おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「地域の経済2012」の「第1章 第2節 企業・雇用・家計の動向」の48ページの「乗用車新規登録・届出台数」をみましたが、今日は52ページの「『円高』または『為替』に関するコメント」をみます。
内閣府「景気ウォッチャー調査」より「円高」または「為替」に関するコメント数を集計してみると、2012年2月から5月まで一貫して50を超え、円高が先行きの景気に影響を与える要因として捉えられていたことが分かります。
また「円高」または「為替」に関するコメントのみを対象にして作成したDIの推移をみると、4月以降は全体のDIより低位にあり、円高や為替が景気の下振れ要因と捉えられていたことがわかります 。
「地域の経済2012」が編集された時点での為替は80円を切っていたので、このような下振れ要因となっていたのは分かります。
では、今、100円に迫ろうとする為替水準が本当に中小企業の上振れ要因につながるのか、つまり、円安による原材料の高騰を大企業との取引価格に反映できるか、かつての取引価格の水準に戻り適正な利益が得られるようになるのか、今後はここがポイントになっていくと思います。
昨日は「地域の経済2012」の「第1章 第2節 企業・雇用・家計の動向」の48ページの「乗用車新規登録・届出台数」をみましたが、今日は52ページの「『円高』または『為替』に関するコメント」をみます。
内閣府「景気ウォッチャー調査」より「円高」または「為替」に関するコメント数を集計してみると、2012年2月から5月まで一貫して50を超え、円高が先行きの景気に影響を与える要因として捉えられていたことが分かります。
また「円高」または「為替」に関するコメントのみを対象にして作成したDIの推移をみると、4月以降は全体のDIより低位にあり、円高や為替が景気の下振れ要因と捉えられていたことがわかります 。
「地域の経済2012」が編集された時点での為替は80円を切っていたので、このような下振れ要因となっていたのは分かります。
では、今、100円に迫ろうとする為替水準が本当に中小企業の上振れ要因につながるのか、つまり、円安による原材料の高騰を大企業との取引価格に反映できるか、かつての取引価格の水準に戻り適正な利益が得られるようになるのか、今後はここがポイントになっていくと思います。