とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

今日は、金星と木星が大接近

2012-03-14 22:02:22 | サイエンス
今日は、ホワイトデーなんてテレビやラジオで言っていたが、そんな事より注目の天体ショーがあることを忘れるところだった。3月14日(水)は、19時頃西の空で金星と木星が大接近することになっていた。ちょうど午後7時過ぎに外に出たら、確かに西の空に二つの明るい星が並んで輝いていた。これだけはっきりと並んでいたら誰でも判っただろう。

さらに、3月26日(月)には、夕方の西の空で、木星、月、金星が並んで輝くことになっている。この日も天気がよければはっきり確認できるはずだ。忘れないようにしておきたい。

それにしても、今夜は二つも地震があって不気味な感じがする。先ず最初は、午後6時9分ごろ、三陸沖を震源とする地震があり、北海道釧路町や青森県八戸市などで震度4を観測したという。しかも津波が発生するというので東北沿岸部では緊張したことだろう。

そして午後9時5分ごろには、千葉県東方沖を震源とする地震があり、同県銚子市や茨城県神栖市で震度5強だったという。こちらは津波の心配はあまりないようだったが、やはり大きな地震の前触れではないかと思うと気がかりである。

今年の主な天体ショー

2012-01-25 22:39:51 | サイエンス
去年の年末は、見事な皆既月食を見ることができたが、2012年もいろいろ珍しい天体ショーが見られるそうだ。

このところ、南と南西の空に明るい星が輝いている。夜6時ごろに南の空の高いところに見えているのが木星で、南西の低い位置で輝いているのが金星である。この二つの惑星が急接近するのが3月だ。まず3月5日(月)に、夕方の西の空で、月、木星、金星が並んで輝く。そして、3月14日(水)には、19時頃西の空で金星と木星が大接近する。さらに、3月26日(月)には、夕方の西の空で、木星、月、金星が並んで輝く。それぞれ美しく輝いているはずなので、見つけるのは容易いだろう。

そして、もっとも注目されるのが、5月21日(月)の朝に見られる金環日食である。九州南部から四国、近畿、東海、関東と広い範囲で、太陽がリング状に見える金環日食になり、そのほかの地域でも全国で、太陽が大きく欠ける部分日食が見られそうだ。

問題は、当日が晴れているかである。珍しい天体ショーなので、いい天気で観測できるといいものだ。まだ、しばらく先のことだが、近くなればニュースなどで報道されるはずだから、忘れても大丈夫だろう。

また、天体ではないが、今日か明日、北海道でもオーロラが見えるかもしれないという報道もある。オーロラというと、カナダやアラスカなどの北極圏に近いところでしか見ることができない現象だが、北海道でもまれに見られることがあるらしい。今回は、23日に太陽表面で比較的大規模の爆発があり、放出された高エネルギー粒子が地球に向かっているという。そのため地球の磁気が大きく乱れる大磁気嵐になり、北海道でオーロラが見える事になるかもしれないというのだ。ただ、大規模な磁気嵐だとすると、地上では停電になったり、人工衛星がダメージを受けるかもしれないという。オーロラの発生程度で収まっていけばいいのだが…。
 

今日の深夜は、ふたご座流星群がピークに!

2011-12-14 18:51:22 | サイエンス


先日は、素晴らしい皆既月食を見ることができたが、今日の深夜はふたご座流星群がピークになるそうだ。

しばらく前の週間天気予報では、今日の天気は雨模様だったが、いいほうに外れ今夜も天気がいいみたいだ。2011年のふたご座流星群がもっとも流れるとされる極大時刻は、12月15日2時と予想されている。極大予想時刻の前後にも流星は流れるので14日の夜から翌15日の明け方までたくさん見られるチャンスだという。

深夜の2時というとちょっと起きてるのが辛いが、寝る前にしばらく空を眺めることにしよう。願い事を3回も唱えることが出来るかな。

皆既月食、しっかり観測する

2011-12-11 20:53:34 | サイエンス
10日の夜は、満月が地球の影にすっぽりと覆われる「皆既月食」の絶好の観測日和になるということで、夜10時半くらいから寒い空の下でカメラを構えてじっと待っていた。しばらく前まで、月の周りには薄い雲が懸かっていたが、月食が始まった辺りから雲がすっかりなくなり、くっきりと月が見えてきた。

観測場所は、自宅ではなく川崎市内のホテルの駐車場だ。それまでは、横浜の夜景観光に出かけていて、ちょうどホテルに戻ったところで月食が始まっていたのだ。周りでも、月を眺めている人がちらほらいる。三脚にカメラを固定して月の方向にレンズをセットした。欠け始めたのは夜10時前からということで、この時点では三日月になっていた。月の位置がほぼ真上に近い場所だったので、ファインダーを覗くのも大変だ。地面にしゃがみこんでほぼ真上を見る位置になり首が疲れた。

まずは、10時44分頃の様子。


次が10時48分。


寒くなってきて、いったんホテルの部屋に戻り、皆既になった頃もう一度月の様子を見にいった。11時過ぎに月全体が地球の影にすっぽりと覆われて暗くなる「皆既月食」となり、地球の大気の層で屈折した僅かな光を受けてほのかに赤黒く輝く様子が見えていた。

23時15分の様子。


23時16分の様子。


何枚もカメラに撮ったが、やはり天体写真を撮るのは難しい。何故かというと、地球が自転していることを忘れていた。シャッターが開いている僅かな時間の間に、地球の位置が動いているので、月の姿がぶれてしまっている。何枚も撮ったが、全てぶれて二重に写っているのがほとんどだ。露出とかシャッター速度とか、プロならいろいろ考えて調整しているのだろうが、素人が適当にやっているので、残念ながら気に入った写真は一枚もない。きれいな写真は、専門家に任せたほうがいいようだ。でも、ここまできれいな皆既月食を生で見たのは、生まれて初めてだ。この日は、横浜の夜景から天体ショーまで、夜の景色をしっかり楽しんだ。

横浜の夜景は、後日アップすることにする。

明日10日の夜は、注目の皆既月食

2011-12-09 21:42:42 | サイエンス


明日12月10日の夜は、日本全国で皆既月食が観察できそうだ。晴れていれば皆既月食の初めから終わりまで見ることができる。このような好条件の月食は約11年振りであり、次回の条件のいい皆既月食は2018年になってしまう。こんな機会はなかなかないので、是非見ておきたい。幸い明日の天気は、晴れの予想となっておりまさに絶好の観測日和になりそうだ。

月食が見られる方向は、南の空のオリオン座の上辺りだ。午後9時45分に月の左側から欠け始め、午後11時5分にすっぽりと地球の影に隠れてしまい、その状態はおよそ52分間続くという。時間帯も、深夜というほどではないので眠たい目をこすらずに済む。特に、地球の影にかくれ月の色が赤銅色に変わっていく様子は神秘的だといわれている。

明日の夜は、カメラを出して神秘的な月の姿を撮ってみるつもりだ。

スパコン:1秒に1京回の計算速度達成

2011-11-02 21:12:51 | サイエンス
理化学研究所と富士通が共同開発している演算速度世界一のスーパーコンピューター「京」が、開発目標としていた1秒間に1京回(京は1兆の1万倍)の計算速度を達成したそうだ。今年6月に世界最速となった同8162兆回を上回る性能で、まさにダントツの演算速度を更新したわけである。

今年6月に発表されたスパコンの世界ランキングでは、日本の「京」がアメリカや中国に奪われていた首位の座を7年ぶりに取り返した。蓮舫さんの「2位じゃダメなんでしょうか」発言で、ひときわ脚光を浴びて世間の注目を浴びたスパコンだが、やはり1位をとったというニュースは日本人に元気を与えてくれた。当時のベスト5は以下のとおりだ。

1位 日本 京 8162兆回/秒
2位 中国 天河1A号 2566兆回/秒
3位 アメリカ ジャガー 1759兆回/秒
4位 中国 星雲 1271兆回/秒
5位 日本 TSUBAME2.0 1192兆回/秒

これだけ見ても、「京」の演算速度がダントツであることがわかる。そして、今回はそれを上回る1京回/秒だという。ただ、これも開発途中で完成は来年6月だという。本格運用は来年11月なので、その時点では更に高速になることであろう。完成すれば、地震や津波のシミュレーション、創薬などの分野ではばひろく利用が見込まれているそうだ。これで、日本の科学技術の飛躍が更に見込まれそうである。

因みに、このスパコン「京」は、神戸市中央区のポートアイランドにある理化学研究所「高度計算科学研究支援センター」に設置されている。今度の神戸マラソンのゴール地点からほんの目と鼻の先だ。理化学研究所前の駅名も「京コンピュータ前」とついているくらいだ。マラソンゴール後にできれば近くまで行ってみたいと思っている。

来年は「宇宙観光時代」の幕開けか

2011-10-19 21:53:32 | サイエンス


宇宙観光旅行の発着点となる宇宙港「スペースポートアメリカ」が米ニューメキシコ州に完成し、記念式典が17日(日本時間18日)行なわれたそうだ。全長3キロ以上の滑走路や、先進的なデザインのターミナルビルを備えており、まさに宇宙旅行に旅立つという気分が高まりそうな施設である。

事業主体は英国ヴァージン・グループで、宇宙旅行事業を手がける「ヴァージンギャラクティック」社の宇宙旅客機「スペースシップ2」で約2時間の飛行が体験できる“宇宙ツアー”を、早ければ来年から実施するという。ただし、旅行代金は1人約20万ドル(約1540万円)と高額である。いよいよ、民間人レベルでの宇宙旅行が幕開けになるということで、SFでしか想像できなかったことが実現できる時代になったのである。

既に、この宇宙ツアーへは日本人約11人を含め世界で450人以上が予約済みだという。今の所はお金持ちがほとんどのようであるが、ヴァージン社は将来、現状の90%オフとなる2万ドル(約154万円)までの費用値下げも計画しているそうだ。一般人にとっても、宇宙旅行がより身近になる日が近付いてきているといえる。

「スペースシップ2」は庶民に手が届く金額ではないが、その約半額の「760万円」という宇宙旅行も計画されている。それがエックスコア・エアロスペース社の準周回軌道宇宙船「リンクス」である。リンクスは後部に液体推進剤のロケットエンジンを持つ、ビジネス機くらいの大きさの無尾翼機で、パイロット1名と乗客1名を乗せられ、1回の飛行料金は約760万円。最大到達高度は大気圏と宇宙との境界の100キロメートルで、4分間前後の無重力が味わえるというものだ。

いずれも、特別な訓練を受けることなく、比較的簡単に乗船できるらしい。他の惑星にまで移動できるのは、まだまだ遠い未来の話だろうが、とりあえず宇宙空間に飛び出して、無重力状態を体験し青い地球を見ることは民間人でも可能になったという事である。生きているうちに、是非体験してみたいものである。

ぺテルギウスの超新星爆発

2011-10-05 22:02:38 | サイエンス
見切り発車さんからの情報によると、冬の夜空に輝くオリオン座の肩に位置する赤い巨星ベテルギウスが2012年に星の最後をむかえ超新星爆発するかもしれないとのことだった。全然知らなかったので、どんな事なのか調べてみた。

ベテルギウスは、地球から640光年の彼方にあり、直径が太陽の1000倍という、とてつもなく大きな星だ。オーストラリアの研究者によると、そのベテルギウスが、2012年に星の最後をむかえ超新星爆発し、地球にとって2つ目の太陽となる可能性があるというのである。あんまりテレビや新聞で報道していなかったので、実際は大したことではないかもしれない。

ただ、いろんな観測データによると、ベテルギウスは現在急速に収縮中であり、ここ15年で大きさが15%縮んだという報告があり、2010年には、NASAがベテルギウスの表面が変形している写真を公開しているという。そして、ベテルギウス爆発の前触れが各地で観測されており、いつ超新星爆発をしてもおかしくない状態なのだそうだ。ただ、地球から見えるベテルギウスは640年前の姿なので、実際のベテルギウスはすでに爆発している可能性もあるという。

もし超新星爆発が起きたら「少なくとも2週間は2つの太陽が見られることとなり、そしてその間、夜はなくなるというだろう」という驚きの科学者の話もある。この現象は、早ければ2012年までに見られる可能性があるかもしれないし、あるいは何十年、何百年先かもしれない。まだまだ不明な事だらけで、本当に2012年にベテルギウスが爆発するかどうかは、断言できないそうだが、「必ず近い将来爆発する」という点では、科学者の間で意見が一致しているそうだ。

ただ、実際にこんな天体ショーが起きたら地球はどうなってしまうのだろう。生きているうちに見たい気もするが、それが人生最後になってしまうことも考えられる。見たいけど見たくないような驚きの情報だった。

ニュートリノは光より速い?

2011-09-29 23:13:22 | サイエンス
しばらく前のニュースで、素粒子ニュートリノの速度が高速より速いことが実験で見出せたという話があった。アインシュタインの相対性理論に沿えば、物質は真空では光より速く移動することができないとされており、これが事実なら物理学の常識といわれている相対性理論を覆すことになる。

実験では、スイスの欧州合同原子核研究機構(European Centre for Nuclear Research、CERN)から730キロ先にあるイタリアのグランサッソ国立研究所(Gran Sasso Laboratory)へ、数十億のニュートリノ粒子を発射した。その時の、光の到達時間は2.3ミリ秒だったが、ニュートリノの到達はそれよりも60ナノ秒ほど早かった(誤差は10ナノ秒以下)。ニュートリノの速度は毎秒30万6キロで、光速より毎秒6キロ速いという結果だったそうだ。

それにしても、光の到達時間が2.3ミリ秒というのは想像もつかないほど短い時間だが、ニュートリノが60ナノ秒速いというのも、なんだか実感が湧かないほど短い時間だ。人間の感覚では、まったく感知できない世界だが、精密な測定でこんな短い時間の測定もできるようになったと思うとすごいものだ。

ただ、この発見は物理学の世界では簡単に受け入れられそうにないし、測定誤差がまったくないとは言い切れない。この研究を行なったチームは、結果を公表することで、世界中の物理学者らに精査してもらおうという意図があるそうだ。最終的に、この結果が世界中で確認できれば、物理学の常識を根本的に覆す画期的な発見になるという。

そして、光より速い物質があることが判れば、夢物語とされていたタイムマシンも夢ではなくなるかもしれないという。SFの世界だけの話だったタイムマシンが可能になるかもしれないというだけで、ワクワクするニュースであった。

「イカロス」君は、しっかり働いていた

2011-01-30 22:15:10 | サイエンス
金星探査機「あかつき」が金星周回軌道投入に失敗した翌日の昨年12月8日、宇宙ヨット「イカロス」が金星から約8万キロの距離まで最接近し、撮影に成功していたそうだ。26日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「イカロス」が撮影した金星の画像を公開した。

写真には、三日月状に輝く金星と、太陽電池を載せた帆や帆綱が写っている。JAXAは「SF(空想科学小説)と思われた宇宙ヨットが金星に到達した証拠」と説明している。この写真は、たしかにSF雑誌で見たことあるようなイメージだ。

イカロスは14メートル四方の樹脂膜を広げ、太陽光のわずかな圧力を受けて進む。膜面の液晶装置で光の反射率を部分的に変えることで帆の向きを変え、かじを切ったり加減速にも成功。既に約5億キロを航行し、膜上の装置で宇宙空間のちりの分布を明らかにする観測を続けているという。はるか彼方の宇宙でしっかり働いているのである。

「あかつき」は残念だったけど、「イカロス」がしっかり働いていることを知って、まだまだ日本の宇宙開発技術は捨てたものじゃないなと思った。