20~22日にかけて飯豊連峰の杁差岳に登ってきた。昨年計画したが、天候が悪く中止したので再度の挑戦であった。朳差岳は、新潟県岩船郡関川村にある飯豊連峰北部の山である。標高1,636.4m。日本二百名山の一つで、山頂付近はハクサンイチゲやニッコウキスゲ、マツムシソウなどの高山植物が見られる。
まずは、胎内市の奥胎内ヒュッテに前泊する。夕食を付けてもらったが、翌日の朝は早いのでおにぎりを作ってもらう。5時半に奥胎内ヒュッテ前の乗り場から胎内市が運行する登山タクシーに乗車。メンバーは6人だったが、ジャンボタクシーなので他の客を含めてギリギリで全員乗車できた。
足ノ松尾根登山口までは10分ほどの乗車だが、歩けば1時間もかかるので、大いに助かる。足ノ松登山口は標高470mなので、これから1200mほどの標高差を登らなくてはならない。
すぐに急登となり、岩と木の根がミックスした登山道となり、非常に歩きにくい。
大きな岩を乗り越えて行く場所もあり、姫子の峰、英三ノ峰などいくつかの峰を越えて進んでいく。
とりあえず、広い場所まで出るとひと休み。
イチジ峰1265mに到着。
西ノ峰1525mに到着。杁差岳への分岐となる大石山まであと少しだ。
大石山1562mに到着。ここからは、杁差岳へのピストンとなるので重い荷物を藪の中に置いて軽荷で山頂アタックとする。
鉾立峰1572mに到着する。
途中にある大きな鉾立峰のピークを乗り越え、たおやかな稜線に出ると、霧の中に杁差岳避難小屋が見えてきた。
小屋から数分で杁差岳山頂1636mに到着する。杁差岳の山名の由来は、農具の一種の「えぶり」(柄振・朳)を担いだ人の姿をした雪形が田植えの頃に現れることだという。残念なことに展望は全く無く、山頂記念写真のみ撮って早々に下山する。
杁差岳避難小屋荷は誰もいなく、お昼も過ぎていたので、小屋の中で昼食を済ます。
山頂に行くまでは、ただ進むだけであったが、帰りは、登山道に咲き誇る花々を撮りながら進む。まずは、ハクサンフウロ。
ニッコウキスゲが周りには群生している。
クルマユリ。
マツムシソウ。
タカネナデシコ。
アザミ。
他にもトラノオ等も見ながら進むと、目の前に鉾立峰の大きな山塊が見えてきた。
行くときは、ガスが立ちこめ、まったく姿が見えなかった鉾立峰だが、これだけ姿がはっきり見えると、登るのがイヤになってくる。
何とか鉾立峰を乗り越えると、草原の中でひと休み。視界も広がってきて絶景が広がる。
大石山に戻り、再び重い荷物を背負い、この日の目的地となる頼母木山避難小屋を目指して歩き出す。
前方の山のガスが次第に取れてくると、三角屋根の小屋がわずかに見えてきた。
このあたりからは、雲が高くなり、飯豊連峰らしいたおやかな稜線上の草原が広がり、急登を越えてきてよかったと思わせてくれる。
15時過ぎ、頼母木山避難小屋に到着する。この小屋は、水が豊富で、まさに飯豊のオアシスだ。水槽には冷えたビールが何本も浮かんでいる。
まずは、ベンチに腰掛け、冷えたビールで乾杯する。
この日の宿泊者は、我々だけらしく、貸し切り状態だった。
落ち着いてから、この日登ってきた山々を眺めると、鉾立峰と杁差岳がくっきり見えていた。
夕方には、日本海に沈む夕陽と街並みが見えていた。
参考1.1日目の高低図&コースタイム
参考2.1日目のコースマップ
「2024飯豊連峰・杁差岳(えぶりさしだけ):2日目」に続く。
まずは、胎内市の奥胎内ヒュッテに前泊する。夕食を付けてもらったが、翌日の朝は早いのでおにぎりを作ってもらう。5時半に奥胎内ヒュッテ前の乗り場から胎内市が運行する登山タクシーに乗車。メンバーは6人だったが、ジャンボタクシーなので他の客を含めてギリギリで全員乗車できた。
足ノ松尾根登山口までは10分ほどの乗車だが、歩けば1時間もかかるので、大いに助かる。足ノ松登山口は標高470mなので、これから1200mほどの標高差を登らなくてはならない。
すぐに急登となり、岩と木の根がミックスした登山道となり、非常に歩きにくい。
大きな岩を乗り越えて行く場所もあり、姫子の峰、英三ノ峰などいくつかの峰を越えて進んでいく。
とりあえず、広い場所まで出るとひと休み。
イチジ峰1265mに到着。
西ノ峰1525mに到着。杁差岳への分岐となる大石山まであと少しだ。
大石山1562mに到着。ここからは、杁差岳へのピストンとなるので重い荷物を藪の中に置いて軽荷で山頂アタックとする。
鉾立峰1572mに到着する。
途中にある大きな鉾立峰のピークを乗り越え、たおやかな稜線に出ると、霧の中に杁差岳避難小屋が見えてきた。
小屋から数分で杁差岳山頂1636mに到着する。杁差岳の山名の由来は、農具の一種の「えぶり」(柄振・朳)を担いだ人の姿をした雪形が田植えの頃に現れることだという。残念なことに展望は全く無く、山頂記念写真のみ撮って早々に下山する。
杁差岳避難小屋荷は誰もいなく、お昼も過ぎていたので、小屋の中で昼食を済ます。
山頂に行くまでは、ただ進むだけであったが、帰りは、登山道に咲き誇る花々を撮りながら進む。まずは、ハクサンフウロ。
ニッコウキスゲが周りには群生している。
クルマユリ。
マツムシソウ。
タカネナデシコ。
アザミ。
他にもトラノオ等も見ながら進むと、目の前に鉾立峰の大きな山塊が見えてきた。
行くときは、ガスが立ちこめ、まったく姿が見えなかった鉾立峰だが、これだけ姿がはっきり見えると、登るのがイヤになってくる。
何とか鉾立峰を乗り越えると、草原の中でひと休み。視界も広がってきて絶景が広がる。
大石山に戻り、再び重い荷物を背負い、この日の目的地となる頼母木山避難小屋を目指して歩き出す。
前方の山のガスが次第に取れてくると、三角屋根の小屋がわずかに見えてきた。
このあたりからは、雲が高くなり、飯豊連峰らしいたおやかな稜線上の草原が広がり、急登を越えてきてよかったと思わせてくれる。
15時過ぎ、頼母木山避難小屋に到着する。この小屋は、水が豊富で、まさに飯豊のオアシスだ。水槽には冷えたビールが何本も浮かんでいる。
まずは、ベンチに腰掛け、冷えたビールで乾杯する。
この日の宿泊者は、我々だけらしく、貸し切り状態だった。
落ち着いてから、この日登ってきた山々を眺めると、鉾立峰と杁差岳がくっきり見えていた。
夕方には、日本海に沈む夕陽と街並みが見えていた。
参考1.1日目の高低図&コースタイム
参考2.1日目のコースマップ
「2024飯豊連峰・杁差岳(えぶりさしだけ):2日目」に続く。