母に、カーディガンがほしいといわれたので、10月に秋田の西部で柿色のカーディガンと中に着るカットソーを買いました。電話をして、そんなに赤くはないからと了解をもらって(スマホじゃないので、写真は見せられない)。そしたら、やっぱり赤すぎると・・・。もっと地味なのがいい。カットソーは、まあまあだったみたい。
黒いカーディガンが欲しいといわれ、東京で探しましたが、母が着られるサイズがあまりありません。みんな大きいんです。するとユニクロのSサイズがよさそうだったので、少し薄いかなと思ったけど、それを送りました。すると、やはり「薄い」と。
やれやれ。
伊勢丹や高嶋屋にはなく、しまむらで、黒と同じ薄いパープルのカーディガン。地味めのカットソーを二枚。まあ、しまむらなので、全部で5000円です(この段階で、いやだといわれても、もったいないと思わない値段でという意識が働く。西部のは、そこそこのお値段だったので)。
そしたら、「うん、まあ、なんとか着る」という返事。なに、その言い方。気に入ってないというのが見え見えだったので、追求すると、「白っぽいのが欲しい」。
は?
年寄り向けの白っぽいのなんてないよ。というと、
そういうのを着てる人がいる。真っ白じゃなくて、白っぽいのに、別の毛糸が編み込んであるみたいな・・とやけに具体的。
なるほど、同じ施設にいる人が着ているのを見て、いいなあ、ああいうのが欲しいと思ったのだな。
でも、白っぽいのが欲しいなんて、初めて聞いたわけです。
まあ、ちょっと怒り口調になってしまいましたが、仕方ありません。生きてるだけでいいのです。
「ありがとう」という言葉はあるんです。
白っぽいのを見つけたら買いましょう。また、違うといわれそうだけど。
私は、明日から一泊で旅行。母はもう、施設にいてどこにも行けないんだからね。
昼の富士山
こういういろんなことって、巡るって、私は考えているのです。
自分が年をとったら、娘に迷惑はかけたくないと思うけど、怒られたりするのもいや。ですからね。
どうなるかなあ。自分の老後。