最終日は、早朝に宿を出て別府市内に向かう。大分県と言えば、観光の王道は別府だ。まずは、4年前コロナ禍で入園できなかった高崎山自然動物園に行く。
高崎山自然動物園には、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」の駐車場から、国道10号にかかる陸橋を渡っていく。
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陸橋の下は、片側2車線の国道10号が通っており、交通量は激しい。
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陸橋を渡りきったところに、階段とエレベーターがあり、高崎山自然動物園の入園受付に行ける。
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高崎山のサルの餌付けは、高崎山山麓の万寿寺別院の境内である。まずは、小型モノレール「さるっこレール」で餌付け場に向かう。モノレールを降りると、すぐ目の前に、多数のサルが我が物顔に歩き回っている。
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サルへの餌付けは、30分に1回行われるとあって、もうじきその時間になるとあって、係員の周りには、多くのサルが集まってきていた。
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餌の小麦を撒き始めると、一斉にサルが集まり始め、その勢いはものすごい。
地面に落ちた餌を一つ一つ摘まみだしている様子が可愛い。
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高崎山のサルは、野生で国の天然記念物に指定されている。終戦直後には200頭程度にまで増えて農作物への被害が深刻となったため、狩猟などによるニホンザルの駆除が試みられたが失敗する。これを耳にした当時の大分市長が、駆除に代えて餌付けし観光資源として利用しようとしたのが高崎山自然動物園の始まりだという。
高崎山自然動物園を後にすると、次に向かったのは、有名な地獄巡りだ。大分県別府市に位置する鉄輪・亀川の地獄地帯は、1000年以上も前より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していて、近寄ることもできない忌み嫌われた土地だったそうだが、明治時代に遊覧施設を整え入場料を徴収したことをきっかけに、観光としての「地獄めぐり」が始まったという。
別府地獄めぐりのスタートは「海地獄」。約1300年前、鶴見岳の噴火によって誕生したといわれている。
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コバルトブルーの池は地獄とは思えないほど美しいが、泉温は98度で深さは200mもあり、まさに地獄。海地獄は国指定名勝でもあり、敷地内は自然に囲まれた庭園が広がり、季節に応じた色とりどりの景色を楽しめ外国の観光客が多かった。
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2番目に向かったのは、鬼石坊主地獄。
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灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれるようになったという。ポコポコと音を立てながら沸騰する様子は、つい見入ってしまう。
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かまど地獄は、1〜6丁目まで6つの地獄がありバラエティ豊かな地獄だ。
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気温や天候によって色がかわる地獄がある。
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線香の煙を浴びせると、白煙が発生する様子をスタッフが実演してくれる。
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鬼が出迎えてくれるのは鬼山地獄だ。
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鬼山地獄は別名「ワニ地獄」とも呼ばれており、その名の通り沢山のワニが飼育されている。1923年、日本で初めて温泉を利用したワニの飼育施設である。ただ、ほとんど微動ともしないワニを見ても面白くない。
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5番目の地獄は白池地獄。
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落ち着いた雰囲気で、美しい日本庭園の作りになっているのが大きな特徴。また温泉蒸気熱を利用した熱帯魚館も併設され、その中には生きた化石と言われるピラルクやピラニアなど、珍しい魚がいる。
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約1億年間ほとんど姿が変わっていないと考えられているため、「生きた化石」と呼ばれているピラルクの剥製。
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6番目、7番目の地獄は3キロほど離れているので、車で移動する。
日本最古の天然地獄として知られている血の池地獄は、赤く染まったドロドロ熱泥が迫力満点だ。
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血の池軟膏売り場左手の階段を登ると血の池地獄を一望できる撮影スポットがある。
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最後は国指定名勝の龍巻地獄。ほかの地獄と違い間欠泉の地獄となる。世界でも間欠泉の温泉はあるが、龍巻地獄は噴出周期が短いことが特徴。一定の周期で噴出しており、屋根が取り付けられているが、この屋根がなければ約30mも吹き上がるという。
別府の地獄は、地獄組合という団体に加盟している7ヶ所の地獄が一般的であるが、加盟していないフリーの地獄もあるらしい。
時間的に余裕があったので、鉄輪温泉の少しはずれの高台にある眺望絶景スポットにある貴船城に立ち寄る。鎮西八郎為朝(源為朝。源頼朝、義経兄弟の叔父)が平安時代末期に砦を作ったと言われ、その為朝の砦を思い復元したお城だそうだ。
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城内に入ると、代々飼われた大白蛇金白龍王(きんぱくりゅうおう)に触ることができる(撮影禁止)。白蛇に触ると金運がゲットできるという。また、お城の中には歌川広重の東海道五拾三次浮世絵が55枚揃った展示や2階には狩野探幽の屏風絵など江戸時代の様々な物が展示されている。
お城の庭からも絶景だが、3階の天守閣からの眺めは四方見渡せ、鉄輪温泉の湯けむりや別府湾が間近に見えて素晴らしい。
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別府観光の最後は、やはり温泉だ。100%源泉かけ流しで、創業大正11(1922)年の100年続く温泉施設「ひょうたん温泉」で、男女別の内風呂や露天風呂、蒸し湯、瀧湯、浴衣を着て利用する砂湯などバラエティに富んだ風呂を楽しみ帰路についた。
高崎山自然動物園には、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」の駐車場から、国道10号にかかる陸橋を渡っていく。
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陸橋を渡りきったところに、階段とエレベーターがあり、高崎山自然動物園の入園受付に行ける。
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高崎山のサルの餌付けは、高崎山山麓の万寿寺別院の境内である。まずは、小型モノレール「さるっこレール」で餌付け場に向かう。モノレールを降りると、すぐ目の前に、多数のサルが我が物顔に歩き回っている。
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サルへの餌付けは、30分に1回行われるとあって、もうじきその時間になるとあって、係員の周りには、多くのサルが集まってきていた。
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餌の小麦を撒き始めると、一斉にサルが集まり始め、その勢いはものすごい。
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高崎山のサルは、野生で国の天然記念物に指定されている。終戦直後には200頭程度にまで増えて農作物への被害が深刻となったため、狩猟などによるニホンザルの駆除が試みられたが失敗する。これを耳にした当時の大分市長が、駆除に代えて餌付けし観光資源として利用しようとしたのが高崎山自然動物園の始まりだという。
高崎山自然動物園を後にすると、次に向かったのは、有名な地獄巡りだ。大分県別府市に位置する鉄輪・亀川の地獄地帯は、1000年以上も前より噴気・熱泥・熱湯などが噴出していて、近寄ることもできない忌み嫌われた土地だったそうだが、明治時代に遊覧施設を整え入場料を徴収したことをきっかけに、観光としての「地獄めぐり」が始まったという。
別府地獄めぐりのスタートは「海地獄」。約1300年前、鶴見岳の噴火によって誕生したといわれている。
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コバルトブルーの池は地獄とは思えないほど美しいが、泉温は98度で深さは200mもあり、まさに地獄。海地獄は国指定名勝でもあり、敷地内は自然に囲まれた庭園が広がり、季節に応じた色とりどりの景色を楽しめ外国の観光客が多かった。
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灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から「鬼石坊主地獄」と呼ばれるようになったという。ポコポコと音を立てながら沸騰する様子は、つい見入ってしまう。
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鬼山地獄は別名「ワニ地獄」とも呼ばれており、その名の通り沢山のワニが飼育されている。1923年、日本で初めて温泉を利用したワニの飼育施設である。ただ、ほとんど微動ともしないワニを見ても面白くない。
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5番目の地獄は白池地獄。
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落ち着いた雰囲気で、美しい日本庭園の作りになっているのが大きな特徴。また温泉蒸気熱を利用した熱帯魚館も併設され、その中には生きた化石と言われるピラルクやピラニアなど、珍しい魚がいる。
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別府の地獄は、地獄組合という団体に加盟している7ヶ所の地獄が一般的であるが、加盟していないフリーの地獄もあるらしい。
時間的に余裕があったので、鉄輪温泉の少しはずれの高台にある眺望絶景スポットにある貴船城に立ち寄る。鎮西八郎為朝(源為朝。源頼朝、義経兄弟の叔父)が平安時代末期に砦を作ったと言われ、その為朝の砦を思い復元したお城だそうだ。
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