赤羽じゅんこさんが、新刊を出されました!
学級新聞を発行することになった二人の少年の物語です。
このテーマ、とてもいいなと思いました。
今、ニュースはネットが主流になってきています。でも、記者が取材をして記事を書いてという手順は同じはず。
子どものうちは、いろんなことを疑似体験したほうがいい。
敦也は、老人が住む家のピンポンダッシュの犯人の濡れ衣をきせられる。真犯人をつかまえて、その記事をスクープしたい!
友人の作文が「盗作」という噂がたった。その真実をスクープしたい!
コンビを組むのは「魔王」というニックネームの奏太。赤羽さん、登場人物にニックネームをつけるのが上手なんですよ(これ、ご一緒した『並木ビブリオバトル・ストーリー』で思ったこと→どんなニックネームをつけたか、ぜひ読んでください!)
魔王と敦也は、しょっちゅうぶつかるし、すれ違う。でも、次第に・・という展開。
そして、そこかしこに、とても大切なメッセージがちらばっています。例えば、
真実とか、うそがうそじゃないかっていうのも、人によってちがうから、かんたんに決められないと思う。(カバーから)
他にもなるほどと思うフレーズがあります。
私はPTAでも、広報委員を希望するタイプでしたので、学級新聞ってとてもいいと思います。これをやったら、子どもはいろんなことを学べる。記事にするってことは、その取材対象に心を寄せなきゃならないことですからね。
この本を読んだ子ども達が、学級新聞を作ろう! となってくれたらいいなと思いました。
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