主役2人の輝きは流石
大きな黒い瞳、濡れたように艶やかな黒髪、白い肌のタマラ・ロホは小柄ながら一際目立つ存在感。
目の覚めるようなトリプルもふんだんに入れた連続フェッテの安定感、アラベスクのポーズからそのままパートナーの手を離してのバランスの見事さなど、テクニシャンの彼女ならではの見せ場が多く、客席のため息を誘います。
ジェラシーを見せる場面のアネゴなキップの良さ、後から抱きしめて肩に顔を埋めるバジルに応えるコケティッシュで艶やかな表情など、演技派としての定評あるところも見せて、実にゴージャス。
対するバジル、ホセ・カレーニョは、20世紀の天才、ルドルフ・ヌレエフが自分のために振付けた、超絶技巧を難なくこなし、しかも身のこなしは常にエレガント。
トゥールザンレールの切り込みの鋭さと着地からアラベスクに至る流れの流麗さには惚れ惚れします・・・。今回は回転技のロホを意識してか、最後のグラン・パ・ド・ドゥで連続5回(?)フェッテも入れる充実振り。
そして着実でジェントルなサポートも彼の真骨頂。長いバランスのロホの背後で気配を感じたらすぐにいつでも、という体制でさりげなくスタンバイしている彼の存在で彼女も一層伸び伸びとテクニックを炸裂させることが出来たのではないでしょうか。
最後の息をも次がせぬグラン・パ(異常に短い時間に感じました!)を観て、今日は本当に来て良かった!!と・・・。
最後、満場を揺るがす拍手のカーテンコールの後、客電が点り、幕が閉じた内側でスカラ座ダンサーたちによる拍手と口笛が・・・。
帰り道を急ぐ観客の足を止めます。
自然とオーケストラピットに近づき、幕の内側からの拍手に呼応するように、帰りかけた観客が三々五々拍手を始め、それが大きなうねりになり・・・。
もう一度幕が開けられ、舞台近くに詰め掛けた観客の笑顔と拍手を浴びたスカラ座ダンサーの笑顔。
タマラの眼に光るものがあったような・・・・。
楽屋口でのサイン会でタマラに次回の来日予定を尋ねたところ、来夏のロイヤル公演には参加されるとのこと。楽しみですねv
大きな黒い瞳、濡れたように艶やかな黒髪、白い肌のタマラ・ロホは小柄ながら一際目立つ存在感。
目の覚めるようなトリプルもふんだんに入れた連続フェッテの安定感、アラベスクのポーズからそのままパートナーの手を離してのバランスの見事さなど、テクニシャンの彼女ならではの見せ場が多く、客席のため息を誘います。
ジェラシーを見せる場面のアネゴなキップの良さ、後から抱きしめて肩に顔を埋めるバジルに応えるコケティッシュで艶やかな表情など、演技派としての定評あるところも見せて、実にゴージャス。
対するバジル、ホセ・カレーニョは、20世紀の天才、ルドルフ・ヌレエフが自分のために振付けた、超絶技巧を難なくこなし、しかも身のこなしは常にエレガント。
トゥールザンレールの切り込みの鋭さと着地からアラベスクに至る流れの流麗さには惚れ惚れします・・・。今回は回転技のロホを意識してか、最後のグラン・パ・ド・ドゥで連続5回(?)フェッテも入れる充実振り。
そして着実でジェントルなサポートも彼の真骨頂。長いバランスのロホの背後で気配を感じたらすぐにいつでも、という体制でさりげなくスタンバイしている彼の存在で彼女も一層伸び伸びとテクニックを炸裂させることが出来たのではないでしょうか。
最後の息をも次がせぬグラン・パ(異常に短い時間に感じました!)を観て、今日は本当に来て良かった!!と・・・。
最後、満場を揺るがす拍手のカーテンコールの後、客電が点り、幕が閉じた内側でスカラ座ダンサーたちによる拍手と口笛が・・・。
帰り道を急ぐ観客の足を止めます。
自然とオーケストラピットに近づき、幕の内側からの拍手に呼応するように、帰りかけた観客が三々五々拍手を始め、それが大きなうねりになり・・・。
もう一度幕が開けられ、舞台近くに詰め掛けた観客の笑顔と拍手を浴びたスカラ座ダンサーの笑顔。
タマラの眼に光るものがあったような・・・・。
楽屋口でのサイン会でタマラに次回の来日予定を尋ねたところ、来夏のロイヤル公演には参加されるとのこと。楽しみですねv