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今、我が家ではYouTubeでふぞろいの林檎たちを見直すブームが訪れている。
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珠玉の台詞群。不思議なカット。今と違って初回や最終回の延長もない時代の作品である。
仲手川良雄、岩田健一、西寺実、3人(本田修一を加えれば4人)の歪な性格やダメなところが自分にもそれぞれ思い当たって、時に見事に当てはまって笑う。
強がったり意地張ったり、格好つけたり、世の中分かったようなこと言って偉ぶったり、それを分かった風に言うなって言ったり言われたり。
黒電話や寮の呼び出し電話に会社の社用電話や公衆電話でしか連絡手段がない時代の話で、ちょっと私の世代よりお兄さんお姉さんの恋愛や学校や就職に家族の問題、2では就職したての葛藤や天職や転職の話なども絡んで、何気ない日常なのに無駄なシーン・カットが一つもない。
絶対裏ではセレクトの嵐で、ノーカット版とかあったらもっと話は膨らんでいただろうけれど、削ぎ落として、後で十分伝わる台詞順序だったと分かったりして感じ入ってしまう。
どうも定期的に見返しするのが丁度いい。
人生の先輩たちからの教訓だったよと思えてならないドラマである。
YouTubeで探せるので、ここには貼らないが、是非にとお薦めしたい作品です。
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