11月23日(土曜日)。☁⛅☁。目覚めは8時過ぎ。揃ってぐっすり眠れたようで、カレシも朝から機嫌がいい。おなかをさすっては「体重が減ったみたいだ」とにこにこして、「キミは少し増えてるんじゃない」。おいおいそれはよけいなお世話ってものよ。ワタシの体重はもう2年も水平線なんだけどねえ。一番下の肋骨が骨盤のすぐ上にあるもので、くびれるスペースがなくて砂時計型のウエストにはならないの。寸胴で小尻の体型は生まれつき。だから体重が少なくてもやせているようには見えないのよっ、なんて朝っぱら軽口の応酬で気分を和らげて、朝ご飯を食べながら、のんびりと「朝のニュース」。世の中は相変わらず忙しい。
ふむ、1週間を過ぎた郵便ストは解決の兆しが見えていない。なにせ組合の賃上げ要求が向こう4年間で24%なのに対して、カナダポストは第3四半期だけでも30億ドルを超える大赤字だったそうで、郵便が止まったままなら赤字は膨らむばかり。一方で、パスポートや年金などの書類手続きを管轄するサービス省は、パスポートがカナダポストの施設に滞るのを防ぐためにスト突入の1週間前に郵送を停止したもので、現在8万5千人分のパスポートが立ち往生しているとか。クリスマスや年末年始は旅行シーズンでもあるから、待っている人は気が気じゃないだろうな。ワタシもクリスマスカードを買っていいものかどうか思案中・・・。
ニュースその2。金曜日の夜、バンクーバー市警察がバンクーバー市役所に放火しようとした男を逮捕。何でも庁舎正面の市議会の入口で発火装置を使って火事を起こそうとしたんだそうで、目撃者が炎が燃え広がるのを食い止めたため、警察が駆けつけた時にはほぼ鎮火して事なきを得たという話。近くをうろついていて逮捕された容疑者は36歳でバンクーバーの住人ではないらしい。何でなの。というか、アホな話。ダウンタウンを見下ろす丘に建っているバンクーバー市役所は丘の頂上にあった石切り場(現在のクィーンエリザベス公園)から切り出した石材でできているんだから、玄関口で火をつけたって燃え広がるわけがないじゃん。
ニュースその3。食生活においても先進国であるカナダで壊血病にかかる人が増えつつあって、プレーリーのど真ん中のサスカチュワン州中北部の人口3000人足らずの小さな町では最近6ヵ月の間に27人が壊血病と診断されたそうな。最大の原因はインフレ。そうでなくても、「北国」のカナダでは冬の間の野菜果物の供給をメキシコやアメリカ南部、さらには季節が逆の南アメリカにほぼ全面的に依存しているのに、人口や産業インフラが少ない北部では食料品や日用雑貨全般を南部からの輸送に頼らざるを得ないので、輸送費がかさんで元から物価は高い。そこへ食料品のインフレと燃料費の高騰が加わって家計が厳しくなった結果、新鮮な野菜や果物を買わなくなった人たちが多いらしい。また、カナダ第一の都市トロントでは去年65歳の独り暮らしの女性が救急センターに駆け込んで壊血病と診断されたそうで、身体障害のために買い物や調理が困難で、食事は缶詰やパン、チーズだけで日持ちのしない野菜果物は全く食べていなかったらしい。インフレで一番大きな打撃を受ける低所得層が真っ先に消費を減らしたのは果物だというニュースもあったし、食べ物が溢れている中での現代の壊血病は「食料安全保障」の問題ということだろうな。ふと外を見ればいつもいろんな問題が渦巻いているのが人間世界・・・。
虹が希望を持たせてくれるかどうか・・・
ふむ、1週間を過ぎた郵便ストは解決の兆しが見えていない。なにせ組合の賃上げ要求が向こう4年間で24%なのに対して、カナダポストは第3四半期だけでも30億ドルを超える大赤字だったそうで、郵便が止まったままなら赤字は膨らむばかり。一方で、パスポートや年金などの書類手続きを管轄するサービス省は、パスポートがカナダポストの施設に滞るのを防ぐためにスト突入の1週間前に郵送を停止したもので、現在8万5千人分のパスポートが立ち往生しているとか。クリスマスや年末年始は旅行シーズンでもあるから、待っている人は気が気じゃないだろうな。ワタシもクリスマスカードを買っていいものかどうか思案中・・・。
ニュースその2。金曜日の夜、バンクーバー市警察がバンクーバー市役所に放火しようとした男を逮捕。何でも庁舎正面の市議会の入口で発火装置を使って火事を起こそうとしたんだそうで、目撃者が炎が燃え広がるのを食い止めたため、警察が駆けつけた時にはほぼ鎮火して事なきを得たという話。近くをうろついていて逮捕された容疑者は36歳でバンクーバーの住人ではないらしい。何でなの。というか、アホな話。ダウンタウンを見下ろす丘に建っているバンクーバー市役所は丘の頂上にあった石切り場(現在のクィーンエリザベス公園)から切り出した石材でできているんだから、玄関口で火をつけたって燃え広がるわけがないじゃん。
ニュースその3。食生活においても先進国であるカナダで壊血病にかかる人が増えつつあって、プレーリーのど真ん中のサスカチュワン州中北部の人口3000人足らずの小さな町では最近6ヵ月の間に27人が壊血病と診断されたそうな。最大の原因はインフレ。そうでなくても、「北国」のカナダでは冬の間の野菜果物の供給をメキシコやアメリカ南部、さらには季節が逆の南アメリカにほぼ全面的に依存しているのに、人口や産業インフラが少ない北部では食料品や日用雑貨全般を南部からの輸送に頼らざるを得ないので、輸送費がかさんで元から物価は高い。そこへ食料品のインフレと燃料費の高騰が加わって家計が厳しくなった結果、新鮮な野菜や果物を買わなくなった人たちが多いらしい。また、カナダ第一の都市トロントでは去年65歳の独り暮らしの女性が救急センターに駆け込んで壊血病と診断されたそうで、身体障害のために買い物や調理が困難で、食事は缶詰やパン、チーズだけで日持ちのしない野菜果物は全く食べていなかったらしい。インフレで一番大きな打撃を受ける低所得層が真っ先に消費を減らしたのは果物だというニュースもあったし、食べ物が溢れている中での現代の壊血病は「食料安全保障」の問題ということだろうな。ふと外を見ればいつもいろんな問題が渦巻いているのが人間世界・・・。
虹が希望を持たせてくれるかどうか・・・