昨年の秋、京都一周トレイルは全て完踏したのだが、新たにできた京北コースを歩いてみたくなり、今回と来年の春にかけての2回で一周する事にした。京都駅からバスで1時間の自然豊かな京北地域を一周する全長約48.7kmのコースだ。
朝8:30。京都駅から西日本JRバスで細野口まで向かう。細野口から少し歩くと、京北コースの起点・終点である細野①だ。元細野小学校の敷地内を抜けていく。
国道を横断した先に②番の標柱がある。
赤い橋を渡ると、「滝又の滝」入り口だ。
大きな岩の上には、小さな石を積み上げたケルンがいくつもある。
その後も何度か赤い橋を渡る。
さらに進んで行くと、突然石畳の道となり、その先には凱旋門のような石門が現れた。石門には滝又の石佛と記されている。
石畳を進むと、崖の下をくりぬき、穴の中に石佛がずらっと立ち並んでいる。
石佛は何十体もあり、よくもまあこれだけのものを作ったのかと思わせる数だ。何やら怪しげな宗教団体の敷地に迷い込んだ気分になった。
石佛は滝又の滝への分岐からさらに奥にも続いていたようだが、あまり深入りしていくのもどうかと思い、そのまま滝又の滝方面に向かう。滝又の滝は三段の滝で、落差は約20メートル。織田信長の甥である十界因果居士はここで滝行を行い、滝又の滝と命名したとされる。
滝又の滝からは、京北コースは続いておらず、一旦引き返したところに、山を登る道があり、そこから先に進む。
伏見坂を下り、徐々に登っていくと茶吞峠に到着する。茶吞峠には、丸彫り地蔵菩薩が祀られている。
京北コースのマップでは、茶吞峠から竜ヶ坂峠まで緩やかな道を登っていくようになっていたが、あまりにも遠回りして天童山に行くようになっていたので、時間の短縮の為、天童山への直登コースに進む。ただ、あまりにもキツイ登りで、四つん這いになって進まなければならないほどの急坂だった。
脹脛がパンパンになるほどのキツイ坂道を登り、40分ほどで天童山775mに到着する。
天童山からは、本来の京北コースのルートを辿り、パラグライダー離陸場に着いた。目の前は展望が開け、パラグライダーの離陸には格好の場所だ。
パラグライダー離陸場の横を下っていく。
落ち葉が敷き詰められた緩やかな道を下っていく。
鳴野堂の二石仏。右が大日如来、左が地蔵菩薩。この道は「小浜街道」「京街道」として昔は旅人の往来で賑わい、茶店も在ったという。
杉林の中を進んで行くと、賀茂神社があった。京北コースから少しコースを外れて、参道を進んで行くと神秘的な雰囲気を漂わせている社殿が現れた。神社は千年以上前、三条天皇の勅願により創立された。言い伝えによると1579年に戦国武将・明智光秀の手により兵火にさらされたが、1612年に再び造営された。現在の社殿は1783年に造られ、貴船、熊野、日吉神社が合祀されているという。
最近は、この賀茂神社が「パワースポット」として注目を集めていて、賀茂神社の社殿前から見た参道が、インターネット上では「異世界の入り口のよう」と話題になっているそうだ。
害獣除けの柵を通り抜ける。
桂川沿いの道を進む。
桂川の川原の中を通り抜ける。
常照皇寺の前を通り抜ける。入り口には大きな桜の木が見えるが、この時期だから枯木状態だ。
山陵橋を渡る。
井戸のバス停から京北コースを外れ、京北山国の家に向かう。京北山国の家は、小学校の跡地を利用した野外活動施設だ。
京北山国の家は、素泊まりのみなので、食事は各自持ち寄った食材で自炊だ。
食後は、使った食器は全員で洗い、後片付けもしっかり行う。
食堂で暫し団らんの後、かつての教室だった部屋に戻り就寝する。
参考1.1日目の高低図&コースタイム
参考2.1日目のコースマップ
「2021京都トレイル 第1回京北コース:2日目(京北山国の家~おーらい黒田屋)」に続く。
朝8:30。京都駅から西日本JRバスで細野口まで向かう。細野口から少し歩くと、京北コースの起点・終点である細野①だ。元細野小学校の敷地内を抜けていく。
国道を横断した先に②番の標柱がある。
赤い橋を渡ると、「滝又の滝」入り口だ。
大きな岩の上には、小さな石を積み上げたケルンがいくつもある。
その後も何度か赤い橋を渡る。
さらに進んで行くと、突然石畳の道となり、その先には凱旋門のような石門が現れた。石門には滝又の石佛と記されている。
石畳を進むと、崖の下をくりぬき、穴の中に石佛がずらっと立ち並んでいる。
石佛は何十体もあり、よくもまあこれだけのものを作ったのかと思わせる数だ。何やら怪しげな宗教団体の敷地に迷い込んだ気分になった。
石佛は滝又の滝への分岐からさらに奥にも続いていたようだが、あまり深入りしていくのもどうかと思い、そのまま滝又の滝方面に向かう。滝又の滝は三段の滝で、落差は約20メートル。織田信長の甥である十界因果居士はここで滝行を行い、滝又の滝と命名したとされる。
滝又の滝からは、京北コースは続いておらず、一旦引き返したところに、山を登る道があり、そこから先に進む。
伏見坂を下り、徐々に登っていくと茶吞峠に到着する。茶吞峠には、丸彫り地蔵菩薩が祀られている。
京北コースのマップでは、茶吞峠から竜ヶ坂峠まで緩やかな道を登っていくようになっていたが、あまりにも遠回りして天童山に行くようになっていたので、時間の短縮の為、天童山への直登コースに進む。ただ、あまりにもキツイ登りで、四つん這いになって進まなければならないほどの急坂だった。
脹脛がパンパンになるほどのキツイ坂道を登り、40分ほどで天童山775mに到着する。
天童山からは、本来の京北コースのルートを辿り、パラグライダー離陸場に着いた。目の前は展望が開け、パラグライダーの離陸には格好の場所だ。
パラグライダー離陸場の横を下っていく。
落ち葉が敷き詰められた緩やかな道を下っていく。
鳴野堂の二石仏。右が大日如来、左が地蔵菩薩。この道は「小浜街道」「京街道」として昔は旅人の往来で賑わい、茶店も在ったという。
杉林の中を進んで行くと、賀茂神社があった。京北コースから少しコースを外れて、参道を進んで行くと神秘的な雰囲気を漂わせている社殿が現れた。神社は千年以上前、三条天皇の勅願により創立された。言い伝えによると1579年に戦国武将・明智光秀の手により兵火にさらされたが、1612年に再び造営された。現在の社殿は1783年に造られ、貴船、熊野、日吉神社が合祀されているという。
最近は、この賀茂神社が「パワースポット」として注目を集めていて、賀茂神社の社殿前から見た参道が、インターネット上では「異世界の入り口のよう」と話題になっているそうだ。
害獣除けの柵を通り抜ける。
桂川沿いの道を進む。
桂川の川原の中を通り抜ける。
常照皇寺の前を通り抜ける。入り口には大きな桜の木が見えるが、この時期だから枯木状態だ。
山陵橋を渡る。
井戸のバス停から京北コースを外れ、京北山国の家に向かう。京北山国の家は、小学校の跡地を利用した野外活動施設だ。
京北山国の家は、素泊まりのみなので、食事は各自持ち寄った食材で自炊だ。
食後は、使った食器は全員で洗い、後片付けもしっかり行う。
食堂で暫し団らんの後、かつての教室だった部屋に戻り就寝する。
参考1.1日目の高低図&コースタイム
参考2.1日目のコースマップ
「2021京都トレイル 第1回京北コース:2日目(京北山国の家~おーらい黒田屋)」に続く。