「ホイットニーを殺したザナックス」と題して環境ジャーナリスト 山本節子さんが書いている。
以下転用します。
がれき問題からちょっと離れますが、農薬、ワクチン、クスリも私の重要な守備範囲です。
どうぞこれらの問題にも興味を持って下さい。
知識があると、行動が変わってきます。
ホイットニー・ヒューストン、死因はバスタブでの溺死か
(前略)ホイットニーの遺体がホテルの部屋のバスタブで発見されたことを複数の関係者が認めており、
また遺体解剖の結果、彼女の肺の中に水がたまっていたことから、バスタブにつかっている際眠ってしまったか意識を失い溺死したとの見方が有力とのこと。
ただ捜査関係者によれば、ホイットニーが溺れる前に亡くなっていた可能性も否定できないそうで、いまだ更なる調査が進められている。
捜査当局はまた、彼女のホテルの部屋から抗不安薬や睡眠薬など複数の薬が発見されたことも認めている。
http://movies.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=875639
日本ではこういうことになるのでしょうが、ポップの歌姫を突然失ったアメリカでは、この「複数の薬」について、すでに厳しい目がむけられています。
「ヒューストンのホテルの部屋には、ロラゼパムLorazepam, バリウムValium,ザナックス Xanaxのような鎮静剤と、睡眠剤が山のように見つかった」Radar Online http://www.radaronline.com/exclusives/2012/02/drugs-whitney-houston-hotel-room-valium-lorazepam
このザナックスという名前に見覚えがありました。
確か、副作用が強くて、アメリカで問題になったんじゃなかったっけ?
で、改めて検索しました。
ザナックスは、今問題になっているSSRI系ではないけれど、怒りや敵意、攻撃的になるなど性格を変えるという副作用があり、投与量が多いと眠気、失神、昏睡から死にいたる危険な薬です。
それも酒と一緒に飲むとより危険。
「彼女の後半生は薬とアルコール依存との戦いだった」、「前の日、(イライラした様子など異常行動で)あきらかに自分をコントロールできない様子だった」ことも目撃されており、薬剤の副作用状態にあったことがうかがえます。
アレックス・ジョーンズも、「死因は処方薬だろう。処方薬で死ぬ人間は大勢いるのに、政府はただの一件もそうと認めないんだ」
http://www.youtube.com/watch?v=DqeGDDAu3yw
そりゃ認めません。
なぜならこの薬、向精神薬、抗不安薬、パニック障害によく効くとして、猛烈に売れているからです。
特に日本では。
これについて、和田秀樹氏(精神科医)は:
「……アメリカでいちばん売れている精神安定剤のXanaxという薬が、依存性が強く有効性も疑わしいし、異常行動を誘発する可能性があるということで、1993年1月のアメリカのConsumer Reportsという雑誌でこてんぱんに叩かれた。
この雑誌は『買ってはいけない』などと違って、科学的な根拠をもとに批判する、きわめて権威のある雑誌で、薬に限らず自動車や家電品でも、この雑誌で批判されるとたちどころに売れなくなる。
ましてアメリカの場合、雑誌で批判された薬を使って副作用が出れば訴訟のリスクが大きいので、このXanaxという薬は一番売れていた薬だったのに、1年で売り上げが3分の1になったという。
ここで製薬会社が売りつけようとしたのが、日本の不勉強な医者たちである。
その年にサンフランシスコで行われたアメリカ精神医学会で、その薬を売るためのセミナーをわざわざアメリカで開いて、日本の精神科の教授たち(教授じゃないのに薬屋のスポークスマンのような大学助手も呼ばれていたが、その男はとんとん拍子で出世して、現在は旧帝大の医学部の精神科の教授になっている)を大量に招待した(私の聞いた話ではファーストクラスで、高級ホテルだったらしい。
もちろん、今でも日本の精神医学の重鎮のような顔をしている人はたくさんいる)。
その接待攻勢が利いたのか、今でもその安定剤は日本でも売れ続け、内科医でもホイホイと使っている」
http://www.e-resident.jp/essay/article.php?int_id=154
国民が正しい周知がされない日本では、状況はもっと危険なのかもしれません。
なお、彼女の悲劇にはアメリカらしい背景があります。
いわゆるドラッグ常習が犯罪とみなされるようになり、多くのアーティストはドラッグから処方薬に走っているというのです。
往年の名歌手、トニー・ベネットは、今回、すばやく声明を出して、
「ドラッグ中毒を犯罪とみなすことをやめ、常習者は投獄するのではなく、社会で治癒できるように暖かく見守って欲しい。
最初はマイケル・ジャクソン、次にエイミー・ワインハウス、そして今度はホイットニー・ヒューストンだ。
みんな、ドラッグ合法化に協力して欲しい」と、述べています。
病めるアメリカ。
http://jam.canoe.ca/Music/2012/02/12/19370036.html?cid=rssentertainme
もちろん、これは彼がいわゆる「リクレーション・ドラッグ」に賛成している意味ではなく、ドラッグの方が、医師の処方薬より安全だという意味。
薬大好きな日本人、処方薬をもらったら、まずネットでその来歴を調べてみて下さい。2012.2.14
以下転用します。
がれき問題からちょっと離れますが、農薬、ワクチン、クスリも私の重要な守備範囲です。
どうぞこれらの問題にも興味を持って下さい。
知識があると、行動が変わってきます。
ホイットニー・ヒューストン、死因はバスタブでの溺死か
(前略)ホイットニーの遺体がホテルの部屋のバスタブで発見されたことを複数の関係者が認めており、
また遺体解剖の結果、彼女の肺の中に水がたまっていたことから、バスタブにつかっている際眠ってしまったか意識を失い溺死したとの見方が有力とのこと。
ただ捜査関係者によれば、ホイットニーが溺れる前に亡くなっていた可能性も否定できないそうで、いまだ更なる調査が進められている。
捜査当局はまた、彼女のホテルの部屋から抗不安薬や睡眠薬など複数の薬が発見されたことも認めている。
http://movies.jp.msn.com/news/article.aspx?articleid=875639
日本ではこういうことになるのでしょうが、ポップの歌姫を突然失ったアメリカでは、この「複数の薬」について、すでに厳しい目がむけられています。
「ヒューストンのホテルの部屋には、ロラゼパムLorazepam, バリウムValium,ザナックス Xanaxのような鎮静剤と、睡眠剤が山のように見つかった」Radar Online http://www.radaronline.com/exclusives/2012/02/drugs-whitney-houston-hotel-room-valium-lorazepam
このザナックスという名前に見覚えがありました。
確か、副作用が強くて、アメリカで問題になったんじゃなかったっけ?
で、改めて検索しました。
ザナックスは、今問題になっているSSRI系ではないけれど、怒りや敵意、攻撃的になるなど性格を変えるという副作用があり、投与量が多いと眠気、失神、昏睡から死にいたる危険な薬です。
それも酒と一緒に飲むとより危険。
「彼女の後半生は薬とアルコール依存との戦いだった」、「前の日、(イライラした様子など異常行動で)あきらかに自分をコントロールできない様子だった」ことも目撃されており、薬剤の副作用状態にあったことがうかがえます。
アレックス・ジョーンズも、「死因は処方薬だろう。処方薬で死ぬ人間は大勢いるのに、政府はただの一件もそうと認めないんだ」
http://www.youtube.com/watch?v=DqeGDDAu3yw
そりゃ認めません。
なぜならこの薬、向精神薬、抗不安薬、パニック障害によく効くとして、猛烈に売れているからです。
特に日本では。
これについて、和田秀樹氏(精神科医)は:
「……アメリカでいちばん売れている精神安定剤のXanaxという薬が、依存性が強く有効性も疑わしいし、異常行動を誘発する可能性があるということで、1993年1月のアメリカのConsumer Reportsという雑誌でこてんぱんに叩かれた。
この雑誌は『買ってはいけない』などと違って、科学的な根拠をもとに批判する、きわめて権威のある雑誌で、薬に限らず自動車や家電品でも、この雑誌で批判されるとたちどころに売れなくなる。
ましてアメリカの場合、雑誌で批判された薬を使って副作用が出れば訴訟のリスクが大きいので、このXanaxという薬は一番売れていた薬だったのに、1年で売り上げが3分の1になったという。
ここで製薬会社が売りつけようとしたのが、日本の不勉強な医者たちである。
その年にサンフランシスコで行われたアメリカ精神医学会で、その薬を売るためのセミナーをわざわざアメリカで開いて、日本の精神科の教授たち(教授じゃないのに薬屋のスポークスマンのような大学助手も呼ばれていたが、その男はとんとん拍子で出世して、現在は旧帝大の医学部の精神科の教授になっている)を大量に招待した(私の聞いた話ではファーストクラスで、高級ホテルだったらしい。
もちろん、今でも日本の精神医学の重鎮のような顔をしている人はたくさんいる)。
その接待攻勢が利いたのか、今でもその安定剤は日本でも売れ続け、内科医でもホイホイと使っている」
http://www.e-resident.jp/essay/article.php?int_id=154
国民が正しい周知がされない日本では、状況はもっと危険なのかもしれません。
なお、彼女の悲劇にはアメリカらしい背景があります。
いわゆるドラッグ常習が犯罪とみなされるようになり、多くのアーティストはドラッグから処方薬に走っているというのです。
往年の名歌手、トニー・ベネットは、今回、すばやく声明を出して、
「ドラッグ中毒を犯罪とみなすことをやめ、常習者は投獄するのではなく、社会で治癒できるように暖かく見守って欲しい。
最初はマイケル・ジャクソン、次にエイミー・ワインハウス、そして今度はホイットニー・ヒューストンだ。
みんな、ドラッグ合法化に協力して欲しい」と、述べています。
病めるアメリカ。
http://jam.canoe.ca/Music/2012/02/12/19370036.html?cid=rssentertainme
もちろん、これは彼がいわゆる「リクレーション・ドラッグ」に賛成している意味ではなく、ドラッグの方が、医師の処方薬より安全だという意味。
薬大好きな日本人、処方薬をもらったら、まずネットでその来歴を調べてみて下さい。2012.2.14