伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

中学校創立30周年式典で伝えたかったメッセージ

2011-10-15 12:41:45 | 日記
今日は我が子も通った中学校の創立30周年記念の式典があった。
ご招待いただき、市議会議員代表で祝辞を述べさせていただいた。
今のような状況だからこそ、生徒の皆さんにメッセージを伝えたいと、祝辞を用意した。

抜粋を紹介させていただきます。

 井野中学校創立三十周年、おめでとうございます。
 一期一会という言葉があります。これは「一生に一度の出会いを大切にしなさい」という戒めの言葉だそうです。創立三十周年というこの喜ばしい日を皆さんとともに祝う事ができたことは、一生に一度の幸運な巡り合わせと、うれしく思っています。

 私の子どもも二十一期の卒業生です。
中学校に入ると、生徒の皆さんが入学式や卒業式の式典を進行している姿に驚いたものでした。
それは、先生方が生徒の皆さんの自主性を育む事を目標の第一にしていると目の当たりにしたからでした。
もちろん全員合唱の「 大地讃頌」にも感激しました。

 現在は「宇宙連詩」に取り組んでいると伺いました。
宇宙連詩から宇宙が身近な物となり、大きな視点から物事を考える、スケールの大きさは、さすが井野中と、発表を楽しみにしています。

 3月、震災そして原発事故が起こりました。
大勢の人たちが、住み慣れた土地から離れ、放射能汚染に農業や産業は大きな打撃を受け、そして、学校生活まで奪いました。
今まで良しとされていたことが、そうではなかったという事が、事故が起こって初めて知った人も大勢います。
どうか皆さんは、自分で考え、行動する人間になってください。
ほかから言われたからと信じるのではなく、いろいろな角度から物事を考える人になってください。
これからの日本は、みなさんが創っていきます。
一緒に、この難局を乗り切っていきましょう。
あなた方が成長して一緒に力を合わせる日を待っています。よろしくお願いします。

 保護者の皆様、地域の皆様。この記念すべき創立三十周年を迎えるにあたり、PTAの方々が記念事業の実行委員会を立ち上げ、長い時間をかけ準備をされてきたとのこと伺いました。
井野中は家庭・地域・学校で連携して生徒たちの成長を支援していくという開かれた学校です。
皆さまのご理解のもと、支えられ、見守られながら、子どもたちが健やかに育ちますよう願って止みません。

 3月11日の震災、そして福島原発事故と思いもかけないことが起こりました。
残年ながら原発事故はまだ終息のめどが立っていません。
 子どもたちの未来に責任がある私たちは、心を引き締め、何が大切か、何をすべきかを考えていかなければなりません。
具体的には、子どもたちの被ばく防止を最優先に取り組むことです。
残念ながら佐倉市の中でも、ここ臼井、ユーカリが丘、宮ノ台地区は、比較的放射線の値が高い地域です。
佐倉市は年間被ばく量を一㍉シーベルトに抑えるよう、0.223マイクロシーベルトという基準値を設けて、それ以上の所は除染をすることとして、まずは16カ所を予定しています。青菅小学校、北志津児童センターも入っています。
 給食の食材も簡易測定器2台用意して、測定体制を整える予定です。これからは、子どもたちの内部被ばくを極力抑えていくことが重要な課題です。

 どうかご家庭でもこの原発問題、放射能の被害を受けないためにはどうすればいいか、次世代を担う子どもたちと一緒に考えていただきたいと思います。
 
 学校と家庭、そして地域社会が一体となって、子どもたちを温かく見守っていきたいと思います。
力を合わせてまいりましょう。よろしくお願いいたします。

 井野中のますますの発展と子どもたちの健やかな成長をお祈りして、ごあいさつにかえさせていただきます。
本日はおめでとうございます。


 創立記念式典実行委員長の挨拶でも、震災を超え、今だからこそ、テーマを「感謝」とし、「今の変わらない生活に感謝したい」と述べられていら。
 式典の参加者が同じことを考え、生徒たちが「宇宙連詩」の制作に取り組みながら今の生活を見直し、未来に目を向けている、成長の頼もしさに感動した。
 
また式典の冒頭、卒業生が書いた「感謝」の書について、紹介があった。
小学校時代から書道を続けられた特別支援学級に通っていたダウン症のMさんに、今年の夏テーマをお願いして、Mさんがお母様と一緒に書きあげたという経過に、のっけから感激。

 つい、学校や保育園の行事に行くと、感動してしまい、ウルウルとするのが困る。

【拡散大歓迎】10/27「竹信三恵子さんと語る ~震災とジェンダー~」学習会

2011-10-14 13:03:50 | ネット活動
現 和光大学教授 竹信三恵子さんをお呼びして、お話を伺います。
なかなか聞けないチャンスです。
多くの方のご参加をお待ちしています。

「竹信三恵子さんと語る ~震災とジェンダー~」
  市民ネットワーク千葉県 ジェンダー部会企画学習会

 東日本大震災から半年以上が過ぎました。
この間、ジェンダー(性別)によるニーズの違いや困難に対応する支援の必要性が意識されたものの、公的な意思決定の場での多様性の確保はまだまだ実現できていません。
そこで今回は、ジャーナリストであり大学教授である竹信三恵子さんをお呼びし、被災地で実際に取材した声を元に、ジェンダー差によって「声を出せない」実態とそれを打ち破るための支援や復興のあり方についてお話いただきます。

【日時】 10月27日(木)18時~20時
【場所】 市民ネットワーク千葉県4F会議室
【講師】 竹信三恵子さん
【参加費】 500円
【主催】 市民ネットワーク千葉県(担当 ジェンダー部会)


竹信三恵子さん
【プロフィール】(和光大学HPより)
 1953年生まれ。東京大学文学部社会学科卒。大学卒業と同時に朝日新聞社に入社し、経済部、シンガポール特派員、学芸部デスク、朝日新聞総合研究センター主任研究員、CSテレビ「朝日ニュースター」解説委員、朝日新聞労働担当編集委員(論説委員兼務)などを経験。
ジェンダーの視点から日本の労働市場の変化を報道し続けてきた。
2011年4月から和光大学に移り、働き方の変容と貧困の関係、企業としてのマスメディア論などを専門にしている。

【主な活動】
 90年代後半、男女雇用機会均等法以後の働き方の質の悪化を指摘する連載を、新聞紙上や雑誌に相次いで執筆した。
その後も、男性世帯主中心の長時間労働がもたらす少子化の急速な進展や、パート労働・派遣労働などの非正規労働の拡大がもたらした新しい貧困の増大、若者雇用の劣化など、働き方の悪化が社会全般にもたらすさまざまな歪みについて、先駆けとなる報道を行ってきた。
これらの一連の取材活動で2009年、貧困問題に取り組む市民団体「反貧困ネットワーク」の「反貧困ジャーナリズム大賞」を受賞した。
同年に「年越し派遣村」に至るまでの日本の働き方の変容を描いた「ルポ雇用劣化不況」を出版し、労働ジャーナリストらが選ぶ「2010年日本労働ペンクラブ賞」を受賞した。

【主な著作】
『ミボージン日記』(岩波書店)2010
『女性を活用する国、しない国』(岩波ブックレット)2010
『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書)2009
『ワークシェアリングの実像~雇用の分配か分断か』(岩波書店)2002
『女の人生選び』(はまの出版)1999
『「家事の値段」とは何か』(共著、岩波ブックレット)1999
『日本株式会社の女たち』(朝日新聞社)1994

【アクセス】
・JR 千葉駅から徒歩 20 分
・JR 本千葉駅から徒歩 10 分
・京成千葉中央駅から徒歩 10 分
・JR 千葉駅で乗り換え,モノレール県庁前駅から徒歩 3 分
・JR 千葉駅 2 番バス乗り場から中央 3 丁目下車
中央 3 丁目(きぼーる前)下車徒歩 3 分 運賃 100 円
【連絡先】 TEL 043-201-1051 (平日 10時~17時)


原木シイタケから放射性ヨウ素 検出

2011-10-13 10:38:23 | 放射能問題
県のHP
「県産シイタケの放射性物質検査結果について」

原木シイタケの最初の検査結果から微量ながら放射性ヨウ素が検出されている。
検出限界値未満であるが、ピークが読みとれたという事だろう。
素人ながらの理解だが。

福島原発は全く終息していないという事。

ストロンチウム、プルトニウム、アメリシニウム 続々と各地で報告されていますが、まだまだ続くという現実は重い。

それにしてもキノコは吸い取り紙のように、取り込むのですね。

大阪でも原木の放射能汚染が確認されたという事で、日本中、山のキノコは残念ながらあきらめなければならないようです。


    坂本さんより トリカブト 
      根も葉も勿論、全草猛毒で有名だけれど花はとても綺麗。
      口に入れさえしなければ安全で、良い被写体になってくれる。
      
何処かは秘密にします。
以前チョウセンアサガオがとんでもなく強い毒があると、子どもが中毒を起こした例を書いたことがある。

きれいな花には毒がある

「放射性セシウム除染が困難な理由」院長のひとりごとより

2011-10-13 09:14:20 | 放射能問題
ブログ「院長のひとりごと」が好きだ。
その中で、忘れられない記事がある。

9月1日「放射性セシウム除染が困難な理由」記事引用

放射性セシウムの恐怖 前編「除去をあきらめたロシア」から

チェルノブイリ原子力発電所の事故から25年。
 半減期が約30年の放射性セシウムによる土壌汚染が問題になっている。しかし、一方で放射性セシウムの除去を何年も行ってきたが、ロシアは結局諦めてしまった。それは何故なのか。

 チェルノブイリ原発事故では大量の放射性セシウムを含む放射能が飛散した。放射性セシウムは非常に反応しやすい物質で、常に他の元素と結合した状態で発見されている。IAEAが行った環境影響調査結果では、「屋根材やコンクリートにも容易に結合している」と報告がされている。
 放射性セシウムの半減期は30年。ガンマ線という波長の短い電磁波を光の速さで放射する。そして生物に衝突し、DNAを傷つける。飛散距離が長く、これを遮蔽するには10cm以上のコンクリート、鋼鉄、鉛、水しかない。


 塩(ナトリウム)よりもはるかに結合性の強いセシウム、それを除染できるといわれて、あなたは信用できますか。

注:もちろん、セシウムは単体セシウムではなく、塩(えん)になっています。
しかし、海風よりもはるかに強い腐食能力があるのは間違いなく、それゆえコンクリートにも、金属にも容易に結合してしまうのです。
(チェルノブイリで証明されています)

反応性が非常に高い金属原子が、ごくごく微量ばらまかた。
しかも半減期が30年。
除染が非常に困難な理由です。


目に見えない放射セシウムが、埃のように降り積もって言う情景が浮かんでしまう。

佐倉市の放射能測定結果、HPにアップされているが、地表面より空中線量が高い場所が結構ある。
路面の洗浄や地面の土壌のはぎ取りだけでは対応は困難な事例がこれからたくさん出てくるだろう。


10/22 「いのちの林檎」キャンドルナイト上映会のおさそい

2011-10-13 02:01:32 | 化学物質過敏症
キャンドルナイト映画会のお誘いをいただいた。
化学物質過敏症を扱ったドキュメンタリー映画ということで、私もプチ化学物質過敏症なので、身につまされる。

佐倉市は学校など公共施設を今年度から総合防除で建物管理をしている。
総合防除とは、なるべく農薬や殺虫剤を使わずに、建物を管理する方法のことで、大げさだが、私の1期目はこれに命をかけてきた。
何しろ命がかかっている人もいると言う事。
先進的な取り組みで有名な岐阜市にも視察に行き、議会質問でも何回も取り上げてきた。
佐倉市も積極的に進めると言うことで、昨年度末「総合防除の指針」をつくり、今年度から「総合防除マニュアル」を建物ごとに作って管理を行う事になった。

他市でもいろいろ働きかけているが、なかなかここまで動いている所はないと思う。
放射能対策と言い、総合防除といい、佐倉市は地味で、新聞でも取り上げられないが、なかなか進んだ取り組みをしている。

先日、小学生をもつ保護者の方から、
「学校で殺虫剤を今年は撒いていないんですよ」と報告があった。
彼女も農薬について、とても心配していたので、本当に良かったと実感したところ。
だが、施設によっては、トイレの方向から、芳香剤が漂ってくる。
これが化学物質とは認識されていないところがつらい。
議会質問でも、トイレボールの危険性は取り上げて、発がん性の問題点は指摘したのだが。

さて、主宰者のまきさんはとっても素敵な人。
その彼女からのお誘いなので、早速予約した。

以下、お誘い文です。

******************************

日本の全ての人に見ていただきたいと思うぐらい凄まじいドキュメンタリーです。。。
どうしてもご近所で上映させていただきたいと思い、小さいところですがフィルムを御借り出来ないかお願いいたしまして、今回のフィルムナイトにつなげることができました。


フィルムの中の早苗さんは笑顔を絶やさない、とても美しい女性です。
彼女がどうして標高1000メートルでテント生活をしなければならなかったか。家族の絆。
そして「奇跡のりんご」との繋がり。
これが実話だなんて!私は泣けて泣けてしょうがありませんでした。
ここではあまり多くはご説明しませんが、多くの方々にこのことを知っていただきたいです。
学校関係者の方、建築に携わっている方、政治家、医師、アレルギーのお子さんをお持ちの親御さん達、
化学物質過敏症の症状がある方々、孤独を感じている方々、農業を営んでいる方々、
企業の方がた、環境/食問題に取り組んでいらっしゃる方、やっぱり全てのみなさまに!

あまり「べき」という言葉は普段使わないようにしておりますが、この時ばかりは、今を生きている日本人全ての方にみていただくべきフィルムだと言い歩いています。
3/11のことがあって、さらに深く考えさせられ、観ていただきたいと願っています。
田中優さんも一押しです。


ドキュメンタリーフィルム
「いのちの林檎」キャンドルナイト上映会


世界で初めての化学物質過敏症を描いたドキュメンタリー。

木村秋則さんのりんごがひとりの女性の命を救った
http://www.inochinoringo.com/index.html

上映日:10月22日(土) 午後17時30分開場、18時上映
会場: Natural Studio(ナチュラル・ストゥーディオ)
    〜環境・平和・自然育児・自然食・農関連のワークショップスペース〜
      http://naturalstudio.wordpress.com/    

住所: 佐倉市宮ノ台3−1−10山万ビオトピアプラザテラス3
    (モノレール・ユーカリが丘線「中学校」駅下車すぐ左)
    お車の場合はマックスバリューやロータリー横の駐車場が
    共同駐車場になっておりますのでご利用下さい。

観賞料:1,200円(要予約)20日(木)までに申し込み
    (座席数に限りがあります)

主催:ぬちぐすい(いのちのくすり)の会

予約先:フィンドレィ麻紀(080−33698−0158) 
    または、maki.findlay@gmail.com

関西でも立ち上がりました

2011-10-11 17:33:15 | 放射能問題
東京 経産省前 全国女たちの座り込みに
男性も大歓迎、だそうですので、ふるってご参加ください。

関西でも~~~~~~

関西でも原発いらん・おかんとおとんが立ち上がり、そして座り込む

日時:10/28(金)AM 10:00~PM3:00 
場所:近畿経済産業局 大阪合同庁舎1号館前

http://okaton.blog.fc2.com/


  坂本さんより ムクドリ
     くすんだ羽色、市街地にも集まって騒がしく鳴く、戸袋に巣を作る、
     糞を散らすなど悪評ばかりのムクドリ。
     バードウォッチングの相手にもされない鳥だから、
     せめて写真の舞台だけでも飾りたいとコスモスと組み合わせた。

とっても素敵な写真です。
その辺にいる鳥だけど、夜明けごろホッホーと鳴いていますね。
アレでしょうか?
試験勉強の一夜づけ、ムクドリの声を聞くと、あの時を思い出します。

<訂正>
鳥に詳しい方から、
「ムクドリではないですよ。多分フクロウかな」
と教えていただきました。
昔々の柏市の街中だったのですが、フクロウだったのですね。
私の住んでいる佐倉市宮ノ台でもフクロウの鳴き声を朝方聞くそうです。
身近な所に自然が残っています。
10.12

【拡散大歓迎】福島の女たちに続け、全国の女たちによる座り込み

2011-10-11 17:15:42 | 放射能問題
福島の女たちによる座り込み(10/27-29)に続いて、
全国の女たちによる座り込み(10/30-11/5)も行われます。
前者は「福島の女たち」が前面に出る形での座り込みですが(県外の方はオープン参加とのこと)、後者は東京も含めた全国の女たちによるアクションとなります。

現在、賛同者、参加者も募集中です。
[転送・転載歓迎/重複失礼]
………………………………………………………………………

10月27-29日まで、福島の女たちが東京経産省前で座り込みに入ります。
 http://onna100nin.seesaa.net/ (原発いらない福島の女たち)

それを受けて、私たちも立ち上がりました!
_______________________

福島の女たちに続け! 緊急アクション 参加者大募集!

「もう、黙ってはいられない!」

全国の女たちが立ち上がり そして、座りこむ!

http://shuttomari.blogspot.com/2011/10/blog-post_09.html

場所: 霞が関、経産省前 
  住所: 東京都千代田区霞が関1丁目3-1
  日時: 10月30日(日)~11月5日(土) (10-15時)

お昼休みだけでも、1日でも、1週間の参加でもOK

9月22日、ニューヨークの国連首脳会議で、野田総理が
「世界一安全な原発をつくります」と宣言したその外で、
「福島の子どもたちを守れないで、原発に安全を言うのは卑怯だ!福島の人々の苦しみを無駄にしないでください。
世界の原発を止めてください!」と国連前でアピールをした女たち!
帰りの飛行機のなかで、相談しました。
「福島の女たちに続いて、全国の女たちの座りこみをやろう!」

放射能線量が未だ高いにもかかわらず、政府は9月30日、福島第一原発事故を受けて指定していた「緊急時避難準備区域」を約5か月ぶりに解除しました。

一方、10月3日には、日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)と信州大学病院が、福島県内の子ども130人を対象に今夏行った健康調査で、10人(7・7%)の甲状腺機能に変化がみられ、経過観察が必要と診断されたことを報告しました。

「目に見えない放射能が飛び交う戦場に、子どもたちを置いていてはいけない!」
「原発はもう真っ平!」と、 福島の女たちが立ち上がりました。

その想いを受け止め、私たちも立ち上がりました。

☆すべての子どもたちに避難の権利を!
★全国の原発の再稼働を止め、安心してくらせる場所を!

日本中の、世界中の、女たちに呼びかけます!

*賛同者を募ります。
**雨と寒さ対策、座りこみ用のシート・座布団などもお忘れなく
***連帯の熱い思いと、参加者のための交通費等カンパなどでの参加も大歓迎

振込先:Shut泊 

※ゆうちょ振替口座:02720-5-79991 「女座り込み」と明記
※ゆうちょ銀行総合口座:
  ゆうちょ銀行から 19050 15998721 「女座り込み」
 他銀行から  九〇八-908-1599872 「女座り込み」  

このことの連絡先は↓

泉かおり 090-2695-1937 Email: kaori-izumi@ta3.so-net.ne.jp
山口たか 090-6990-5447 Email: yamaguchi-jichi@topaz.plala.or.jp
谷田部裕子 090-9201-3642 携帯メール: najya-yuu@softbank.ne.jp

賛同、参加希望者の方は、Email: women_sit_in_owner@yahoogroups.jp 
に「女たちの座り込み」の題でメールを送信してください。

********************

呼びかけ人(10月10日現在)

泉かおり Shut泊、福島の子どもたちを守る会・北海道(北海道)
山口たか 市民自治を創る会、福島の子どもたちを守る会・北海道(北海道)
舩田クラーセンさやか 東京外語大学教員、福島乳幼児・妊婦避難プロジェクト(東京)
満田夏花 国際環境NGO FoEジャパン(東京)
アイリーン・美緒子・スミス グリーン・アクション(京都)
谷田部裕子 ナージャのFukushima支援(茨城)
米川正子 宇都宮大学教員、福島乳幼児・妊婦避難プロジェクト(栃木)

賛同人(10月10日現在)

吉武輝子 作家、日本脱原発をめざす女たちの会 代表 
鈴木かずえ 国際環境NGO グリーンピース・ジャパン(東京)
島田清子 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)(大阪) 
渡辺瑛莉 国際環境NGO FoEジャパン(東京)
吉田明子 国際環境NGO FoEジャパン(東京)
阪本公美子 宇都宮大学国際学部教員、福島乳幼児・妊婦避難プロジェクト(栃木)
安斎由希子 有機農業者(北海道余市町)
常田益代 北海道大学名誉教授(北海道) 
小林芳子 「プルサーマルを知ろう」後志住民ネットワーク(北海道共和町)
徳永理彩 恵泉女学園大学、東京外国語大学非常勤講師(東京)
石丸初美 玄海原発プルサーマル裁判の会(佐賀)
上野白湖 非戦いぶり(北海道壮瞥町)
松浦雅代 原発がこわい女たちの会(和歌山)
戸倉由紀枝 STOP!浜岡原発(静岡)
小木曽茂子 さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト(新潟)
山口泰子 ふぇみん婦人民主クラブ
木村 結  脱原発・東電株主運動
(以下、氏名のみで失礼します。)
堀田千栄子、小倉菜穂子、富塚とも子、岡本満喜子、小林俊子、水上さえ、
石神博子、谷百合子、大野朋子、松本絵里、

2011.10.10


再々「マルクール事故 秘密のベールに包まれて」 山本節子さんブログより 

2011-10-10 18:40:52 | 放射能問題
今朝のブログに下記のコメントをいただいた。

 仏マルクール核廃棄物処理施設での爆発死亡事故:仏当局、事故現場の放射線レベルを当初発表値から約480倍上方修正」/CRIIRAD研究所(9月30日)

添付していただいたブログには、CRIIRAD研究所(放射能に関する独立研究情報委員会)のプレスリリースが載っていた。
  放射線量を、当初6万3千ベクレルと発表していたが、フランス原子力安全委員会(ASN)は9月29日、施設を運営する(フランス電力公社およびアレバ社の合弁子)会社が報告していた数値は誤りだったとして公式ホームページ上の数値を修正。当初発表値より476倍高い3千万ベクレルの放射線を測定していたことを事実上認めた。

 CRIIRAD研究所は、爆発発生当時に溶解炉の中にあった4トンの放射性金属廃棄物から発生した放射能について、放射線防護原子力安全研究所(IRSN)が発表した放射線量が、爆発事故で死亡したジョゼ・マラン作業員の体から計測された毎時8.5マイクロシーベルトという放射線量(注)に比して異常に低い数値であると当初から指摘していた。


確か当初は「放射能漏れはない」と言うのが発表だったし、CRIIRADも同調していたはず。
また、炭化状態の遺体がたった8.5μSv/h?

と言うわけで、山本節子さんのブログを全文紹介する事にしました。↓

情報をどの様に解釈するか、それは個々に違うけれど、真実は一つでしょう。

マルクール事故③ 秘密のベールに包まれて

 昨日お伝えしたマルクール事故についての、スペインのプブリコ・エスパニョ―ル紙の全文(英訳)を見つけました。
スペインのメディアが詳しく報道したのは、死亡した作業員がスペイン籍だったからでしょうか。
以下、この記事をベースに、他のメディアの情報を加味して「マルクール事故」を再現しますが、実態はやはり、フランス政府の公式発表と正反対のようです。

 爆発後、現場に駆けつけた消防隊は、敷地内に入るのを拒否しています。
現場の状況がわからず(放射能濃度も爆発規模も不明)、危険だと判断したのでしょう。
地元の警察隊も、特別チーム(NRBC)が来るまで、現場入りを禁じられています。それにもかかわらず、ASN(原子力安全局)や環境NGOのCRIIRAD(クリラッド)は、「今のところ、放射能漏れはない」と発表していますが、これが何のデータを元にしているのかは明らかではありません(ASNは「事故は終わった」とまで言っています。
CRIIRADは後になって汚染があったと発表)。

 消防隊はやがて決死隊を送りこみ、怪我をした三人を救出しました。
しかし、うち一人は、1300℃に達する溶鉄の砲弾の破片を受け、体表の85パーセントが三度のやけどという重症で、生死の境にあり、モンペリエ大学中央病院の特別ユニットに担ぎ込まれました。
一方、ホセ・マリン氏(51)は、ソコデル社の溶融炉から「火山の噴火」のようにふきだした四トンの溶融金属に直撃されて即死し、遺体は炭化状態となっていたようです。
ソコデル社とはフランス電力公社(EDF)の子会社で、セントラルコ核廃棄物焼却炉の運営を請け負う会社です。

 この事故を受け、政府はすぐエコロジー・交通・ハウジング省のナタリー・コシウスコ=モリゼ大臣(彼女はこの少し前まで未来予測・デジタル経済開発担当大臣だった)を現地に派遣、彼女は、EDFと共に周辺を測定し、その結果、「放射能漏れはない」と発表しています。
それどころか、メディアを使って「放射能が関係する事故ではなく、産業事故に過ぎない」などとPRを始めています。
原発依存率は80パーセントにもなるフランスでは、何がおきても、まずは「人心安定」。
さぞかし、ウソも多くなることでしょう。

 ホセ氏の遺体は水曜日夜になって、ようやく裁判官3人が率いるNRBCチームに運び出され、救急ヘリでモンペリエの病院に運ばれました。
事故が起きた月曜昼から、実に48時間以上も現場に放置されていたわけです。
遺体には、放射能を帯びた榴散弾が発見されました。NRBCは、検察の解剖を省略する許可を得て、遺体を特別の棺に入れ、急いで特別防護部隊が守る格納庫に運びこみ、内部を「放射線防護ライト(?)」で照らして密閉した上で、チャスクランの教会に安置しています。
つまり、もう誰も、死者の体を見ることも、放射線を計ることもできなくなったのです。

 これについて、調査の責任者の一人(警察官)は、「遺体を見せようとすれば、前もって除染作業を行うしかなかったが、そうすると体そのものが溶け出しかねなかった。
だから、事実上、できなかった」と述べています。二次被曝を恐れたとか、解剖できる状態になかったとかいうより、遺体に残った榴散弾について詮索されるのと、遺体の放射線の高さがばれるのを避けたのかもしれません。

 「放射能漏れのおそれがない」なら、測定すれば済んだはずなのに、それをパスしたわけだから、これは怪しい。
地元の人々だって、政府の大本営発表なんか信じてはいません。
地元住民らは、1956年の稼動から50年以上も、「マルクールの秘密」―原発で働く人々のガンや、放射能のリスクなど―は、ずっと噂の種でした。(続く)2011.10.5

再び 「マルクール事故 死者は被ばくしていた」山本節子さんブログより

2011-10-10 18:15:14 | 放射能問題
山本さんのブログは今脚光を浴びていますね。
「院長のひとりごと」でも取り上げられていました。

今朝「マルクール事故①」だけを全文紹介したが、その後コメントをいただいた。(公表済み)
しかし、何だか腑に落ちない。

まずは②を読んでいただきます。

マルクール事故② 死者は被曝していた

マルクールの爆発事故の続き。あまりにも情報が少ないので、しつこく検索したら、ありました!!この事故、やはり情報規制が相当厳しいようで、私が入手したのは、スペイン語の元記事を英訳したものです。
以下はその簡約、( )は、フランスの事情をよく知らない筆者が勝手に入れた注ですが、詳しい方、ぜひ教えて下さい。

マルクール爆発事故の死亡者は被曝していた、政府はデータ出さず
 プブリコ誌(スペインのニュースサイト、元記事②は写真つき)は、マルクール核複合施設爆発事故の詳細を明らかにした。
事故で死亡した作業員はかなり強い被曝を受けており、家族は遺体に近づくことさえ許されなかった。
解剖も行われず、遺体は放射能を遮断する棺に密閉されて、葬儀場に運ばれた。

 現場に48時間置かれていた遺体には、放射性の砲弾が食い込んでいた。
この遺体を収容するために、政府のNRBCチーム(核-放射能-化学-細菌武器の処理部隊のよう)が召集されたが、チームは遺体の解剖を省略することを求めている。

 消防団員は、1300℃の砲弾を浴び、全身の85%以上のやけどを負ったもう一人の作業員の救出に成功し、軍の病院に搬送した。
この作業員は初め民間病院に担ぎ込まれたが、後に軍の病院に移されたことから、さまざまな憶測を呼んでいる。


 EDF(フランス電力公社、日本でいえばTEPCO)とフランス政府は事故による放射能もれはなかったと主張し、クリラッド(CRIIRAD、放射能に関する調査と情報提供を行う仏の環境NGO)もこの仮定を支持している。

 政府は、(事故が起きた時)処理していた廃棄物はどの企業のものだったのかについて公表を拒んでいる。
処理対象物を特定する手がかりになるため、フィルターやセンサーのデータ公表も拒否している。
また、この事故の前に焼却施設でも事故がおきているが、その問題を含め、作業員の安全問題、また(現施設を)廃止のためにはより大規模な施設が必要だという発言の意味など、さまざまな問題がある。(2011年9月23日)①


 ・・・ん? マルクールでは核兵器を処理していたの?
遺族が近づけないほど高濃度の放射能を浴びていたとしたら、この施設は単なる「低レベル放射性廃棄物の溶融炉」などではありえません。
記事に使われている”sharpnel”(榴散弾)という用語は、何かしら「放射性物質を装てんした弾頭」を意味します。

 武器弾薬の類は、老朽化すると「処理」(破壊、焼却、溶融)しなければなりません。
そのため、武器・戦争大国のアメリカなどでは、その処理をめぐりよく激しい反対運動が起き、軍を悩ませています。
日本人は、核兵器といえば、せいぜい原爆とか劣化ウラン弾くらいしか思い浮かびませんが、実は核兵器は大から小までそのラインアップは大変なもので、世界には処理を待っている核兵器は相当多いはずです。
原発を作る、というのは、核兵器の生産と処理とも無関係ではありません。「原子力の平和利用」なんてうそっぱちだって。2011.10.4

① Marcoule Explosion Deceased Worker Irradiated, Government Not Releasing Data

②revealed details of the Marcoule nuclear complex explosion in France


9/12 「マルクール事故(フランス)放射能もれなし、ってほんと?」山本節子さんブログより

2011-10-10 10:24:49 | 放射能問題
9月12日発生 フランスの低レベル核廃棄物処理施設での爆発事故について
ジャーナリストの山本節子さんが記事を翻訳してブログにupしていた。

山本節子さんは、ゴミを燃やして処理することの問題点を警鐘していて、ゴミ処理問題学習会でお会いした。
「ゼロウェイスト宣言」予定の葉山町長との面談にも同席させていただいたことがある。

山本さんブログ「WONDERFUL WORLD」より

マルクール事故(フランス)① 放射能もれなし、ってほんと?
 遅くなりましたが、フランスで起きた原発関連施設の爆発(9月12日)について一言。

 仏南部の核施設で爆発、1人死亡 4人負傷

2011年09月13日 14:41 発信地:コドレ/フランス

【9月13日 AFP】フランス南部マルクール(Marcoule)の放射性廃棄物処理施設で12日、爆発があり、1人が死亡、4人が負傷した。
仏原子力庁(CEA)によると、爆発があったのは仏電力公社(EDF)の子会社SOCODEIの低レベル放射性廃棄物処理施設セントラコ(CENTRACO)。
フランス原子力安全局(ASN)は事態は収束したと発表する一方、負傷者のうち1人は重体であると明らかにした。(①後略)


 爆発したのは、ごみ問題に関わる人ならおなじみの「溶融炉」のようです。
フランス政府はすぐに、「放射能漏れなし」[負傷者に被曝もない」と発表、各紙も「廃棄物貯蔵施設の火災」「産業事故に過ぎない」などと伝えましたが、原因は不明。
死者の遺体が完全に炭化していたとの報道もあり、爆発による放射能汚染も強く疑われますが、以後、続報は見当たりません。

 報道規制も強いようです。
これはおそらく、マルクールが「国防施設」だからでしょう。
マルクールはフランスの「核」武装のための材料供給基地として1956年に開設されました。
プルトニウム生産のデータ提供を皮切りに、より強力な破壊力を持つ核兵器の開発が求められるに伴い、熱核爆弾の燃料として、トリチウムを生産する原子炉も設けられたのです。②

 今は、高速増殖炉(フェニックス実験炉)、Mox燃料製造工場(使用済み核燃料使用、メロックス)、高レベル核廃棄物の研究所(アタランタ)、そして今回事故をおこした、核廃棄物の処理センター(セントラコ)など、官民入り乱れた一大核コンビナートのようですが、事業の中心はおそらく、核廃棄物の処理でしょう。
つまり、東海村と六ヶ所村、敦賀が一緒になったような場所です。

 爆発した溶融炉では、防護服や手袋など可燃物と共に、バルブやポンプ、工具などの金属も一緒に処理していたというから、炉温も1000℃以上はあったはず。
実は日本でも、1997年、動燃(東海村)のアスファルト固化施設でよく似た事故が起きています
溶融固化物を詰めたドラム缶から2メートルの火花が上がり、いったん消火したものの、しばらくして建屋が爆発したという事故。
当然、このときも放射能漏れと作業員の被曝が報告されていますから、マルクールで放射能漏れがなかったなんてありえない

 核廃棄物の「焼却」「溶融」処理は、こうして潜在的な危険がつきまとっているため、立地も限られます。
マルクールでも、各地の原発から押し寄せる大量の核廃棄物をせっせと処理していたのでしょうが、それが「危険」なことがばれると、フランスでも「原発ノー」の声が高まりかねない。だから、政府も産業界も(もちろん御用学者も)、完全に情報を遮断し、環境汚染や人体被害については口を閉ざしているのです。
原発をとりまく状況は、どの国も同じなんですね。2011.10.3

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2826822/7761376
http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-14879557

続きは
マルクール事故② 死者は被曝していた

マルクール事故③ 秘密のベールに包まれて

原発推進を国策とするフランスは何より「人心安定」を優先し、「ダイジョウブ」「問題ない」を連発している。
もっと被害が深刻なこの日本でも、同じ状況が、現在進行形。