所属している「童子」では、毎月のようにあちこちで吟行が企画されていました。でもコロナ禍でそれも長くなく、今回はとても久しぶり。
12月ということで皆さん忙しく集まったのは、私を入れて6名。
国立の郷土資料館から古民家のある周辺を歩きました。武蔵野の面影がいまだ残っているところです。写真はあまりいいのがありません。映える写真を撮ろうとすると、俳句に頭がいかないのです。
今回、主宰の辻桃子先生もいらして、いっしょに歩きました。先生がいると、楽しさが5倍くらいになる。これはいままでも何度も経験していること。
夏みかんのある大きな農家さんの前を歩いていて、先生が「おいしそうね~」と声をかけたら、もいでいっていいといっていただき、大きな夏みかんをみんなで、ああだこうだといいながらもいで。そしてこれが、句会ではたくさん俳句になってできてくる! 夏みかんは夏の季語なので、蜜柑で作りました。蜜柑は秋の季語に分類されている歳時記が多いけれど、おいしいのは今の時期なのでOK.。
蜜柑もぐ三年振りに集まりて あぶみ
霜枯のもつてのほかのにほひけり あぶみ
大甕も馬穴も伏せて年木積む あぶみ
先生の句、他の方の句で、すごく好きなのがありました(ここで、出すわけにはいかず残念)。
右に小さく龍の玉が!
句会後は、なんとコロナの間に、ご自宅がマンションになっていた句友のお宅におじゃましてお茶をいただきました。うーん、理想的な老後!
帰宅後、ああ、楽しかったなあと思って、気持ちが明るく前向きになっている自分がいました。こうして、「楽しい」時間を過ごすこと、必要です。
いただいた夏みかん。マーマレードにしなくっちゃ!