私達が歩いた小仏川沿いの遊歩道は川から離れたり近づいたりしながら
木々の間を縫って続いている細い道でした。
カッコウのさえずりを聞き、あまりにも近くで鳴いているので
姿を探しましたが見つかりませんでした。
川に近くなっている所で立ち止まり川を見ると
澄んでいて綺麗な水の流れでした。
途中、川を見渡せるところがあり、川幅は広くなく両岸の木々の葉が
覆いかぶさるような感じで川面に緑が映り込んでいました。
ウツギの花が河岸に咲いている様子はとても素敵な雰囲気でした。
川から離れてしばらく歩いて行くと遊歩道の脇で小さな丸い実がついた木が
所々にあり、
調べて見ると、春に日影沢で見た黄色い花の咲く
『アブラチャン』(油瀝青)の若い実でした。
春に「カテンソウ」(花点草)を見た辺りの遊歩道の反対側で「白いオドリコソウ」が見られました。
我が家の「キバナオドリコソウ」とは少し違っていました。
「ノイバラ」(野茨)を見つけて嬉しくなりました。
素朴な感じで咲く白い野生のバラを見られるのは何より嬉しいことです。
又、「マユミ」(真弓)の花を見つけました。好きな実の一つなので
こんなに沢山咲いていたら、秋に濃いピンクの実を見に来れたらと思いました。
遊歩道の路が行き止まりになったのでバスの通る道へ出る為に畑の脇を通った時、
柿の木がありました。丁度柿の花が咲き始めているのを見ることが出来ました。
バスの通りに出てすぐ近くに
『駒木野庭園』があるのでちょっと休憩を兼ねて寄って見ました。
数年前に出来た日本庭園で、「池泉回遊式庭園、枯山水、露地、
季節の花々、野草、錦鯉、盆栽」等が見られますが
あまり時間がなかったのでさっと見るだけにしました。
黄色い花が見頃で気になって撮って帰宅して調べると何年か前に
小石川植物園で見ていた「キソケイ」(黄素馨)でヒマラヤや中国原産の
常緑の低木でモクセイ科の花でした。
素馨というのはジャスミンのことらしいのですが香りはありませんでした。
6日間もかかって日影沢から小仏川沿いを歩いて見た
花や実、風景を載せましたが今日で最後です。春に比べると花の数は少なかったのですが
爽やかなお天気の日に、緑の中を花を探しながら歩いて有意義な1日を過ごせました。
撮影日 5月14日