとも何か変えたいところある?」と聞くので、そうだねえ、少し金額をアップしようか。たとえば現行の月550ドルを700ドルにすれば、それだけで黙っていても年間8400ドルになるから、何かファンドレイジングがあったときにちょこちょこ寄付していれば目標の1万ドル達成も楽々で、最終的には受けられる税額控除には変わりがないしね。考えてみるかな。アリシアのメッセージの2段落目は「あなたが翻訳した作品が海外で上演されることになったと、ソーシャルメディアで発表したいと考えているんだけど、いい写真があったら送ってちょうだい」。はぁ~?Arts Clubがワタシの写真入りでソーシャルメディアに投稿するってこと?うはぁ。それ、知的財産の権利関係の手続きが済むまで待った方がいいんじゃないかと思うけど、どうなんだろう。これも考えてみなくちゃ・・・。

ということで、何だか後ろの方に火が付いたような気分になって、晩ご飯の後でひと息ついてから、まずは東京のプロデューサーにメール。ホームページのリンクを原作者に送ってあったので、その感想(すごぉ~く好意的)をざっと日本語に訳して知らせて、原作者からのお願いに基づいて、これこれをどうしてください(日本語OK)とメッセージを書いて、アリシアが言ってソーシャルメディアに投稿する話もして、けっこう長ぁ~いメールを書いて送って、次にもうひとつ懸案になっていた日本の友だちからの質問に答えるメール。何だか、ワタシって翻訳業からリタイアしたんじゃなかったっけ?という気分。いや、芝居を翻訳したり、メッセージを翻訳したりして、ちっともリタイアしました感がないじゃないの。三つ子の魂百まで言うけど、もしかしてワタシは三つ子のままでまだリタイアするような年になっていないのかなあ。はぁ・・・。



いろんなことが変わる、変えられる年になるのかな

2025年01月26日 | 日々の風の吹くまま
1月24日(金曜日)。☀。いやぁ、いい天気。外は相変わらずマイナスの気温かもしれないけど、日ざしが奥まで差し込む午前中は暖房が不要。そのせいか、今日は薄い部屋着の上にカーディガンジャケットを羽織っただけでウォーキング。モールを5周するようになって、暖房が入っているせいもあるけど、終わる頃には薄着でもしっかり汗ばんでいるから、そろそろ効果が感じられるようになったかなというところ。貯まっていたストレスがほぼ解消されたのかもしれないし、いいことじゃないの。

帰って来てほどなく、我が家の金庫番トニーのアシスタントのサマンサから電話が来て「資金移動の手続きをしました」。おお、早っ。ひとしきり水漏れ事故とその後始末の顛末と保険で自己負担分以外全部カバーできて懐が痛まなかったこと、修理の最中に白内障の手術をしてストレスだったこと、その反動で今年は夏にもうひとつクルーズの最終支払いがあることを話して、死ぬまでに使い切ろうと、楽しいことにどんどんお金を使って頑張っているんだけど、トニーのおかげでなかなか減らなくてねぇと言って大笑い。「でも、それでいいんですよね。頑張って働いて築いた資産なんですから、自分が楽しいと思えることに使って当然ですよぉ」とサマンサ。最後に来週水曜日にトニーとの電話アポをもらって、じゃあよろしく。

カレシはアジアの生徒たちがみんな旧正月の休みに入って、英語レッスンは旧正月を祝わない3人だけになったので、あれもやりたい、これもやると大張り切り。でも、1日中自分の「オフィス」に座っていて、あんまり動きがないんだけど、まあ、半世紀も夫婦をやっていると、be that way(好きにすれば?)でしまうのよね。ということで、カレシが「ミータイム」に熱中している間にワタシもミータイム。何日もgooブログにアクセスできないでいた間、お試しのつもりでアメーバに「間借り」していたんだけど、画像のアップや貼り付けに手間ヒマがかからないそっちの方が居心地が良くなっちゃって、復旧してからもそのまま二本立て。gooの方は20年近く利用して来たけど、何だかそろそろ変え時かなあ(ごめんね、goo)という気になって、今日はテキトーだったアメーバのプロフィールを本気で設定し直し(お世話になります)。

ランチの後で思いついて、家具類が戻って来て以来ずっと倉庫状態のままのレクルームで、本棚にぎっしり詰まっている本を下ろす作業。はしごと棚板を組み合わせたモジュラーの本棚は、ワタシがまだ独身で実家住まいだった50年以上前にボーナスをはたいて三越で買ったもので、結婚したときに日本から送ってもらって以来ずっと持って回っている逸品。合板を渡して棚を増やし、作業台をはめ込んでワタシのミニチュア工房を作ったりしたけど、未だに頑丈そのもの。ま、IKEAの本棚やクローゼットにはめ込んだ本棚に押し込んである雑多なものの整理もあることだし、今日はとりあえず大きな本だけ下ろして、残りはあしたってことに。夜、バルコニーに出て空を見上げたら、うわぁっ、星が見えるっ。星座も見えるじゃないの。じっと目を凝らせばオリオン座の三つ星(ミンタカ、アルニラム、アルニタク)も剣(大星雲M42)も見えるっ。西の方で瞬いている明るい星はおおいぬ座のシリウスかな。今まで星が見えなかったのは、都会の光害じゃなくて白内障のせいだったんだなあ・・・。


整理整頓の手始めに・・・


ゆうべの芝居はめちゃくちゃおもしろかった!

2025年01月25日 | 日々の風の吹くまま
1月23日(木曜日)。⛅。目が覚めたら8時半。まだ明け方に冷え込んでいるけど、最高気温は4度か5度まで上がるので寒波とは言い難いね。相変わらずカーディガンジャケット1枚で出歩くので、向かいの肉屋のお母さんは「寒くないのぉ?」とあきれ顔。うん、この冬はなぜかまだフリース裏のパーカを出してないなあ。もしかしたらワタシが「温暖化」しちゃっているのかもね。

きのうの『三銃士』はおもしろかった。公式の初日に第1幕の途中で回り舞台が動かなくなって中断するハプニングがあったけど、ずっと前に『The Odd Couple』(「おかしな二人」)の初日でフェリックスがステーキを焦がすシーンで煙探知器が鳴り出して中断する騒ぎがあったっけねえと周りの常連仲間とぺちゃくちゃやっているうちに「再開します」というアナウンスがあって、照明が落ちて大拍手のうちに何ごともなかったように痛快なチャンバラ劇を再開。女王様の叶わなかった恋やダルタニャンの恋人の死などシュンとさせる場面もあって、まさに新しいジャンルである「ドラメディ」を絵に描いたようなもの。みごとな振り付けの剣闘場面に拍手したり、コミカルなやり取りに笑ったりの2時間20分(プラス中断した時間)は短いと思えたくらい。個人スポンサーとしてキャストのサイン入りポスターを受け取るのが楽しみだなあ。


ポスター

さて、今日のランチはカレシのリクエストでウクライナ風ボルシチ。ヴィクターの店で売っている冷凍のミックスを大きなスープ鍋に入れて、牛骨のブロスときのこのブロスを入れて、細切りのキャベツを入れて、冷凍庫に入れてあったウクライナ名物のサーロを刻んで入れて、30分ほどことこと。サーロは塩漬けの豚の脂身で、これを入れるとボルシチが格段にリッチな味わいになる。ランチの後は買い物。スーパーに行く前に角の酒屋に寄って、火曜日の入荷でワタシのムッシュが入ったかどうか聞いたら、「はい、ちゃんと2本取ってあります」。先週ワインを買いに来た時に入荷したら2本ワタシの名前で取って置いてねとお願いしてあったので、やったぁ。レジのお兄ちゃんとひとしきりコニャックの話、煙たいスコッチの話をしながら、箱入りのムッシュ2本をトロリーに入れて、いざスーパーへ。買い物の量は少なめだけど酒瓶のせいでトロリーが重くなったので、カレシに迎えに来てもらって、カレシは家に直行、ワタシはヴィクターの店へ。今日はヴィクター、お父さん、お母さん、弟のステファンが勢ぞろいで、肉とウクライナソーセージの他にボルシチミックスとサーロを買って、お母さんにボルシチにはこれが一番ねと言っていたら、お父さんが奥の冷凍庫から豚骨の大きな袋を出して来て、「ほら、おまけ。特上の豚骨ブロスじゃなきゃうちの自慢のサーロが泣くよ」。うはぁ、こんなにたくさん。ありがとう!



おまけの豚骨・・・