小石川植物園の薬園保存園、分類標本園、巨木林、針葉樹林等は高台にあります。
そこから下りて行くと日本庭園や梅林などがあります。
日本庭園へ下りて行ってすぐの散策路脇に一株だけ
「ソバナ」(蕎麦菜)が咲き残っていて驚きました。
日本庭園の池を眺めました。今回は庭園の様子を撮らなかったのですが
『昨年12月』に来た時に写真に撮っていました。
池の反対側に行き、いつも秋に撮る赤い実を撮りました。
「トキワサンザシ」(常盤山査子)別名「ピラカンサ」だと思うのですが、
綺麗に刈り込んであって近所で見るピラカンサと少し違うようで
もしかしたら別の植物かもしれません。
『追記』この赤い実は「コトネアスター・ホリゾンタリス」と林の子さんに教えて頂きました。
少し先に進むと大きな「ナンキンハゼ」(南京櫨)の木があり、
見上げると上の方が少し紅葉していました。
でもすぐ頭の上あたりの葉や実はまだ緑のままでした。
熟した果実がないか探していると実がはじけて
中の白い種が見えているものが見つかりました。
ソバの池には赤や黄色に色づいた葉が落ちていました。木全体が
紅葉しているのを見たかったのですが落ちた葉しか見られませんでした。
去年も見た「ヒョウタンボク」(瓢箪木)の赤い実が
今年も沢山見られました。別名「キンギンボク」
赤い実が二つ付いていますが、2つの果実が赤く熟す頃にくっついて
瓢箪形になることからなのですがヒョウタンと違って両方とも同じ大きさのものが多いです。
一つのものもありましたが片方が落ちてしまったのかもしれません。
「ムラサキシキブ」(紫式部)がはのあいだで木漏れ日を受けて咲いていたので、
この秋もう何回か撮ったのですが綺麗だったので思わずシャッターを押しました。
小さな池の様な湿地の様な所で「ラクウショウ」の気根をみました。
この場所はいつも通るのですが小石川植物園に
『6、7年前に来た頃』に撮っていましたが
最近はこの先にある花達の方が興味があってちらっと見て通り過ぎていました。
先に進んで行くと「ラクウショウ」の並木がありますがまだ紅葉していませんでした。
この後、早春に「ハヤザキマンサク」(早咲き満作)、「ニシキマンサク」(錦満作)、
春には「ヒエンソウ」(飛燕草)「アマナ」(甘菜)等が咲く道に行ってみると
「コマユミ」(小真弓)の実が沢山枝についているのを見つけました。
この道は小石川植物園に来た時はいつも通る道なのですが、
「コマユミ」の果実を見たのは初めてでした。花も見ていなかったので驚いてしまいました。
もしかしたら時期的に花が咲く時期や実のなる時期に来ていなかったのかもしれません。
「コマユミ」はニシキギ科で
『マユミ』の実と違っていてどちらかというと
『ニシキギの果実』に似ていました。
撮影日 11月16日