とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

STAP細胞の作製は実現できるのか?

2014-03-05 22:40:58 | サイエンス
理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子さんらが開発したという新しい万能細胞「STAP細胞」は、日本中に夢と希望を与える素晴らしいニュースだった。弱酸性の刺激を与えるだけの簡単な方法で、あらゆる細胞に分化できる万能細胞を作製できるというから、今後の再生医療の研究に大いに役立つと期待されたものだ。

ところが、このところ「STAP細胞」の論文について、使われた画像データに不自然な点があるとか、国内外の研究者が論文を基に作製を試みても「うまくできない」との指摘が相次ぎ、最悪の場合、捏造なのではとも囁かれているという。再生医療の分野には、出身学部を異にするグループが存在し、大きく分けると「医学部出身の研究者」と「それ以外(理学部、農学部、工学部出身など)」だ。医学部出身者の中には、人体を扱う医療分野で医学部出身者以外が実績を上げることを面白くないと感じている人は少なくないという。それが原因でこんな騒動に発展しているならばとんでもない話だ。ちなみに小保方さんは早稲田大理工学部出身だという。

科学誌ネイチャーに掲載され、日本で最も信頼できる研究機関の理化学研究所が発表した研究成果だけに、捏造ではないと信じたい。今日5日には「STAP細胞」の詳細な作製手順を理化学研究所が公表したというから、この内容をもとに多くの研究者が作製に成功して欲しいものだ。

今日は、今年最小の満月

2014-01-16 22:51:59 | サイエンス

                                     (国立天文台HPより)

今日の夜空は、雲が多いながらも満月の月が輝いている。
国立天文台のHPによると、今日の午前10時53分、月が最も地球から遠ざかったそうだ。
ただこの時間、日本では月が昇っていないので、今夜見える月が今年最小の満月となる。
そう思うと、いつもより小さいような気がしないでもない。

また、最も月が地球に接近するのが、8月11日の午前2時43分で、午前3時9分に満月になるそうだ。
それぞれを比較した写真を見てみると、確かに大きさが違う。
月と地球の距離がいつも同じではないという事を、改めて知ることができたが、
今までそんな事を考えたことすらなかった。
夜空を眺めて、月や星の動きを考えてみると、宇宙の広さが実感できそうだ。

アイがなくてもラブがある

2013-12-12 22:29:21 | サイエンス
今年の漢字は、「輪」になったそうだ。五輪とか、支援の輪が広がったということから1位になったようである。2位が「楽」で、3位は「倍」だった。しかし、「輪」は意外だったというか、まったく頭に浮かんでこなかった。

さて、話は変わってまたもや彗星のお話だ。期待のアイソン彗星は、太陽の熱で消滅してしまったようだが、まだまだ別の彗星が近づいているという。それは、今年の9月オーストラリアの天文家が見つけた「ラブジョイ彗星」だ。12月23日に太陽に最接近し、3等級程度まで明るくなる可能性があり、日本では12月いっぱい観測が可能で、その後は遠ざかり再度戻って来ることはないそうだ。

「ラブジョイ彗星」を観測するなら、12月17日が満月なので、その前の14日~15日くらいまでが月明かりの影響を受けずに観測できるチャンスである。12月14日は三大流星群のひとつであるふたご座流星群のピークにもあたり、うまくすれば彗星と流星のツーショットをものにできるかもしれない。ラブジョイ彗星は午前3時を過ぎると東の低い空に姿を現し、徐々に高度を上げていくので、明け方の5時~6時あたりが見頃になる。まさに「アイがなくてもラブがある」とはこの事だ。ちょっと頑張って早起きしてみようかな。

ショック!アイソン彗星消滅か?

2013-11-29 21:39:38 | サイエンス
夕方、ランニングして家に帰ってきたら、テレビの速報で「アイソン彗星が消滅した」と言っていたと妻から聞かされショックだった。
走りながらも、夜空を見上げ12月になったらアイソン彗星が見えるかなあと期待していたのだ。
NASAによると、29日未明、太陽に最接近する際に太陽の熱によってバラバラに崩壊し蒸発したとみられるそうだ。
彗星の本体は主成分が氷で砂などが付いた「汚れた雪だるま」と言われることから、太陽に近づきすぎて蒸発してしまうことも当然だったかもしれない。
アイソン彗星に絡んで、いろんな商戦も行われていたが、これで全ておじゃんになってしまいそうである。
ただ、まったくなくなってしまったわけではなく、彗星の一部がまだ残っているかもしれないという。
しかし、肉眼で見える可能性は少なく、望遠鏡やカメラでなら映像をとらえる可能性があるかもしれないというので、もう少し様子を見てみたい。

スマホの次を担う「ウェアラブルコンピュータ」

2013-10-07 22:56:31 | サイエンス
スマホの次にブレークするデジタル機器は何だろうということで、次なる主役と目されているのが「ウェアラブル機器」だという。ポケットやかばんに入れて持ち歩くスマホに代わり、常に身に着けて(wear)使用する機器ということから「ウェアラブル機器」と呼ばれるデジタル機器だ。

先日、iPhone5sと5cが発売され、今までよりもより高性能なスマホとなったが、斬新な機能は特になくスマホの概念を覆すほどのものではなかった。毎回、世界をあっと驚かすようなアップルだが、もはやiPhoneはスマホとしての成熟期に入りこれからは守りに入ったとも言える。

グーグルの共同創業者で技術部門担当社長を務めるセルゲイ・ブリン氏は、「下を向いて、のっぺりとしたガラスの画面をこすって歩く姿が、はたして最終形なのだろうか?」と言ったそうだ。グーグルでは、「スマホの次」に位置づけられる製品として、「グーグルグラス」というメガネ型の情報機器を開発しているという。実際に目で見ている風景にコンピュータ情報を重ね合わせ、ウェブ検索やカメラ撮影、通話やチャットといったスマホでできる機能を、完全ハンズフリーで操作できるものだ。

今回は発表がなかったが、アップルでもウェアラブル機器を開発しているという。それは、腕時計型の「iウォッチ」というウェアラブル機器だ。すでに商標登録も済ませ、さまざまな特許も取得していて、発売時期をうかがっているらしい。一方、韓国サムスン電子は、一足先にスマホやタブレットと連携して使う腕時計型の「ギャラクシー・ギア」を発表している。

ただ、これらのウェアラブル機器がスマホの次に来るものとして、爆発的に普及するかは、まだ何とも言えない。ウェアラブルということから常に体のどこかに装着していなければならないといった点で人間が馴染めるかどうかだ。24時間装着しても快適さを保ち、軽量で不快でないものでなくてはならない。また、常に身に装着することで、身体データなどがどこかに送られ、常に管理されてしまうような社会になりかねない危険性を孕んでいる。デジタル機器は、これからも飛躍的に進化していくだろうが、あまりにも便利になりすぎてしまうと人間の退化がますます助長されそうな気もする。新しいものには大いに興味があるのだが、変化が激しすぎて私の頭でもついていけない時代になっていくのだろうか?

今年一番の天体イベントは「アイソン彗星」

2013-08-26 22:37:31 | サイエンス
先日は、流星群の話題もあったが、昨年の「金環日食」に勝るともおとらぬ一大天文イベントが今年の11月から12月にありそうだ。
それは、2012年9月に発見された「アイソン彗星」である。
現在、太陽系のはるか彼方から太陽に向かって接近中で、2013年11月28日(世界時)に太陽に最接近するという。
アイソン彗星は「月くらいの大きさに光る」と考えられていて、近代の天体観測史上で最も明るく見えるとも言われている。
太陽に最接近する前後1ヶ月では、夜明け前の東の空に肉眼ではっきり見えるようになると予想されている。
我々の人生において、こんな彗星を見ることは、2度とはないだろう。
今年最後の一大天文イベントを是非とも楽しみたいものだ。


(アイソン彗星が夜空に見える時の想像図)

今年の「ペルセウス座流星群」は期待できそう

2013-08-02 20:11:24 | サイエンス


「三大流星群」と呼ばれる流星群は、1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」である。
その中でも「ペルセウス座流星群」は毎年8月12日・13日頃を中心に活動する流星群で、今年もその時期が近づいてきた。
特に2013年の「ペルセウス座流星群」は、日本でたいへん条件よく観察できるといわれている。

8月13日の明け方前には、以下のような観察に適した条件が揃うそうだ。
•流星群の活動が極大となる
•放射点の高度が高い
•邪魔な月明かりの影響がない

8月12日・13日といえば、多くの人が盆休みや夏休みとなっているので、
夜更かしをしたり、星のよく見える場所に行きやすく、寒くないので観測するには条件がいい。
また、流星の出現数は50~80個/時程度と予想されているので、晴れていれば誰でも相当数の流星が見られそうである。
夏の夜、夜更かししながら流星群観察もいいものだ。

バルカン星が誕生か?

2013-03-02 21:33:58 | サイエンス
冥王星を回る月の一つが、人気SFドラマ「スター・トレック」にちなんで
「バルカン」と命名される可能性が出てきたそうだ。
天文学者のチームが25日までネットで実施した人気投票の結果によるものだが、
五つある冥王星の月のうち、まだ記号の名前しか付いていない二つが対象で、
約45万票のうち「バルカン」に約17万票が集中し、約10万票の「ケルベロス」を抑えてトップとなったという。
最終的にはチームの提案を受けて国際天文学連合が判断するそうだ。

バルカン星とは、「スター・トレック」の登場人物で高い知性を持つ「ミスター・スポック」の生まれ故郷である。
この投票には、「スター・トレック」で主人公のカーク船長を演じたウィリアム・シャトナーの呼びかけもあったらしい。
それにしても、今更ながらに「スター・トレック」の人気は衰えていないものだ。
私も、テレビで放送された「宇宙大作戦」以来から、この作品の大ファンである。

キャラクター好感度も、カーク船長よりミスター・スポックのほうがいい。
本当に「バルカン星」が命名されたら、より作品への好感度が増すというものである。
国際天文学連合にスター・トレックファンが多くいて、この名前を是非採用してもらいたいものだ。

小惑星「アポフィス」昨日地球に大接近

2013-01-10 23:30:34 | サイエンス
かつて地球衝突の可能性が高いと考えられていた小惑星「アポフィス」が、1月9日に地球に最接近していたそうだ。仮にアポフィスが地球に衝突すると、広島型原爆数万発分の衝撃が加わるとされていた。しかし、幸いなことに計算が誤っていたらしく、当面は衝突の危険性はないという。

それでも次の2029年の最接近時には、人工衛星の軌道よりも(地球に)近づくらしい。アポフィスは直径270メートルの岩の塊で、2036年に実際に地球に衝突する可能性があるそうだ(NASAはその確率を25万分の1と計算している)。というのは、9日の接近で地球の重力がアポフィスの軌道を変化させ、正確に衝突のコースに向かわせるという事態が生じる可能性がわずかながらあるというのだ。

こんな話は、新聞やテレビでは詳しく報道されていないが、実際には多くの小惑星が地球の近くを通り過ぎているそうだ。世界中で、多くの天文学者が宇宙を観測しているはずだが、あまりにも多くて全てを監視できているわけではない。昨年6月に発見された直径約500メートルの小惑星は、地球最接近のわずか数日前に発見されたそうだ。もし、これが地球に衝突するコースをとっていたとしても人類は何の防御もできなかったであろう。幸いこの小惑星は、地球からおよそ540万キロのところを通過しており、地球から月までの距離の約14倍に相当する距離だったため脅威にはならなかったらしい。地球上では、国同士で争っているが、地球の近くの宇宙からとんでもないことが起きる可能性があることも忘れてはならない。

ふたご座流星群13日夜がピーク 

2012-12-11 21:40:44 | サイエンス
今年も、ふたご座流星群のピークが13日夜から14日未明にかけてあるそうだ。
ふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と並ぶ三大流星群の一つで、
流星の数が多く観測しやすいと言われている。
流星群は午後8時ごろから見え始め、真夜中すぎから明け方にかけて増加する。
条件が良ければ1時間で流星が30個ほど観測できるらしい。
特に、今年は月明かりがないので観測には好条件だという。
13日の夜は、寒さ対策をしっかりして寝る前の一時、流星見物をしてみようか。