森埜こみちさんの新刊です。
驚きました。
何がって、森埜さんが、わんぱく相撲を題材にした作品を書かれたことです。
きっと相撲がお好きなんだと思います。好きじゃなければ、書けない作品ですから。
とてもいいのが、わしやという駄菓子やの店主、元相撲取りのへんくつ親父です。
元力士だったと知り、わしやに「教えてください」と主人公と友人は行くのですが、にべもなく断られます。
でも毎日駄菓子やに通い「ことん」というくじを引いて・・。
相撲大会までのその過程がとてもいいです。
そして「わしや」という駄菓子や。実は森埜さんと私は、幼稚園のクラスメート。
小学校では同じクラスにはなったことがないのですが、同じ地域に住んでいました。
そこにあったんです。わしや という駄菓子やが!
私、一度、おつりを間違っておおくもらってしまい、、返しにいったら「正直でいい子だ」とほめてもらった記憶があります。大事な記憶。
紙石けんとか塗り絵とか、買ったものでした。
佐藤真紀子さんの絵がぴったりで、力強いです。ぜひお読みください。