7:50。8合目に到着する。

もう周りには木がなく、赤茶けた土と岩、そしてメアカンフスマなどのたくましい高山植物しかない。

8:10。9合目を通過。あと僅かだ。

9合目から少し上がると、ロープの先に大きな火口が見えてきた。これが、ポンマチネシリの火口だ。茶色い水溜りがあり、これが赤沼と呼ばれている。昔の噴火口跡らしい。

噴煙が上がっているのも見える。

岩の隙間からも噴気が上がっている。今までと打って変わったすさまじい光景に声を失う。ゴーゴーと噴気の音が聞こえる。

8:20。雌阿寒岳(ポンマチネシリ)山頂1499mに到着する。ここで、山の名前の解説をしておく。日本百名山で阿寒岳と呼んでいるのは雌阿寒岳の事である。そして、雌阿寒岳は、中マチネシリ・南岳・東岳・コブ山・剣ヶ峰・西山・北山・ポンマチネシリ・阿寒富士で構成される火山群の総称だ。マチネシリとはアイヌ語で「女の山」を意味するという。今回、雌阿寒岳の主峰であるポンマチネシリの山頂に立ったことで百名山84座目の達成である。

山頂の北東側には、中マチネシリの火口、剣ヶ峰が見える。こちらも凄い眺めだ。そして、その奥にはマリモで有名な阿寒湖と端正な形の雄阿寒岳も見える。まさに絶景だ。

頂上から少し下ると、青沼と阿寒富士が見える。

青沼をズームアップしたところ。

ポンマチネシリの火口をもう一度覗いてみる。

時間に余裕があれば、阿寒富士に登ってからオンネトーに下ることもできたのだが、午後の飛行機の便に間に合わなくなってしまうので、そのままもと来た道を下山する。

下山途中にもう一度オンネトーを見てみると、日が当たり、朝よりも美しいエメラルドグリーンに変わっていた。

2合目あたりで、シャクナゲを見つける。登った時は咲いていなかったはずだ。

10:20。無事登山口に到着する。

ポンマチネシリ山頂付近では見られなかったが、なんと野中温泉の庭にコマクサが咲いていた。


野中温泉の駐車場に戻り、温泉に入ってから帰ることにした。まず内風呂であるが、ここの浴槽は釘を一本も使わない総アカエゾマツ造りである。硫化水素泉であることから金属がすぐ錆びてしまうことによるものだ。シャンプー、石鹸などはなく、洗い場もないので、浴槽からお湯をすくうか、水で湯を温くして体にかけるしかない。まさに昔ながらの湯治場といった雰囲気である。温泉成分の殺菌力が強く、石鹸などなくてもお湯を体に浴びるだけでヌメリが取れてしまうようだ。

内風呂の先に露天風呂があり、ご主人手造りの岩風呂だという。男性用は、開放感あふれる露天風呂で、内風呂よりは温めだ。屋根のあるほうが女性用の露天風呂で、一応簡単な仕切りが付いている。

11:00。温泉に入ってさっぱりした後、女満別空港へと向かう。12:30ころには女満別空港に到着し、帰りの飛行機にも予定通り乗れて帰路についた。北海道の山は、利尻・礼文に続いて2回目となったが、やはりスケールが大きく自然が豊かであるということが最大の魅力である。来年も、北海道の山に登りたいという気持ちが一層深まってきた。

もう周りには木がなく、赤茶けた土と岩、そしてメアカンフスマなどのたくましい高山植物しかない。

8:10。9合目を通過。あと僅かだ。

9合目から少し上がると、ロープの先に大きな火口が見えてきた。これが、ポンマチネシリの火口だ。茶色い水溜りがあり、これが赤沼と呼ばれている。昔の噴火口跡らしい。

噴煙が上がっているのも見える。

岩の隙間からも噴気が上がっている。今までと打って変わったすさまじい光景に声を失う。ゴーゴーと噴気の音が聞こえる。

8:20。雌阿寒岳(ポンマチネシリ)山頂1499mに到着する。ここで、山の名前の解説をしておく。日本百名山で阿寒岳と呼んでいるのは雌阿寒岳の事である。そして、雌阿寒岳は、中マチネシリ・南岳・東岳・コブ山・剣ヶ峰・西山・北山・ポンマチネシリ・阿寒富士で構成される火山群の総称だ。マチネシリとはアイヌ語で「女の山」を意味するという。今回、雌阿寒岳の主峰であるポンマチネシリの山頂に立ったことで百名山84座目の達成である。

山頂の北東側には、中マチネシリの火口、剣ヶ峰が見える。こちらも凄い眺めだ。そして、その奥にはマリモで有名な阿寒湖と端正な形の雄阿寒岳も見える。まさに絶景だ。

頂上から少し下ると、青沼と阿寒富士が見える。

青沼をズームアップしたところ。

ポンマチネシリの火口をもう一度覗いてみる。

時間に余裕があれば、阿寒富士に登ってからオンネトーに下ることもできたのだが、午後の飛行機の便に間に合わなくなってしまうので、そのままもと来た道を下山する。

下山途中にもう一度オンネトーを見てみると、日が当たり、朝よりも美しいエメラルドグリーンに変わっていた。

2合目あたりで、シャクナゲを見つける。登った時は咲いていなかったはずだ。

10:20。無事登山口に到着する。

ポンマチネシリ山頂付近では見られなかったが、なんと野中温泉の庭にコマクサが咲いていた。


野中温泉の駐車場に戻り、温泉に入ってから帰ることにした。まず内風呂であるが、ここの浴槽は釘を一本も使わない総アカエゾマツ造りである。硫化水素泉であることから金属がすぐ錆びてしまうことによるものだ。シャンプー、石鹸などはなく、洗い場もないので、浴槽からお湯をすくうか、水で湯を温くして体にかけるしかない。まさに昔ながらの湯治場といった雰囲気である。温泉成分の殺菌力が強く、石鹸などなくてもお湯を体に浴びるだけでヌメリが取れてしまうようだ。

内風呂の先に露天風呂があり、ご主人手造りの岩風呂だという。男性用は、開放感あふれる露天風呂で、内風呂よりは温めだ。屋根のあるほうが女性用の露天風呂で、一応簡単な仕切りが付いている。

11:00。温泉に入ってさっぱりした後、女満別空港へと向かう。12:30ころには女満別空港に到着し、帰りの飛行機にも予定通り乗れて帰路についた。北海道の山は、利尻・礼文に続いて2回目となったが、やはりスケールが大きく自然が豊かであるということが最大の魅力である。来年も、北海道の山に登りたいという気持ちが一層深まってきた。