おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション ”フリーランス診断士”の長岡 力(ながおかつとむ)です。
今日も『独立系フリーランスが苦手とする”お金”をテーマとするブログ』を読んでいただき、ありがとうございます。
このブログは、我々フリーランスが個人と事業の両面において不安を抱えている”お金”をテーマに、
中小企業診断士・FP技能士として私自らが人柱になり、知り得た情報を不定期で発信していきます。
・株式会社や合同会社等の法人を設立した小規模企業経営者の方
・会社や組織等から仕事を受けている個人事業主の方
・定年退職者や主婦等でお仕事をされている方
・これから独立を考えている方
等々、自身の専門知識やスキルを提供して対価を得る”独立系フリーランス”を読者として想定しています。
【過去の投稿】
第1回:「独立系フリーランスが苦手とする”お金”をテーマとするブログを始めます!
第2回:「お金に関する10の質問」
第3回:「フリーランスの現状について知る!」
第4回:「フリーランスの年収はいくらなのか??」
第5回:「フリーランスは給料を貰えるのか??」
前回、『フリーランスの報酬』について実体験を元に書きましたが、毎月、報酬を定額で計上する!・・・っていうのは、フリーランスには無理があります。
事前に決めた報酬が多過ぎて会社が赤字になるのはおかしいし、報酬を少なくして会社が黒字になる。
これはいいですけど、その分法人税を支払うって、なんとなく合点がいかないですよね。。。
そもそも、売上高目標って考えますか???
経営コンサルタントとしてお客様の決算書を見ていると、役員報酬をしっかり貰っていながら大幅な赤字に陥っている会社を散見します。
その挙げ句、会社の運転資金が不足して、代表個人が会社に貸し付けている。
これでは、会社が赤字となっているので会社の信用力は低下するし、なによりも、代表個人の可処分所得(報酬から税金と社会保険料を減じた額)を無利子で貸し付けることになるので個人としての資産が減っていくだけです。
報酬は利益を源泉とすべきです。
つまり、売上高が決まらないと報酬は決まらないはずです。
将来を予測することは誰にでも困難で、私のような事業計画を策定するプロであっても、その精度は拙(つたな)いものです。
私が創業してから一年後に創業前に策定した事業計画を見た時に、計画と現実が大きく異なっていたことに苦笑した記憶があります。
しかしながら、経営コンサルタントとして、創業を目指すフリーランス方々の売上予測を問うと甘すぎる!という印象を強く受けます。
理想の売上高は高くあるべきです。しかし資金繰りは、最悪の場合に備えた方がよいです。最悪というのは、3年間売上高ゼロという設定です。
つまり、今後3年間の軍資金(事業費+生活費)を自己資金でまかなうことから検討しましょう。
ただし、これからフリーランスとして独立される予定があるが、3年間の軍資金が賄えない方は、創業前に、当面の運転資金を銀行等から借り入れておきましょう。
私は東京都杉並区で起業したのですが、杉並区には創業者向け融資があり、金利の一部を杉並区が補助してくれました。
フリーランスにとって一番辛いのはお金がなくなることです。
お金が毎日減っていく中でこれは有り難かったです。創業後になると融資を受けにくくなるので、こういう制度を使って軍資金は潤沢に確保しておきましょう!!
また私は創業以来毎期の決算をプラスにすることにこだわっています。どんなに売上高が酷い時でも経費を削って黒字にしています。
そんな仮想黒字の状態であるため、資金繰りに余裕が出るようになったのは創業から3年後のことで、実際に報酬がもらえるようになったのは4年後のことです。
このような状態で、フリーランスはどのように報酬を設定すべきなのでしょうか?
今、老後資金が2,000万円不足すると言われています。このような将来不安の中でフリーランスはどのように暮らしていけば良いのでしょうか??私もフリーランスの一人として、お金に対して様々な悩みを持っています。会計は中小企業診断士として、家計はファイナンシャルプランナーとして、この解を探ることが私に課せられたテーマと考えています。ですので、このブログを通じてお金に関して不安や疑問を抱える「独立系フリーランス」の皆様と情報交換をする場にしたいと思っています。
パソコン作業はやたらと肩が凝りますね。そういうときはプールはいかがでしょうか?気分転換になりますよ~!!
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消費税が増税しても売上高は上がるものではありません!このような時代には事業と個人のお金の使い道を見直しましょう。
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採択される「持続化補助金」の書き方について
持続化補助金の書き方を、全11回でまとめてみました。是非、参考にしてみてください!