『家守神①妖しいやつらがひそむ家』は、電子書籍も同時発売でした。フレーベル館さんから以前出した『どこどこ山はどこにある』も電子書籍になっています(こちらは、後からなりました)。
『しゅるしゅるぱん』は、ベネッセ限定(ベネッセの会員だと読めるのかな? 把握しきれてなくて、すみません)、でも最近振り込まれた福音館さんからのわずかながらの印税は、こちからのものだと思います。
以前は、やはり本は紙で、なんていっていました。
でも、電子書籍の自分の本をスマホで読んでみると、思った以上に読みやすい。
場所もとらないこれ、やはり便利かも。
書店さんに買いにいっても、お目当てがない場合、ありますしね。
自分の本の次に買ってみたのは、ツイッターで相互フォローしている、珠下なぎさんという方の『ウラヤマ』です。これは、九州の炭坑の歴史がベースになっている高学年向けホラーです。ウラヤマの鉱山あとの洞窟に少年達が入っていきます。もうこれだけで、怖い。友人が、そこで、何者かに足首を捕まれてしまうんです。う~、怖いです。でも、炭坑の悲しく辛い歴史が絡んできます。ファンタジーは、やはり歴史がからむと、重厚になります。
下手な私の紹介より、
アマゾンからの転機をさせていただきます。私、リアル書店さんを応援したいので、実はアマゾンのリンクは貼らないことにしてるんですが、この作品は、電子のみなので、貼りますね。赤のアマゾンをクリックすると、飛びます。
中学受験を終えて最初の夏休み。オカルトマニアの諒太は、同級生の健人を誘って、古いトンネルを探検することに。古ぼけた社、赤い掌の跡、想像以上の不気味さに戸惑う二人の前を、不気味な声と共に赤い影が横切る。途端に健人は激しい足の痛みに襲われ、二人は慌てて逃げ出す。3日後、もう一人の同級生・拓海と共に同じ場所を訪れるが、今度はトンネルの奥から謎の老人が現れ、「近づくな」と謎の警告を発して倒れてしまう。その後、三人の身に、次々と怪異が降りかかり始め……。「ウラヤマ」、その言葉の意味するものとは?近代史の闇を描く、ライトホラーミステリー。
珠下さん、ファンタジーを書かれる方で、もう一冊、歴史ファンタジーを電子書籍で出してらっしゃいます(児童文学者協会のアンソロジーにも採用され、これからご活躍が期待される作家さんです)。こういう出版の仕方、これからどんどん増えることでしょう
もう一度「ウラヤマ」にもどりますが・・怖いです。ライトホラーミステリー。なるほど。でも、ライトかな? もっとヘビーなホラーもあるから、ライトなのかも。
私、一度ホラーを意識して書いたことがあるんです。それは、偕成社から出たアンソロジー、『
1週間後にオレをふってください』に収録されています。(クリックで飛びますが、品切れですね・・。児童文学者協会の公募に応募して載った作品でした.。絶版にはなっていませんので、書店でのご注文か、アマゾンへの注文で時間かかるかもですが、手にははいると思います)これ、ラストに救いがないので、ライトじゃないのかも。なんて、今思っています。そして、ここに盆栽が出てくるのが、私的には苦笑です。盆栽に関連したアンソロジーが年明けに出ますので。実は盆栽好きです。盆栽が主人公の絵本も、今ご検討いただいているところ。(ダメかもしれないけど)
お正月の旅行用に、何かまた電子書籍を買っておこうかな。
あ、そういえば、最初に買った電子書籍は、『漱石句集』でした。これは、アマゾンで紙の本を買うつもりで、間違ってしまったのでした。