『オオカミのお札』(くもん出版)を書くにいたるまで、当然いろいろ出かけたり、読んだりしています。
その大もとは、各巻にも出てくる青梅御嶽山(みたけさん)の大口真神社です。そのオオカミ信仰が、御嶽山を源流となってる多摩川流域に川崎あたりまで広まっていて、それを調べて映画にされたのが、小倉美惠子さんの「オオカミの護符」というドキュメンタリー映画。それを本にしたのが新潮社から発売されています。この映画をポレポレ東中野で観たのも、もう10年以上前かもしれません。
観ながら暗がりで、ずっとメモっていたことを記憶しています。そして、これをなんとか物語にできないかとも思いましたが、当時の私には、その力はなく・・・。
歩いて登る場合の入り口。この近くからロープウエイが出ています。
本殿の裏にある大口真神社
これが、各地に伝わる「講」によって、建立された碑。もっと、ずらりとあるのですよ。映画を観る前に登っていて、そのときは、これはいったいなんなのだろうと思っていました。
山頂付近から臨む東京方面
大神さま こんな記事を書いていたこともありました。この狛犬(オオカミ)は、八王子の中央大学近くにあrます。
こぼれ話④に書いたように、たくさんの方からお話を聞いたり、実際にモデルにして書いています。
でも、何よりも、このおイヌ様に一番力をいただいて、書いた物語です。
執筆する部屋に、しっかりとお札を貼っています。ステッカーもあるのですよ。
オオカミ信仰は、埼玉の三峯神社が有名で、こちらにも一度行きたいと思いつつ、果たせていません。東北にも、オオカミにまつわる話はいろいろ残っていて、『狼が遺したもの』工藤利栄作(北方新社)という本も、イメージを膨らませる参考になりました。
東京近辺の方、ぜひ一度、御嶽山(みたけさん)のおイヌ様にお詣りください。
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