皇居東御苑で野草の島を出てバラ園へ行って見ました。東御苑のバラ園は
園芸種よりどちらかというと野生種のバラが植えられています。
「ノゾミ」 小さな可愛い素朴なバラがびっしり咲いていました。
「ハマナス」(浜梨)の赤と白の花が丁度見頃を迎えていました。皇太子妃殿下雅子様のお印の花です。
優しい色合いのバラ、「フローレンスナイチンゲール」は見頃の花が見られなくて
咲き始めていたばかりの花をやっと探しました。
フローレンス・ナイチンゲール国際基金発足75周年に当たり作られたアニバーサリーローズで
国際看護師協会より献上され天皇皇后陛下がご植樹なさいました。
少し離れた「富士見多門」の近くでは「アジサイ」(紫陽花)がもう青く色づいていました。
本丸広場近くでは「シモツケ」(下野)が見られました。
本丸広場の芝生を横切って休憩所近くへ行き少し野草の島の方へ歩いて
「アブラチャン」(油瀝青)の木を見に行ってみるともう緑の果実がいくつも実っていました。
油分を多く持った植物でこの性質を活かして、たいまつや焚き火などに利用されてきたそうです。
その少し先では「カシワバアジサイ」(柏葉紫陽花)が咲き始めていました。
本丸休憩所の方に戻って少し離れた所にある「ミヤマシキミ」(深山樒)は
花が終わり、緑の果実になっていました。秋になると真っ赤になります。 果実も含めて全体が有毒
本丸休憩所脇にある「トウグミ」(唐茱萸)の木に赤い果実がいっぱいなっていました。
熟していておいしそうでしたが、採って食べることが出来ず見るだけでした。
休憩所のすぐ近くにある「ニワウメ」(庭梅)の木でも小さな果実がみのり始めていました。
その株の根元あたりで「キキョウソウ」(桔梗草)が咲いていました。
昨日、「ヒナキキョウソウ」としていましたが間違っていたので「キキョウソウ」と訂正しました。
とても小さなキキョウに似た花で花の大きさは2センチもなく背丈も15、6センチ位でした。
4月末に来た時も咲いていた「カラタネオガタマ」の花を見た後、
本丸跡から潮見坂を下って行く途中、大きな木の根元で
「トキワツユクサ」(常盤露草)が濃い緑の葉の間で白い小さな花を咲かせていました。
撮影日 5月16日