fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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97歳の母とのやりとり

2021年12月14日 | 日記
 母に、カーディガンがほしいといわれたので、10月に秋田の西部で柿色のカーディガンと中に着るカットソーを買いました。電話をして、そんなに赤くはないからと了解をもらって(スマホじゃないので、写真は見せられない)。そしたら、やっぱり赤すぎると・・・。もっと地味なのがいい。カットソーは、まあまあだったみたい。
 黒いカーディガンが欲しいといわれ、東京で探しましたが、母が着られるサイズがあまりありません。みんな大きいんです。するとユニクロのSサイズがよさそうだったので、少し薄いかなと思ったけど、それを送りました。すると、やはり「薄い」と。
 やれやれ。 
 伊勢丹や高嶋屋にはなく、しまむらで、黒と同じ薄いパープルのカーディガン。地味めのカットソーを二枚。まあ、しまむらなので、全部で5000円です(この段階で、いやだといわれても、もったいないと思わない値段でという意識が働く。西部のは、そこそこのお値段だったので)。
 そしたら、「うん、まあ、なんとか着る」という返事。なに、その言い方。気に入ってないというのが見え見えだったので、追求すると、「白っぽいのが欲しい」。
 は?
 年寄り向けの白っぽいのなんてないよ。というと、
 そういうのを着てる人がいる。真っ白じゃなくて、白っぽいのに、別の毛糸が編み込んであるみたいな・・とやけに具体的。
 なるほど、同じ施設にいる人が着ているのを見て、いいなあ、ああいうのが欲しいと思ったのだな。

 でも、白っぽいのが欲しいなんて、初めて聞いたわけです。
 まあ、ちょっと怒り口調になってしまいましたが、仕方ありません。生きてるだけでいいのです。
「ありがとう」という言葉はあるんです。
 白っぽいのを見つけたら買いましょう。また、違うといわれそうだけど。
 私は、明日から一泊で旅行。母はもう、施設にいてどこにも行けないんだからね。

  昼の富士山

 こういういろんなことって、巡るって、私は考えているのです。
 自分が年をとったら、娘に迷惑はかけたくないと思うけど、怒られたりするのもいや。ですからね。
 どうなるかなあ。自分の老後。