梅さんのかわら版.umelog

笛吹市~桃の花

手書ということ

2022-07-10 14:09:19 | 日記・エッセイ・コラム

日曜日に愛読している海原純子さんの新・心のサプリ
今日は「手書きの原稿」だった

手書きという文化から遠ざかって何年たつだろう
仕事を始めた時は「和文タイプライター」を使っていた
カーボン紙と薄紙を重ねて一文字一文字づつ拾って打つのだ
字の羅列を覚え、又力を入れると紙を打ち抜くので手加減をし…
如何に早く打つか…なんて競ったものだ

その次はワープロだ
タイプライターより力を入れずに打てるので、これは画期的と思った
だが、だが、パソコンが導入された時は衝撃が走った
一太郎かWordか?
などと未だどちらがいいのかも分からない未知の世界

導入してこれ程便利なものはないと感動した
間違ってもすぐに直せる、消えても復活できる
保存が出来る、コピー&ペースト…
今では、考えられないほどの技術の向上だ

そうそう、手書きについてだった
海原さんは、パソコンを使うことによって手書きが減り、
それによって字を忘れてしまった
ということを言っている
umeさんもそのことを感じている
子供たちは一生懸命字を習っているが、
その字が大人になるとあまり使われなくなるという現象は寂しい

umeさんは、幸いにも俳句をやっている
この俳句は字が命、季語もそうだが字も命なのだ
一つもことを言うのにも言い方がいろいろある
17音に収めるには短い言葉に置き換えて使う
辞書を見て、書いたり消したり…
辛うじて手書きの世界を味わっている

ついでに、見た目も大事だ
   一月の川一月の谷の中 飯田龍太
俳句界で有名な句がある
俳句は縦に書くが、この句を縦に書いて読んでみると
左右対称になるというのだ
漢字って奥が深いナ