fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『いちばんわかりやすい俳句歳時記』 (主婦の友社)ー辻桃子・安部元気

2012年06月23日 | 俳句

 俳人の必需品です。 歳時記は、この他『角川大歳時記全5巻』(この春と冬には私の句も載っています)、『カラー図説日本大歳時記全5巻(講談社)』をそれぞれ東京と岩手に置き、携帯用には角川の『季寄せ』を使っています。そのほか、『実用歳時記』や、『ホトトギス季寄せ』やらなにやら。

 この『いちばんわかりやすい俳句歳時記』にも、例句として拙句を何句が使っていただいています。

 波酔ひのまだ続きをる円座かな   あぶみ 

 黒南風に船の遅れを告げにくる   増田真麻

 黒南風(くろはえ)は、梅雨の時期の南風。梅雨が明けると、白南風になります。

 辻桃子『童子』主宰は、もし無人島に行くなら、旧版『角川大歳時記』を持っていくといっておられます。これはもう絶版で古本でもなかなか手に入りません。事務所にあるのをなんども見ていますが、日本そのものがつまっているような本です。歳時記は、俳句をやっていな人が読んでもおもしろいものだと思います。お茶をやっている人は持ってらっしゃいますね。

  


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