梅さんのかわら版.umelog

我が家の琉球朝顔~オーシャンブルー

”楢山節考を狂言で観る”

2016-12-07 20:23:44 | 日記・エッセイ・コラム

楢山節考と言えば、本県出身の深沢七郎が笛吹市境川町の大黒坂を舞台に書いた有名な小説だ。
過去には何度か映画化されたり、舞台でも公演されている。
それが、伝統芸能「狂言」で舞台化されると聞き、昨日文化ホールに観に行ってきた。
なんとこれは、昭和32年の初演以来58年間封印されていた作品だそうだ。
狂言というと、ちょっと難しいという先入観がある。
しかし、知っている物語で、知っている狂言師「野村萬斎」さん親子が演じるということで
又入り方も違ってくる。

この公演は、コラニ―文化ホール側が、
「原作者の故郷の人になんとしてでもこの優れた舞台を紹介しなければならないという使命感から
特別にお願いし、実現いたしました」と言う程のお勧めの舞台だったらしい。

始まる前におよそ30分以上の解説があった。又、丁寧な資料も添えられている。
この予備知識により、かなり理解が深まった。
野村萬斎さんというと、NHKのEテレで、「ややこしやたらややこしや」なんて、
とても楽しく狂言を演じているが、また違った姿を見せてくれた。